自分自身の身の回りの状況を考えて出した答えは普通の車に乗るとゆう答えでした、かわいい奴ではあるもののやはり生活も大事と。
変態車ではあるもののあっさりととある愛好家にゆずることが決まり、なんとなく気が抜けていたのか受け渡しの前々日にオーバーフェンダーをぶつけてしまします、これはワンオフで作られたと見られる通常のA112アバルトのアレとは違います、このまま次のオーナーに渡すのも心苦しいが時間が無い。
ダメ元でお世話になっているT板金のA親方に無理をお願いすると板金、整形、色合わせ、塗装が2時間足らずで終わってしまった。
Aさんも驚くほど何もかもがドンピシャだったらしく、特に夕焼け色を1発で調合出来た事も奇跡的かと(無論元々腕が良いのですが)。
やっぱコイツも一番綺麗な姿でいたいのか、または最後を知っての事か本当にスムーズに終わりました。
さて受け渡し当日は観光がてら某所まで200kmほどAさんとお別れのドライブです。
いちを点検らしき事をして準備をしていたら予定より40分ほどおくれて出発したのでガンガン飛ばします、高速も全然快調です。
あと30kmほどで到着しそうな時になって加速が悪くなってきます、何故か元気が無くってくる、慌ててSAに寄りクーラント、E/gOILを見ても量も温度も問題無い、少しペースを落とし遅れるのを承知で向かいます。
すでに次のオーナーとなる方が待っていてくれていました、先ほど何か調子とゆうか機嫌が悪かったのですが試乗する頃にはまた元気を取り戻しています、オーナーも大喜びで夕焼け色のアウトビアンキを乗って去っていきました。
見た目とは裏腹のエンジン音を響かせて・・・・・
後日衝撃的なことを買い受けたオーナーからTELで聞きます。
僕と別れた後アウトビアンキはエンコしたそうです、かなり苦労もされたようです、申し訳ない気持ちもありつつどこか嬉しいような気持ちもありました。
やっぱりあいつは別れが辛くぐずっていたんだ、やっぱり俺でないと乗れない奴だったんだ、と。
今何処で夕焼け色のあいつはいるのだろうか?もう廃車されちゃったかな〜、それとももっと化粧してもらって美人になってるかな〜、また会ってみたい。

購入した頃の段付(なんちゃって1600GTV風)とアウトビアンキアバルトの貴重な2ショット。僕しか乗れませんから2台並べるのは困難でこの写真しか残っていませんでした。