ポンテは「この試合はベンチに入る。第一にチームを助けるために復帰したので頑張りたい」と約半年ぶりの復帰へ向け闘志を見せた。指揮官は「(神戸戦の)スタメンはおそらくない」としたが、「次のナビスコ杯次第だけど、名古屋戦でスタメンに入るかもね」と話し、早ければ6月8日のナビスコ杯名古屋戦(埼玉)で先発出場する可能性も。司令塔の復活は、リーグ戦首位を走るチームにとって、これ以上ない朗報となる。 |
「僕は君のこと信じてるからと(高原に)言った。大事なのは彼を信用すること」と指揮官。右サイドMFでの先発が濃厚な岡野は「得点という部分だけでなく、マークを引きつけてくれるし、貢献してる。いいボールを提供できたらと思う」と高原へのアシストを誓った。日本の誇るエースストライカーが、出直しの一戦で復活のきっかけをつかむ。 |
サッカー日本代表の岡田武史監督(51)が、南アフリカW杯アジア3次予選のオマーン戦(6月2日、日産ス)に向けて横浜市内で合宿を再開した29日、FW高原直泰(28)=浦和=について、無期限の戦力外とする方針を明らかにした。3次予選のメンバーからは外さないものの、不振が続く高原に、所属の浦和での調整を厳命。復帰時期については「特に与えていない」として、無期限の離脱を言い渡した。 |
衝撃の発表だった。午後3時30分すぎ。日本代表の宿舎で待機していた報道陣の前に突然、姿を現した岡田監督はいきなり切り出した。 「高原は合流しません。代表に行っても出るチャンスは少ないし、練習も少なくなる。それより自分のチームでコンディションを戻した方がいいだろうという話を僕が持ち出した」 前日の28日に高原を含む25人の代表を発表したばかり。一夜明けたこの日からW杯3次予選に向けた代表合宿がスタートしたが、“元エース”が現れることはなかった。 午前中に浦和のグラウンドで汗を流した高原は、電話で休養を打診され前日に「そうしてもらえるならありがたい」と答えたという。今季、浦和でリーグ戦2得点。代表では無得点が続き、キリン杯でも2試合連続スタメン落ちするなど精彩を欠いていた。そんな中での強制休養は、事実上の“代表落ち”だった。 |
27日のパラグアイ戦後、メンバー発表のあった28日に高原と話し合い、本来の調子に戻すための最良の方法を探った。「本人は代表への思いが強く『代表を降りる』と言えなかったのだろうと思う」という指揮官は「代表に来ても試合に出る機会が少ない。自分のチームで戻した方がいいだろう」とエンゲルス監督とも話した上で、事実上の落選といえる決断をした。 28日夕に代表メンバーが発表された時点では、合流しない方向で話し合われていたにもかかわらず、落選扱いにはしなかった。それは、岡田監督の気遣いだ。「メンバーに入れたのは『待っている』というメッセージ」と強調。練習でも他選手に「特例かもしれないが仲間だから」と説明した。 |
1度は予選メンバーに名前を掲載した理由については「完全に外したつもりはない。あくまで我々の一員、待っているというメッセージです」と説明。3次予選期間中の復帰には「代表には彼の復活が必要」と含みを持たせ、「本人から代表を降りるとはいえなかったと思う。それくらい代表に気持ちを持ってくれていた」と苦悩も見せた。 |
1.訴えを支持し、上訴人(我那覇選手)に対して被上訴人(Jリーグ)が2007年5月10日に科した6試合の公式試合出場停止処分を取り消します。 |
2.1 仲裁の費用は被上訴人が負担し、その金額は CAS Court Office が決定し通知します。 |
2.2 被上訴人は、上訴人が仲裁議事に関して負担した弁護士費用その他の費用のうち20,000米ドルを支払うものとします。 |
2.3 被上訴人は、自身の費用を負担するものとします。 |
(Jリーグ側参考訳文) 47. 当法廷としては、本件の独特の全ての事情の下で本件静脈内注入が「2007年WADA規程」の意味において我那覇選手にとって正当な医療行為であったことを認容することについてはそういう意向になることもあるかもしれないところ、当法廷としては、その時点においてJリーグは制裁に関係する「WADA規程」の関係条項を採択していなかったことを注記しておく。 |
