第29節 ジュビロ磐田 VS 浦和レッズ (ヤマハスタジアム)
ジュビロ磐田 3−2 浦和レッズ
前半02分 犬塚(磐田)
前半06分 カレン(磐田)
後半03分 ワシントン
後半07分 福西(磐田)
後半30分 ワシントン
観客数:16,162人
朝の寒さを忘れるぐらいの陽気に包まれたヤマハスタジアムでした (^-^)
前節、川崎との試合を引き分けで終え、2位との勝ち点差を6としたレッズ。
ここまで万全な戦いが出来ているとはいえない中、なんとか勝ち点を積み上げて向えた磐田戦です。
首位に立ってはいますが、ここまで攻守の中心だった闘莉王を欠き、
坪井も怪我明け、ポンテも怪我で欠場と多くの不安を抱えたままむかえた気がします。
坪井に頼らざるを得ない状況は、闘莉王の不在がチームに与える影響が大きいことを感じました。
好調を維持している暢久に大きな期待を寄せてヤマハスタジアムに向かいました (^o^)
立ち上がりに失点!
いつもなら簡単に弾き返しているような攻撃だったと思います。
闘莉王がいなかったから、磐田を甘く見ていたから、それとは違っていて
何か不安を抱えたまま試合に入ってしまったような序盤でした。
磐田の1点目はコーナーキックから、暢久とワシントンの間にボールがあがり
マークを外した磐田の選手に決められてしまいました。
DFの中心だった闘莉王を欠いての、いつもとは違ったDF陣。
最初のセットプレーは気をつけなければいけなかっただけに惜しまれる失点でした。
といいつつもまだ序盤、コーナーキックからなので、しょうがないと納得も出来たのですが…
弱気な気持ちで失点
2点目はいただけませんでした (-"-;;;
怪我明けの坪井ちゃんが躓いたところからだったのですが、太田に対する守備がおっかなびっくり。
あそこまで進入させてはいけません。失点後の弱気がもたらした失点だと思います。
磐田は両サイドの裏、特に坪井ちゃんの裏を狙っていたように思います。
普通ではない
いずれの攻撃も
“いつもなら普通に守るだろう” というプレーだろうと思います。
残り6試合になって、選手の中に大事に行こうという気持ちが大きくなりすぎたのかもしれません。
いつもならありえない失点シーンで垣間見た、レッズの脆さは大きなショックを受けました。
この日の試合は、立ち上がりの2失点を最後まで取り返すことが出来ませんでした。
鉄壁の守備でここまで勝ち続けたチームが、序盤で2失点してしまうとやはり厳しいです。
磐田の術中か
案の定、この後は磐田はしっかり引いて守ってカウンターを狙う手堅い試合運びで
レッズが攻める時間が増えましたが、最後の最後のところで精度を欠いてしまい
川口の好セーブもあって、なかなか得点できませんでした。
チャンスも決められず
それでも2失点後、目が醒めたレッズは立て続けにチャンスを作り出します。
オフサイドの判定になりましたが、暢久のヘッドなど、守っている磐田にとっても
予想を超えるレッズ攻撃陣の圧力だったと感じます。
重たい前半の2失点
結果的に、前半に1点返すことが出来なかったことが最後までひびきました。。。
ただ前半のプレーを見ていて、前半は2−0で終了しましたが、
2失点以降のプレーを続けていけば確実に引っ繰り返せると信じていました。
レッズ、4バックへ
後半に入って、ギドが切ったカードは4バック。
坪井ちゃんを下げ、アレックスと相馬を共存させる布陣でより攻撃的に試合を運びます。
4バックは見たかったのですが、こういった状況で使ってくるとは思いませんでした。
前半から坪井ちゃんのプレーは本来の動きではなく、まだ厳しかったかなぁと思います。
反撃の狼煙
後半立ち上がりにレッズはゴール前の混戦から、長谷部が冷静にワシントンにやさしいパス。
ワシントンは確実に決めて1点差となりました。このシーンでもなぜかフリーになっているところがやっぱり凄い。警戒される中でもフリーになる技術はさすがワシントン (^-^)(磐田の守備に問題があったのかもしれませんが…)
決まった時間も理想的な時間帯で、この得点で行けると確信したのですが…
相馬とシトン
相馬のクロスは苦戦しているワシントンですが、長谷部が出したような緩めのパスは確実に決めます。
2人ともヴェルディから移籍してきたので相性ばっちりかと思っていたのですが
ここまで見ている感じでは、相馬のクロスには苦戦しているように感じています。
でも、この日は川口に防がれましたが、相馬のクロスからワシントンでよいシーンもみられました。
このホットラインが完璧になるとレッズの強力な武器になると感じています (^-^)
…練習しようぜ、相馬、シトン!
