<避難所生活で懸念される感染症 2> ◎インフルエンザ 2月下旬頃から、B型インフルエンザの流行による感染拡大が見られていました。避難所等でも、B型を中心としたインフルエンザが集団発生する可能性があります。<症状>38度以上の高熱と、せき・のど痛などがある場合は、インフルエンザを疑って下さい。発病者は場所を別にした方がよいのですが、状況によっての判断となります。 <感染経路>インフルエンザの主な感染経路は、せきやくしゃみなどによる飛沫感染で、接触感染の場合もあります。避難所等における集団生活の場では、一人がインフルエンザを発症すると、次々に感染が拡大しても不思議ではありません。<対策>インフルエンザの感染予防の基本は「せきエチケット」と「手指衛生」です。避難所では、空気が乾燥しています。のどの保湿や清潔を保つために、マスクがあれば着用しましょう。マスクがない時にせき・くしゃみをする場合は、口と鼻をおおいます。できれば手でなく、タオルやハンカチでおおいましょう。 ひじの内側で口・鼻をおおうのも良いでしょう。可能な限り手洗いを励行し、速乾性アルコール製剤があれば手指衛生に用います。高齢者や乳幼児など、感染によって重症化などの危険の高い人には、特に感染しないよう気を配りましょう。

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