例によって時間がどえらけなくあるので人の生き死に、について考えてみる。
ここ数年で大切な友達を何人か見送った。
まぁオレもそんな年齢になった、という事だろうか?
約二年の闘病生活を送り、最後はホスピスでその一生を終えたあきらさん。
最後の最後は達観していたように思う。
「悟りを開く」って、ああいうのを言うかもしれない。
昨年、よりによってオレの誕生日に亡くなったコンサンはある日突然危篤状態になり、数日後に逝ってしまった。
別れも告げずに。
ここから先は「あの世」は存在する、という前提で書く。
「いつかまた会えるよ」なんて気休めを言ってくれた人もいたが、彼らはきっと天国にいるだろうからオレは二度と会えない。
そういえばあきらさんやコンサンが弱気な事を口にするたび、そんな事言わんといて。いつか元気になるよ!
なんて言い続けていた。
ちょっとだけ後悔している。
自分ではどうにもならないのに毎日必死に「生きていた」のにね。
悪い事言っちゃったかな?
「この世」にいる私たちはいつも、誰に対しても長生きを切望し、この世にいられる事こそをよし、とするけれどもしかしたら「あの世」ってとてもよいところかも知れないね。
これを読んでいる人の誰一人としてあの世には行った事がない訳だし、あの世から戻ってきた人も今のところいないので、その話を聞く事はできない。
この世での修行を終えた順番にあの世に行くのかな?
オレはまだまだ行けそうにない。
見送らなきゃならない人もたくさんいるし。
生まれた時から探し求めてきた「ホントの事」は地獄の釜が開いた時にわかるかもしれないな。

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