オイラが「*pnish*vol.8ワンダー・ボックス」の頃から、とても気に入っているステッキーな俳優さん。「湯澤幸一郎」さんのお話です。
オイラが初めて湯澤さんを観たのは「ワンダー・ボックス」という舞台でした。
主役の神堂敦志(佐野瑞樹さん。大樹っちゃんのお兄さんです)のライバルと言うか、敵なんですけど、もの凄い衝撃を受けました。
まず、キャラが立ちすぎ!!(爆笑)スペンサーは、やりすぎですよぉ!ランディより目立ってる!!
まずその「衣装」に笑い、そして「歌」ですよ。無駄に歌が上手い。(笑)
スペンサー、スペンサー
天使も怯える その響き
薔薇色の頬も凍りつく
泣いても駄目 許してあげない
濡れた瞳に映る僕は 今日も震えるから
残酷かい?
スペンサーぁぁぁ〜♪
歌って登場し(しかも、スペンサーだけが、セリ(舞台機構)を使った)、歌って去っていったり。
「女優のいない舞台でも、モチベーションを下げない」
と、パンフには書かれております。(笑)*pnish*の舞台は、女優さんがほとんど出ないからねぇ...。
これが、普段の湯澤さん。
そしてこれが、スペンサー。(笑)
なんでも、スペンサーの着ている「アクティブ・アーマー」は、ブライアント社から支給されたものを自分でアレンジしたらしい。
スペンサーは、「ブライラント社」という、トレジャー・ハンティングをしている会社で、スペンサーが所属しているのは、ブライアント社の中でも、「強奪」や「略奪」など汚い「影」の部隊で、このチームのメンバーは、誰もがSランクのトレジャー・ハンターに匹敵すると言われており、スペンサーは、その中でも群を抜いている。
一見、弱点など無さそうなスペンサーだが、彼は「下手な歌を聴かされる」のが苦手で、絶対音感が狂ってしまうと、力が弱ってしまう。故に「レイファンちゃん」の「負けないで」の歌に負けたのだが。(苦笑)
その後、湯澤さんと、再び再会する事になる。
「ワンダー・ボックス」の次に上演された「シークレット・ボックス」。
その時の湯澤さんが、これだ。
「便利屋・シークレッツ」を統括する女性??の「百瀬」さんです。
もう女や!!下手な女優よりキレイじゃないか!(爆笑)
「シークレット・ボックス」の中では、百瀬という女性??を演じ、ゴスロリ、ドレス、最後は着物だった。(笑)しかも、下手な女優よりキレイなので、笑ってしまう。
DVDに収められてる、湯澤さんのご挨拶があるのだが、
湯澤「えー、百瀬役をやらせていただきました、湯澤幸一郎です。あ、そんな「可愛い」とか「キレイ」とか、言わなくていいのよ?(客席から「可愛いー!」の声)みんなの方が、可愛いわよ。(笑)えー、これで*pnish*とは2度目の舞台になるのですが、前回の時(ワンダー・ボックスの事です)のを観て、来てくださった方も沢山いらっしゃいまして、ファンレターまでいただけるようになったのですが、何か、書かれてる事が、「湯澤さん、とても歌がお上手ですね。さすが*pnish*!」...何か、いろいろ間違ってる。私は*pnish*ではないし、*pnish*だからと言って、歌が上手いわけではない。えー、そこの辺りをよくふまえて、ファンレター等お待ちしてます」
で、オイラは仕事の都合で観に行けなかったのだが、湯澤さんのプロデュース公演「マグダラなマリア」という舞台がありまして。ここでも湯澤さんは「女装」に挑戦したらしい。
湯澤さんが演じたのは「マリア・マグナレータ」という、海外では有名な「歌手」であり「女優」であり「高級娼婦」をしている女性。
しかし、日本でのマリアの「認知度」はゼロ。それにショックを受けたマリアは、部下を連れて、日本へ来日し、有名人を招待して「お茶会」を開くという...。
マグダラな時間をまったり過ごすマリアと、それに振り回される客人たちの物語。
観たかったなー。実は「リバースヒストリカ」で朋希役をやった「齋藤ヤスカ」くんも、マリアが連れて来たメイド役として「女装」に挑戦していたらしい。
「マグダラなマリア」は大好評で、追加公演まで行ったが、オイラは結局観に行けなかった...ぐすん。
しかし...。
ワンダーボックスでの対談で、
湯澤「いや、まあ「ゲストでお願いします」みたいなオファーだったから、「まあ、ゲストならいいか」と思って参加して、いざ(稽古が)始まって、まあ僕は最年長だし、湯澤にアクションは、まあまあ、みたいな。って、僕はそう思ってたし、周りも最初はそんな感じだったんだけど、なんか、稽古が進むにつれて、どんどん殺陣が付いていって、「あれ?これってランディよりも殺陣多くないか?」みたいな...」
土屋「そうなんですよね。(笑)何か「これって、スペンサーが一番殺陣が多くないか?」みたいな」
湯澤「で、歌も、ちょろっと歌うのかな?って思ったら、みっちりやらされて。芝居して、アクションして、歌まで歌って。今、凄くコスト・パフォーマンスがいいって言う」
土屋「じゃあ、そんな湯澤さん、スペンサーの見所ってのは?」
湯澤「あー、歌とか殺陣とかじゃなくって、「セリ」でしょうね」
土屋「(爆笑)あはははは!!舞台機構じゃないですか!」
湯澤「でも、セリを使ってるのは、スペンサーだけだからね」
土屋「しかも歌いながら、ですからね」
湯澤「だから、スペンサーって、芝居関係ないの。歌って、それぶった切って芝居に入って...」
土屋「芝居からぶった切って、また歌ったりね(笑)」
湯澤「だから、今回の芝居で「何か動くのもいいな」って思ったから、今度は吊って欲しい」
土屋「(爆笑)あははは!!飛びたいですか?!」
湯澤「何か斬新でしょ?こう(と、額を指差して)この辺に、緑の羽なんか付けて」
土屋「それ、毎年誰かが夏にやってますよ。(ミュージカル・ピーターパンの事です)」
面白い俳優さんだなぁ。湯澤さん。
そんな湯澤さんが、オイラは好きです。(笑)

1