もはや駒場はレッズにとってはホームではないのかもしれません。
前節の引き分けを生かすも殺すも、この試合、絶対に勝たなければならない京都戦です。
ACLがあったために消化していなかった第26節がここに組み込まれまれました。
日曜ナイターの遠征に続いて、選手にとってもサポにとっても試練の平日開催でした。
でも埼スタに行くのに比べればずっと行きやすい駒場スタジアムで久し振りの開催です。
浦和駅の東口では久しぶりの駒場開催ということもあってイベント開催 (^-^)
イベントが開催されるほど久し振りだったことを考えるともう実質ホームではないのかも。。
それでも久しぶりにすっきりとした快勝を期待してスタジアムに向かいます (^-^)/
もちろん仕事を終えてからの参戦なので、開始時間ギリギリにスタジアム到着。
スタンドはそこそこ埋まっていましたが、超満員というにはほど遠い感じがしました。
駒場のチケットがプラチナだった時代を思うとなんだか淋しい限りです。
名古屋戦で強行出場の闘莉王は、とうとう先発から外れベンチスタート。
テクニカルエリアに出て指示をする闘莉王は、さながら熱血監督のようでした (^-^;;;
しかし試合の方は闘莉王不在が試合結果を大きく左右するものになってしまいました。
京都は闘莉王不在を見越して、田原、柳沢の2トップ。小さいおじさんがトップ下の布陣。
レッズにとっては田原の存在と駒場の芝が実に厄介なものでした。
この日は久々出場の堀之内が田原に対してことごとく完敗。
競り勝つと信じて走ってくる京都の選手に常に数的な不利な状況を作られていました。
もっとも試合自体はレッズペースだったと思うのですが…
失点はフェルナンジーニョが負傷して京都が一人少ない時間帯。
外目には人数が多いレッズの選手の集中力が欠けていたかのように見えますが、
堀之内と田原の力関係によるものが大きかったと思います。
前半終了間際には相手の隙をつき、ポンテのFKをエジがヘッドで合わせて同点 (^-^)
さらに逆転を狙って攻めるレッズは、エジが一生懸命に粘ってポンテにつなぎ、
ポンテのシュート?が高原に当たって逆転と、2分ほどの時間で試合をひっくり返します。
このまま守り切ってしまうことが出来ないのが闘莉王不在の大きさだったかもしれません。
後半に入り京都は前線の田原、柳沢だけでなく、ゴール前に多くの選手が顔を出します。
… 負けている状況なので当たり前といえば当たり前なのですが対応できませんでした。
後半に入っても田原と堀之内の力関係は変わらず、そこをどうするかの策もなく、
名古屋戦と同じように、後半の早い時間に京都に追いつかれてしまいました。
引き分けでオッケーの京都と違って、勝たなければならないレッズだったのですが…
連戦の疲労は隠しようがなく、徐々に選手の足が止まり始めます。
荒れた駒場の芝は都築をはじめキックの際に足を取られる選手が続出。
疲れの見えるレッズの選手の体力を容赦なく奪っていくかのようにみえました。
ホームスタジアムのピッチ状態が敵になるとは…。o.゚。ヽ(o´д`o)ノ。゚o
疲れの見える相馬に代えてゲルトが切ったカードは平川。
勝たなければならない試合の采配としては物足りなさを感じる交代でした。
… 個人的にはここで梅崎やセルを使わなければ、いつ使うんだという感じがします。
さらにポンテに代えて永井を投入し3トップにした結果、平川は完全に消えてしまいましたヽ(*´□`)ノ
引き分けオッケーの京都が引いて守りはじめ、中盤でボールを保持するものの
ボールを捌く選手が不在となり、ただ足元から足元への単調なパス交換に終始してしまいます。
ただ時間だけが過ぎていくに至っては万事休す。たまに放り込んでもそこにはシジクレイ。
相手を崩す動きも坪井ちゃんの攻め上がりだけではどうにもなりません。
攻め手を失ったレッズは最後のカードになんと闘莉王をFWで投入。
個人の力であわやというシーンを2回作った闘莉王にはただただ感服するばかりですが、
無理をしてまで闘莉王を投入したレッズは本当に勝たなければ負け以上の痛手です。
開催される試合数が減ってもやっぱり駒場はレッズのホームスタジアムです。
駒場は優しくもあり厳しくもあり、いまのレッズに足りないものを見せてくれたのかもしれません。
歓喜も絶望も共に味わってきた駒場という場所は、いつもそういう場所だったように思います。
選手は連戦で疲れている中、本当によく頑張っていたと思います。
出来ることをやらなかった選手はひとりもいないと思います。全力で戦っていました。
選手を見殺しにしてしまったベンチワークに不安を覚えます。
残り試合は確実に少なくなり、これからは1試合の重みも増してきます。
レッズにとっては本当に大きな大きな勝ち点2を失った試合となってしまいました。
カクテル光線に浮かび上がる駒場スタジアムが泣いているように見えました。

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