〜思い切りやればいい。試合に速度規制はないのだから〜
8月31日 日本学生トライアスロン選手権
日本の学生でトライアスロンが1番速いやつが誰かを決める大会
6位までに入れば10月26日の日本選手権の出場権獲得をする。
[Swim1.5km]
プールよりも海で泳ぐのが断然に速いオレは、練習もそこそこに自信は過剰にもっていた。
スタート後、今までで1番激しいスイムバトル!
人の上を人が泳ぐような密集状態で泳ぐ。
300mくらいで落ちついて、いつも通り隣の人を見ながら泳ぐ。
スイムは無難にこのあと50km残ってるし。
ただ二回連続で海水をごっくんしたときは吐くかと思った。
[Bike40km]
スイムを38位であがり、バイクへ。
ひたすら前を追う。
下りを利用して48km/hでこいでどんどん順位をあげて、20kmあたりで30人くらいのデカイ先頭集団に。
やっぱ60万以上するバイクは違うわ。
オレには追い風が吹いてる。
[Run10km]
30人の集団のままバイク終了。
すぐさまランシューに履き替えランへ。
1人2人抜いていく。前を走る人の人数を数える。。。
・・・
・・・
前に人はいなかった。
だってオレが1位だから!!!!!
しかし、
5kmをすぎたあたりからじょじょに足が重くなり始め、、、
1人2人と抜かれる。
6位にはいらなければ意味が無い。7位以下に価値はない。
迫り来る後続選手のプレッシャーと動かなくなる足は反比例するかのように。
ラスト2.5kmで5位。
後ろは振り返らない。前だけをゴールだけを目指す。
ラスト1kmで2人に抜かれる。
やばいよ。オレ。
ひたすら追いかける。
背中はいっこうに大きくならない。
ラスト、渾身の力で走る。
ゴールまで30mでオレを抜いたうち1人が周回遅れであることが判明。
ということは6位?!
そこからゴールまでの直線20mは視界がかすんで良く見えなかった。
ただただ嬉し涙が止まらなかった。
ラストをどんな風に走ったか、どんな風にゴールしたかは覚えていない。
嬉しすぎて。
レースの後、応援してくれた仲間1人1人にいった。
「ありがとう。」
この言葉以上にふさわしい言葉はなかった。
「ありがとう。」
正式結果が出るとさらにびっくり5位!
オレが勝手に1人に抜かれたとおもっていたらしい。
というわけで栗原正明、日本の学生で5番目速い奴になりました!
そして10月26日のお台場で開催される日本トライアスロン選手権に出場できることになりました!!!!!
おめでとう!ありがとう!!
10月26日はお台場に是非応援しにきてくださいな!
ちなみに11:00スタート

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