今日は。
ポール・マッカートニー 2013年OutThere 日本ツアー 11/21のコンサートレポートの続きです。
(ちょっと長いです)
開場が30分遅れ、開演も30分遅れました。
1.Eight Days a Week(1964/Beatles For Sale)
ポールはSGT.ペッパーズのジャケットのような燕尾服にヘフナーのベースを抱えて登場。
この曲はライブで初めて聞きました。
イントロのギターのコードワークもやってました。
最後のエンディングで活躍するベースとギターでぴこぴこやってるフレーズもやってました。
2.Save us(2013/NEW)
新作NEWから選曲。お?かっこいい!
登場の時に着ていた燕尾服は、一曲だけであっという間に脱いじゃいました。暑い、、熱いんですね!
ジャケットの裏地が真っ赤でとても派手です。
でも遠くてなんだか分からなかった。あとで確認したら日本をモチーフにした図柄だったようです。
ズボンをサスペンダーでつってます。サスペンダーがお気に入りなのかよく触っていました。
3.All My Loving(1963/With The Beatles)
好きな曲です。ハモリもソロも再現!
メロディが甘酸っぽく感じるのです。
4.Listen to What the Man Said(あの娘におせっかい)(1975/Venus And Mars)
ギターの人が、シタールギターを抱えたので何をやるんだろ?と思ってたら
「あの娘におせっかい」だ!来たー!
中学生の頃に、流行った曲です。懐かしいです。
オリジナルで印象的な ソプラノサックスパートは、キーボードのポール・ウィッキンスがシンセで弾いてました。
うまい!
キーボードなのにサックスそっくりだ。テープじゃないかな?と疑ってたら口に何かつけてた。
よく見えませんでしたが、どうやら、ブレスコントローラを使っているようです。
息のスピードでシンセのニュアンスを変えて管楽器のような音が再現できます。
もちろん、練習しないとできないでしょうね。
5.Let Me Roll It(1973/Band On The Run)
ポールは、正面にカラフルなイラストが書かれたレスポールに変えました。
イントロから続く曲のメインリフを力強く弾いていました。
終った!と思ったら、スピードチェンジしてジミヘンの曲に変わりました。
ポールはソロも弾いてました。
なんて曲だろう?と調べたら、巷では、「フォクシーレディ」という噂が出ています。
6.Paperback Writer(1966)
ギターをエピションカジノに変えました。
これはセミアコタイプのギターで、当時使っていたギターだそうです。
よく見ると、グレッチのアームもついてる。たしかにレコードで聞いたギンギンとしたギターの音ぽいです。
この曲は、ビートルズの来日でもやってましたが
こだまのようなコーラスが難しいんじゃないか??と思ってましたが
バックバンドみなさんは、コーラスもとてもうまいんです。
7.My Valentine(2012/Kisses On The Bottom)
グランドピアノに移って、去年発売されたスタンダード集からMy Valentine。
今の奥さんに捧げられた曲です。
8.Nineteen Hundred and Eighty-Five 1985(1973/Band On The Run)
こちらもライブで初めて聞きました。Band On The Runの最後の曲。
9.The Long and Winding Road(1970/Let It Be)
オリジナルは、作った当時の心情が出た悲壮感ただよう歌声ですが、
ライブでは当時を懐かしむようなそんな歌い方です。
アレンジですが、ストリング音がはいったオリジナルスタイル。
作った時のGetBackセッションは、シンプルなバンドサウンドを目指すというコンセプトだったのに
勝手にストリングスを入れたのが気に入らなかったと聞いたことがあります。
ウィングス時代はブラスアレンジでしたが、オリジナルにあわせています。
ポールが考え直したのか、ファンを思ってか??
きっと個人のエゴより、オリジナルが好きなファンを大切にしたんでしょう!
10.Maybe I'm Amazed(恋することのもどかしさ)(1970/McCartney)
「リンダノタメニツクリマシタ〜」いやいやそんなこと日本語でいわんでください。
また、泣けてくるじゃん。
My Loveも聞きたかったけど、この曲のポールのボーカルも好きです。
まるでメロトロンのようなバックのコーラスも、ギターソロのメロディも最高です。
11.I've Just Seen a Face(夢の人)(1965/Help!)
またアコギにもどった。ギターやったりピアノやったりベースやったり何でもできるんだな。
ポール以外あまりみえなかったので分からなかったけど、アコギ3本?パーカッションだったのかな?