17日のガンバ大阪戦でのトラブルにおいては、多くのファン・サポーターの方々にさまざまなご迷惑をお掛けしました。各関係機関の皆様にもご心配、ご迷惑をお掛けしました。改めて深くお詫び申し上げます。 今回のトラブルを受けた今後の対応策の概要およびクラブ内処分についてお知らせ致します。 なお、具体的な対応策につきましては、今後、弊クラブ・オフィシャルサイト上などでお知らせして参ります。 1.安全なスタジアム運営への対応策概要 (1)危機管理体制の再構築 情報の集約や事態への対応方針等に不完全な部分があるため、クラブ内で再構築致します (2)警備体制の見直し ソフトな警備方針を堅持しつつ、不測事態に適時適切かつ柔軟に対応できるよう、警備体制を抜本的に見直します。危険度に応じて断固たる措置を取る等の手法も一部導入します。従来の警備体制の質的向上を図ります (3)特別警備のためのセキュリティチームの新設 状況に応じて、多様な警備体制と措置を講じることができるよう、新たなセキュリティチームを新設します。通常時は出動しませんが、危険行為が発生した場合、ハードな措置を取ることも検討します。体制や発足時期等、今後詳細を決めて参ります (4)スタジアム内広報体制の強化 (5)緩衝地帯、導線の見直し (6)手荷物検査の徹底 (7)関係機関との連携強化 ※その他、必要な対応につきましても検討のうえ、順次実施して参ります 2.クラブ内処分・ペナルティ (1)常務取締役事業本部長:減俸5%1ケ月 (2)運営部長:減給 なお、弊クラブ代表は1ケ月間、報酬5%を自主返上致します。 また、強化本部長に対して、チーム運営にあたってフェアプレーの遵守に努めるよう弊クラブ代表から改めて指導しました。 3.対応策および処分について Jリーグ第13節、ガンバ大阪戦<5月17日(土)埼玉スタジアム>で、試合開始前と試合中、ビジターゴール裏スタンドからペットボトル、水風船など多くのモノが隣接する浦和レッズ側のゴール裏スタンドに投げ込まれました。熱狂的なサポーターが、家族連れなど一般ファンに向かって、計画的にかつ無差別にモノを投げ込むという暴行行為は、敵味方を問わずサッカーを愛する者として決して許されない行為です。 試合開始前より試合終了時点まで約2時間にわたり、断続的に一般ファンが無差別の暴行行為を受ける危険な状態にさらされておりました。この間、ファン・サポーターの皆様は、お互いに声を掛け合い冷静な対応に最大限努めていました。にもかかわらず、その間事態の沈静化を図れず、またガンバ大阪のファンの方々が試合後、長時間の待機を強いられる等の混乱を招いたことは、主管者である弊クラブの警備体制の根幹が問われる深刻な問題です。 Jリーグが掲げ弊クラブも実践してきた安全で快適なスタジアムづくりにという理念を裏切ることになりました。早期に十分な措置を講じていれば、キックオフ前からの一般のファン・サポーターに向けられた悪意ある暴行行為を試合後の大きなトラブルに発展させることはなく、警備体制と警備実施の不手際を重大に受け止めております。中でも浦和レッズ、ガンバ大阪を問わず、ご来場いただいた善良な一般のファンの方々に多大なご迷惑をお掛けしましたことを改めて心からお詫び申し上げます。 浦和レッズファンの皆様の中には、試合前や試合中にモノを投げつけられた方々がいらっしゃいました。両チームのファンには警備員が暴行行為を阻止するだろうと期待しながら観戦された方も多くいらっしゃいました。不安な状況での観戦を強いてしまい、深くお詫び申し上げます。 ガンバ大阪ファン2000名のうち約800名の皆様については、弊クラブが埼玉県警察とご相談し安全確保を第一に、いったんスタジアムで待機していただく形を取らざるを得なくなりました。試合終了から3時間半後までに専用バス等で全員が会場を出発されましたが、警備不備により多大なるご心配、ご迷惑をおかけいたしました。待機の間、状況説明はなく、不測の事態に遭う不安の中、予定通りご帰宅できず、予定変更を余儀なくされた方もいらっしゃいました。そのような環境を強いてしまい改めて深くお詫び申し上げます。 このような経緯から、再発防止に向け対応策を進めるとともに、弊クラブの関係者に対して、処分・ペナルティを課すことに致しました。 4.試合後の混乱について 試合後、スタンド外では、ガンバ大阪側ゴール裏入口周辺に、浦和レッズのサポーター数十名が集まりました。混乱に乗じてガンバ大阪サポーターが所有する器物(横断幕、太鼓等)を損壊する事件が発生しました。新聞記者の1人はシャツを破られました。待機の後、ご帰宅されるガンバ大阪ファンへの威嚇行為もありました。トラブルとは別の場所で観戦していたファンが中身入りペットボトルを投げつけられ、けがを負う事故もありました。弊クラブの責任は重大ですが、混乱に乗じて違法行為を行うことも決して許されることではありません。許されぬ行為の実行者については、特定に努め、弊クラブとして厳正に対処致します。 5.選手の言動について 青少年に夢や希望を与えるプロサッカー選手の言動は影響力も強く、強い自覚が必要です。また、勝って喜び、負けて悔しがるのはスポーツとして当然の姿です。今回不適切ととらえられかねない言動がトラブル拡大に影響した面も否めず、サッカーを愛するファン・サポーターの皆様に不快感を与えましたことを深くお詫び申し上げます。選手たちには、21日、強化本部長がピッチ内外で冷静な対応をするよう注意喚起しました。今後もスポーツマンシップを促すため、選手への指導を推進して参ります。 以上 |