本来は誰のものでもない大地に境界線を引いて「土地」と呼び、それをたくさん所有しているヤツが威張ったりする。
そんな「土地」を巡って血の繋がった兄弟が話はおろか目を合わせないくらい憎しみあったりする。
「土地」の部分をカネに変えて読んでも同じ事が言える。
我々日本人のルーツは「中国大陸系」、「半島系」、「ミクロネシア系」と「大和系」の4つだそうだ。
純粋な日本人、つまり大和系は全体の2割に過ぎないそうである。
ほとんどの人のずっとずっと昔の祖先は海を越えてこの国にやってきたようである。
いわゆる「天然パーマ」なんかはミクロネシアにルーツがあるようだ。
オレはきっとミクロネシア系だな。
そんな中、いまだ残るくだらない風習が「家柄」。
この国の結婚と言うシステムは家と家が結ばれるような感じ。
もう21世紀なのに。
家柄が合わないから結婚させない、なんて話を時々耳にする。
くだらん。
血筋が途絶えないように無理矢理でも見合い結婚なんかをさせる家もある。
子供に恵まれなかったから、という理由で離婚してしまう人もいる。
すべてのものは有限であるし、カタチのあるものはいつか崩れる。
血筋だって途絶えたらそこが「寿命」であるし、カネだって使えばなくなる。
将来、使わなくたって「カネ」という概念や貨幣価値がなくなるかもしれない。
あの世にも証券会社や不動産屋、銀行があるとでも思ってるのかな?
くだらないことでケンカしている兄弟を見るたび、つくづくひとりっこでよかった、と思う。
まあ兄弟がいたとてうちには遺産らしきものは大田胃散しかないから関係ないけどね。

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