茨城某所にて待ち合わせて赤の1600GTV段付を見せてもらう事に。
とても真摯な方でいつもお世話になっているGSにお願いしておいてくれたらしくリフトの上に1600GTVが載っていました。
ジュリアだけでなく旧車の場合サイドシルやジャッキアップポイント、フロアーの腐りが一番厄介でありかつその車両のコンディションも良くわかるポイントなんです。
オーナーさんは自信があったからこそ最初にこの部分を見せてくれたと思います、まずまず綺麗です。
ブレーキホースや各種ワイヤー類も真新しそうで、何故かアルファリカンビの価格のついたシールも付いたまま装着されています、そのシールの汚れ具合からしても整備はさほど昔でない事はわかりました。
さてリフトから降ろしGTVをお日様の元で拝見。
(ここは重要です、けして夜間や暗い室内で車両を見て判断はしないように!塗装の具合や色むら、ボディーの状態が正確に判断できません。)
まず全体を少しはなれて見てみます、おおむね姿勢良し。
次にサイドを目線が並行になるように見ます、特に酷い歪みなし。
次にフロントの真正面から見ます、姿勢も崩れなくグリルまわりも良し。
リアも同様に見ます。
外観が終わったら室内に目を向けます。
綺麗にUS製と思われるリプロのカーペットが敷きつめられていますのでめくりフロアーを見ようとしますが困難、しかし裏側から見ている限り大丈夫そう。
シートのへたりも許せる範囲でオリジナル。
メーターパネルならびにダッシュボード1部割れがあるものの良し。
案外室内の汚い物は少ないです、逆にいえば室内が綺麗だからといって安心は出来ません。
E/gルーム内もほぼオリジナル、エア吸出しの象の鼻みたいなのも付いています、トランク内もほぼノーマル。
さて始動してもらいます、白煙は噴いていません。
音も異音は無さそう、まずまずで嬉しいです。
さて試乗の許可を取りドライブしています、最初は3000回転ぐらいで少し走らせてから何度か6000回転付近まで回させてもらいます。
しかしこの1600E/g全然力が無いんです、回るには回るのですが前に進んでいないような・・・・・、ブレーキは普通に効きます、でも加速が悪いだけになんだか判断できません。
結論としては保留とさせてもらいました、またもしほかの方が見えたら諦めるとゆう趣旨も伝えました、先方の希望価格は\220万、まあ悪くない価格です。
僕らの思ったことは外観の部分で塗装がなんとなくもったりしていた事(Aさん曰く多くパテが盛られているだろうとの事)、またアメリカ並行輸入らしくアメリカらしい(現在はそうでもないようですが)修理の仕方が気になります(塗装も含めて)。
そして何よりE/gのパワー感があまりにも無い事が気にかかります、「まさか1300ccだったりして・・」なんて思ったり。
赤くて段付で1600GTVで割と程度良さそうで市場価格で言えば300万ぐらいはSHOPならつくだろうコンディションでしたが僕のインスピレーションとはなんとなく合わず次のジュリアに会いに行きます。