磐田の脅威
1点返したレッズはますます前掛りになって攻撃を作ります。
同点まであと1点。勝ち点3を目指すレッズは、あと2点を取るためにどんどん攻め続けます。
レッズが攻め続ける中で、磐田はしっかりと機会をうかがっていました。
一瞬の隙を突かれ、磐田の鋭いカウンターが炸裂します。
サイドで福西がフリーでボールを受け、ゴール前で冷静に切り替えしてシュート。
オフサイドをとったかにみえましたが、
あとで確認したところ、メイン側にアレが残っており、見事に磐田の術中に嵌ってしまいました。
嫌な時間に、一番決められたくない選手に決められてしまいました。
1点返し、さあこれからという時間帯だっただけにダメージは大きい失点となりました。
諦めない
秋の晴れ渡ったヤマハスタジアムの空に、レッズサポーターのチャントが響き渡ります。
選手もサポーターも最後まで諦めることなくひたすらに磐田のゴールを目指します。
サポーターの声に後押しされ、攻めるレッズ。それでも磐田のゴールは堅く閉ざされていました。
私は何の根拠もなく、後半30分までに1点返すことができたら、この試合は勝てる!
そう思ってコールを続けました。ただピッチの選手にこの声を届けなければ…と思っていました。
勝つ!絶対に勝てる!
そして向かえた後半30分。永井、達也を投入しギドが攻める意思を示した直後に、
コーナーキックからワシントンのゴールが決まって再び1点差。勝てる!そう思いました。
その後もレッズが攻め続けますが、どうしてもゴールが割れません。
相馬からのクロスもターゲットがワシントンだけでは苦しい。
永井、達也も本来の動きには程遠く、事態を打開するまでにはいたりません。
なりふりかまわず逃げ切りを図ろうとする磐田に最後までいなされてしまいました。
悔しい敗戦、序盤の失点が…
結局、終始押し気味に試合を進めましたが、
前半に失った2点を取り戻すことは出来ず、ヤマハスタジアムで悔しい敗戦となりました。
確かにミスからの失点でしたが、
周到に準備したであろう磐田の思う通りの試合だったのかもしれません。
見てましたか?
審判の判定は終始不安定でした。現地では荒れ狂ってましたが… ((^o^;;;
ビデオで確認できませんでしたが、疑問に残る判定が多かったと思います。
オフサイドの判定は、ある意味しょうがないと思っていますが、
長谷部を殴り倒した選手に対する対応には納得がいきません。
主審が副審に確認にいきましたが、どうみたのでしょうか。
カードは出ていたので、何かあったということは認識していたと思いますが
どういうプレーに対するどんな反則に対するカードなのか、出来れば説明して欲しいぐらいです。
ただこの日の試合は、前半に失った2点が全てだったと思います。
失った3点は全て磐田の攻撃が見事に決まったものでした。
それでも首位!勝てば優勝
磐田には負けてしまいましたが、まだ勝ち点差3で首位に立っています。
残り5試合、全て勝てば優勝です。レッズが有利な立場にいることには変わりありません。
次節は天皇杯を間に挟んで2週間あります。怪我人の多いチーム状態、恵みの2週間だと思います。
修正する点はしっかり修正し、身体のケアをしっかりして、マリノス戦に臨みましょう。
浦和の敵は…
相手のモチベーションだけでなく、己の心との戦いも含めて
“浦和の敵は浦和” です。
そう簡単に優勝なんて出来ないってことを、磐田に教えてもらいました。
残り5試合。浦和の新たな歴史を作る戦いです。悔いのない戦いをしましょう (^-^)
ヤマハスタジアムのアウェイゴール裏を溢れさせ、
バックスタンドも総立ちでサポートを繰り広げたレッズサポーターの声は、
確かに選手に届いていたと思います。
「ALL COME TOGETHER! 共に闘い、共に頂点へ」


0