この曲はHelpのような派手なギターのからみはなかったが十分雰囲気はでていました。
シンプルなカントリー調の曲でもポールのメロディは最高なのです。
12.We Can Work It Out(1965)
オルガン風キーボードとアコギのアレンジにコーラスもず〜っと入ってる。
シンプルな曲に聞こえますが、途中でワルツ調になったりして演奏が難しそうですが何事もなくこなしてました。
13.Another Day(1971)
ギターはアコギ12弦。そうか!ここは12弦ギターだったんだ。
色合いから見て絶対ギブソンだと思う。
ポールはピックをポケットから入れたり出したりしてた??
普通はマイクとかギターの裏とかに貼ってると思うんだけど。。
しかも左右の両方のポケットに?(笑
14.And I Love Her(1964/A Hard Days Night)
ポールがマーチン。ギターの人がナイロン弦のクラシックギターでソロとアルペジオまじりのバックを弾いてました。
あとベースと、パーカション。コンガとぴこぴこ音がするやつ。
ぴこぴこ音のやつはキーボードの方が担当でした。
15.Blackbird(1968/The Beatles(WhiteAlbum))
ポールのマーチンのアコギ。
ポールはアコギもうまいですよね。
16.Here Today(1982/Tug Of War)
ジョンのために作った曲。
アコギのソロ。映し出された映像で2段になった滝の真ん中の水たまりの上で歌っているような錯覚になる演出です。
荘厳な感じ、天国にいるジョンと語り合ってるようなイメージです。
ジョンのコンサートも一度見たかったです。
17.NEW(2013/NEW)
'90年頃から使っているサイケな色合いのピアノに移って、新作からタイトル曲。元気いっぱいです。
18.QUEENIE EYE(2013/NEW)
またまた新作から。
気のせいだとおもいますが、バンドは新作の演奏のほうが生き生きしていませんか?!
19.Lady Madonna(1968)
ポールのピアノと熱唱が続きます。
バックはギターにかぶせてサックス音(シンセで)がなってた気がするけど。。
それから、またキーボードのが カズーのようなものを口にくわえた映像を見た気がする。
だとするとサックスソロはブレスコントローラはどうなってたんでしょう?
記憶にありません。
だんだん、分からなくなってきた。。
20.All Together Now(1969/Yellow Submarine)
ピアノからマーチンのアコギに移り、All Together Now。ライブで初めて聞きました。
映画の中でもみんなで最後に白黒?で歌ってた曲。
曲のイメージに合わせてスクリーンに可愛い?ゆるキャラが登場して、一気に和やかな雰囲気に。
21.Lovely Rita(1967/Sgt.Peppers Lonely Hearts Club Band)
12弦アコースティックギターに持ち替えてLovery Rita。
前回のツアーの時は、Sgt.〜から「シーズ・リヴィング・ホーム」をやりましたが、今回は、ラブリーリタ。
毎回、何かしらSgt.〜から必ず新しい曲をやってくれます。
22.everybody out there(2013/NEW)
朝からコンサートの為に並んだせいか、このころからそろそろ腰が限界なのです。
23.Eleanor Rigby(1966/Revolber)
6弦アコギに戻りエリナーリグビー。
ポールの声は、若いころの伸びはありませんが、71歳になってもがんばってます〜。
コーラスは、ドラムの人とギターの人。
あーるかろーざろんりーぴーぽーーー
のサビに違うメロディをかぶせるボーカルアレンジがいい。
話がそれますが、これはZeppelinの「アキレス最後の戦い」で同じ手法をつかってます。
24.Being For The Benefit Of Mr.Kite(1967/Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band)
ジョンの曲をポールが歌います。
ジョンの曲は、アレンジが凝ってる曲が多いのですが、この曲も演奏には結構やっかいではないかな??
サーカスのブランコ乗りのようなイメージのオルガンのフレーズを早回ししたような音は
キーボードで弾いたものではなく録音した音を流したんだと思います。
25.Something(1969/Abbey Road)
ジョージからもらったウクレレで始まりました。ジョージにも拍手です。
2002年の時は最後までソロでしたが、今回は途中からバンド演奏になりオリジナルに近い演奏になりました。
ポールは、バンド演奏の時は、ウクレレからアコギに持ち替えてました。
関係ありませんが、オリジナルのジョージのリードギターは全編スライドだと思うんだけどなぁ。。
26.Ob-La-Di, Ob-La-Da(1968/The Beatles(WhiteAlbum))
ほんとにポールの作る曲はメロディがよい、神がかってます。
「ミンナデイッショニウタイマショウ」みたいな事言ってましたが歌えん。
けっして歌が下手だから歌えないのではありません!
