福島泰樹短歌絶叫コンサート
望 郷
塚本邦雄よ春日井建よ、寺山修司よ!
出演
福島泰樹 (短歌絶叫)
島田 篤 (ピアノ)
柴田奈穂 (ヴァイオリン)
岸田浩一 (ギター・パーカッション)
10月3日(月) 名古屋 今池 TOKUZO
(地下鉄今池駅10番出口より、今池交差点を左に曲がり、 2本目を左に入ってすぐの青い建物)
18:00 OPEN/19:00 START 前売¥3,000/当日¥3,500+オーダー
予約・問い合わせ TEL 052-733-3709
TOKUZO HP
http://www.tokuzo.com/
10月4日(火) 京都 磔 磔
京都市下京区富小路仏光寺下がる (阪急河原町駅11番出口より富小路通り下る、徒歩5分)
18:00 OPEN/19:00 START 前売¥3,000/当日¥3,500+オーダー
予約・問い合わせ TEL 075-351-1321
磔磔 HP
http://www.geisya.or.jp/~takutaku/
10月5日(水)大阪 新世界 ココルーム
大阪市浪速区恵美須東3丁目4番36号 フェスティバルゲート4F (地下鉄動物園前駅直結)
18:00 OPEN/19:00 START 前売¥3,000/当日¥3,500+オーダー
予約・問い合わせ TEL 06-6636-1662
ココルームHP
http://www.kanayo-net.com/cocoroom/
「高橋和巳 寺山修司 春日井建 わが弔いの五月ゆくべし
レオナルド・ダ・ヴィンチ邦雄嬌差の
誰かゆくべし獅子王の歌」
初めて自作の短歌を朗読したのは1970年3月、処女歌集『バリケード・一九六六年二月』の出版記念会の席上でした。以来35年、「歌謡の復権・肉声の回復」をスローガンに、全国(海外各地)1000を優に超える過激なステージをこなしてまいりました。
「望郷」初演は、1984年6月、東京池袋西武スタジオ200。石塚俊明、菊池雅志らのミュージシャンと出会ったのもこの時でした。興奮した筆致で私は、書き殴っています。
頓挫した歌への意志を
受け継ぐ者、
それは私だ。
願わくば寺山修司よ
われらが魂の絶叫に涙してくれ
翌春、熊本での公演「望郷」で永畑雅人がメンバーに加わり、今日のスタイルを完成させました。以後「望郷」は、東京澁谷ジァン・ジァンを中心に毎年各地で開催されてきました。
さて今回の、名古屋、京都、大阪での追悼公演は、関西を中心に活躍するメンバー「青い花」とのセッションです。昨年五月、(三島由紀夫から「現代の定家」と称えられた『未青年』の歌人)春日井建を喪った悲しみは深い。追悼歌「青い花」、ついで歌集『月光忘語録』(砂子屋書房)をその魂魄に献じました。そしてこの六月には、前衛短歌の、否、現代短歌の父ともいうべき歌人(うたびと)塚本邦雄が逝き、微笑する遺影へ「弔辞」を奉呈した私は、「獅子王の歌」百首を霊前に献じました。
絶叫版「青い花」(作曲・岸田浩一)、「朝の水」(作曲・島田 篤)、「父へ」(作曲・島田 篤)、「獅子王の歌」(作曲・柴田奈穂)等の新曲を以て、わが哀哭の情(こころ)に代えたいと思います。
2005年8月6日 福島泰樹

きっしゃんのひとりごと
大阪の大家歌人、塚本邦雄さんが今年6月亡くなられました。その追悼コンサートをやろうと企画したのが今回のライブです。以前より本家石塚俊明、永畑雅人さんたちとは違う、関西組のオリジナル作品を創りたいというのがありまして、今回それが実現することになります。春日井建さんに向けて作られた哀悼歌「青い花」を我々のトリオ名として福島さんより拝命しました。9/8には青い花単独ライブ、9/15には10月ツアーの公開リハーサルをやります。なお表記の「岸田浩一」は福島さんの希望により本名で出しています。
福島さんとの初ライブは92年8月17日の我が企画初演、中上健次さんの葬式の日の短歌絶叫コンサートでした。そして13年目の今日、我が創られた楽曲で、短歌絶叫をされるという日が来てしまいました。ただ無心に真っ直ぐにライブに取り組むのみです。是非おいで下さい。

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