こんにちは。先週からe-Saxがとどきました。
e-Saxは、ベストブラスという管楽器製造販売?会社が開発したサックス消音機です。
消音機というより、減音機かな?
いままでのサイレントバッグとの違いは、サックスに布製バッグをかぶせるという発想から1歩進めて、サックスをプラスチックケースで覆ちゃうという発想で作ったみたいです。プラスチックケースにしたおかげで、サックスを容易に固定できるようになり、セットアップの確かさや操作性が大きく向上しています。
簡単にレポートします。いままで使っていたサイレントバッグと比較しながら記事にしてみました。
[防音機能]
防音効果自体は、e-Saxとサイレントバッグと大きくはかわりません。サイレントバッグは試行錯誤したおかげでタオルを詰め込めばかなり音を小さくできます。話声ぐらいには小さくなっています。計測していないので大きさ不明。。
[再生音]
サイレントバッグは、C以下はほとんどでません。
e-Saxはセッティングや体調?がいいと下のBbまでだすことは可能です。C以下のロングトーンは無理ですね。
[セットアップ]
セットアアップは、サックスの大きさや、形にあわせて、中のセットアップ用の部品を位置を決めてサックスを載せて終わりです。手の自由度を考えてなるべく奥目にセットしています。最初は試行錯誤が必要なんで時間がかかりますが決まれば30秒もしないでセットアップできます。
(Tips) 標準から外れてサックスを奥目にセットするとアダプターがぐらぐらしちゃうので、おまけについてたアダプターでベルの下を支えてやると安定します。
サイレントバッグに比べると、オクターブキーに干渉することはないので非常に使いやすいです。サイレントバッグはかなり使いこなしに手間取りますがe-saxはそのようなことはありませんでした。
[演奏面]
手を入れた口の自由度が少ないのが欠点です。そのため機種毎に違うか分りませんが、サックスを標準位置にセットすると、右手のサイドキーはほとんど使えません。思いっきり奥目にセットしてなんとかなります。 左手のテーブルキーのBは、十分押さえられなくなりました。手が小さい人には無理かもしれません。これも自由度が少ないためのデメリットと思われます。
サイレントバッグは、左手の自由度は高いけどどちらにしても音は出ないので意味なし。右手の自由度も高く、サイドキー使用には問題ありません。
[重さ]
2K、サックスを入れるとかなり重たいです。座って出来る環境が欲しくなります。
サイレントバッグは布製なので、タオルを詰め込んでもそれほど重くならないです。
[内部マイク]
ヘッドフォン使わないと聞こえないほど音が小さいわけではないので使ってません。
[総評]
静粛性が優れているというよりも、いままのサイレントバッグ系の製品にはない使いやすい製品だと思います。まだ完璧までは遠いかな。
サイレントバッグが50点だとするとe-Saxは70点ぐらいかな。
及第には、低音が出にくい。手の自由度が少ない。の2つの課題の解決が必要です。

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