ポールの曲が音域高いので、ほとんでの曲が歌えないのです!無理言わないでください(笑
これもライブ初めて。
27.Band on the Run(1973/Band On The Run)
イントロのシンセは、リンダのパートだった。いろんな意味でドキドキしながら聞いてました。
今、思うとそれも生きていればできること。。それだけで泣けちゃうのです。
28.Back in the U.S.S.R.(1968/The Beatles(WhiteAlbum))
ジェット機の音だけで、この曲の開始が分かる。痛快なロックンロール。
途中で、歌詞をバックインザジャパーンとか、トーキョーとか変えてませんでしたか?!
うれしい一瞬でした。
ベースはここはリッケンバッカーを弾いてる姿も見たかった。
重いからダメなのかな?(笑
29.Let It Be(1970/Let It Be)
再び、グランドピアノに向かいレットイットビー。ギターソロは珍しくオリジナルに縛られないソロでした。
スクリーンに流れたのはタイのコムローイの映像かな?
夜空に浮かぶろうそくの光が幻想的です。日本の精霊流しのような祭りです。
30.Live and Let Die(007 死ぬのは奴らだ)(1973)
演出のクライマックスはなんといっても「死ぬのは奴らだ」だ!
爆竹に炎にレーザー。ピアノのバラードから一転、早いテンポに切り替わる前にドカーン!
最後に不意をついてまたドカーン!
途中でギターの人が爆風で倒れる悪ふざけ。
演技だとは思うけどステージ上もどきどきしてるんだろうな〜
何度見ても驚く演出。
もう、これを見ないと帰れないね。
31.Hey Jude(1968)
ヘイジュード。コンサート最後の曲。
もう何度聞いてもいい曲だね。最後は観客と歌うおなじみの演出。
男性だけウタッテー
ダーダーダー、ダ、ダ、ダ、ダーー、ダ、ダ、ダ、ダーー、ヘイ・ジューーー
女性だけウタッテー
ダーダーダー、ダ、ダ、ダ、ダーー、ダ、ダ、ダ、ダーー、ヘイ・ジューーー
ニューハーフの方は男の子パートで歌うのか?女の子パートで歌うんだろうか。
と余計な心配してたら、スクリーンにも楽しんでいる観客の姿が映し出されました。
あ!萬田久子さんがいらっしゃいました。
他にもいらっしゃったようですが、わかったのは萬田さんだけでした。
いつまでも続いてほしいコーラスもいつかは終るのです。
最後に、みんな肩を抱き合いエンディング。
ここからアンコールになります。
32.Day Tripper(1965)
ポールはベース。
ギターのイントロにベースが被さる。あのラインをベースで弾きながら歌うポール。
しかもギターよりべースのフレーズの方がのってる。やっぱりすごいや。
ドームなので音はそんなによい訳ではありません。今はなんとか聞ける。良くなったんだよ。
33.Hi, Hi, Hi(1973)
シャッフルリズムのHHiHi。
懐かしい〜。昔NHKでやったポールのテレビ特番でもライブ演奏してました。
「モットキキタイデスカ〜?」イェー
「ボクタチモモットエンソウシタイデース」イェーーウォーーー
そんな感じだった。
34.Get Back(1969/Let It Be)
1回目もアンコールの最後。ピアノやギターのアドリブをまわした後、
演奏が終わりそうになっても、また再開。盛り上げ上手なポールさん!
ここで、アンコール終了。一旦引っ込みました。
35.Yesterday(1965/Help!)
再び現れたポール。アコギでイエスタディ。
ここで主催者からポールへ感謝を伝えるための内緒の演出が始まりました。
観客みんなで赤のサイリウムを振ってポールに感謝を伝えました。

でももうみんなイエスタディ始まる前から光りだしてばればれでしたが
それでもドームの中は、素晴らしい赤い海。
波がイエスタディに合わせて波が揺れて美しいです。
ポールが感動する前に感動しちゃったのです。
ありがとう。ポール
36.Helter Skelter(1968/The Beatles(WhiteAlbum))
イギリス国旗の模様があしらわれたヘフナーベースをもちヘルタースケルターに突入。
「エリザベス女王在位60年記念コンサート」用に作られたベースらしい。
終盤に来てこんなハードな曲をやるなんて、ポールまだまだ元気いっぱいです。
37.Golden Slumbers〜Carry That Weight〜The End(1969/Abbey Road)
いよいよポールがみんなとスタッフに感謝の言葉を伝え、ピアノに座り本当のラスト曲です。
Once there was a way
To get back homeward〜
子守唄風バラードの後、
The Endのドラムソロに入りポールはその間に、リンダからもらったレスポールに持ち替えて
お決まりの 3人でのギターアドリブ回し。楽しそうです。
何回、回すか決まってるのか分かりませんが、決めのフレーズだけは変わらないようです。
歌詞をよんでもよくわかりませんが、この曲には心を動かされる何かがあると思います。
最後に、見事な演奏会でした。
ポール「また会いましょう」
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