8月最後の試合は、ホーム埼玉スタジアムで鹿島アントラーズとの対戦です。
開幕戦では0−2で完敗でしたが、鹿島に勝てばそりゃ気持ちいに決まってます ゚。(*^▽^*)ゞ
そんな気持ち良いことを黙って見ている手はありません。よーし、赤豆さんも頑張っちゃうぞ〜!
鹿島戦、勝てませんでしたが点を獲る形は見えてきたように感じました。
ポンテの先制点の時の峻希の動き、宇賀神の左サイドから狙いすましたミドルシュートなど…
エジ、ポンテをおとりに使ったプレーが、出るようになればもっともっと幅が広がるように思います。
パスにドリブルを織り交ぜ、引いた相手にはミドルを叩きこむレッズワンダーランド (*´ー`)
先制点を奪えば、鋭いカウンターで得点を繰り返し、相手を嘲笑うかのようにボールを保持し続ける。
そのためには、柏木、元気、峻希、直輝が、もう一段階段を登らなければいけないのかもしれません。
啓太、阿部ちゃんが不在で柏木がボランチ。元気が満を持して先発出場を果たしました。
試合開始から、積極的に鹿島が攻勢に出てきて押し込まれる展開でした。
レッズは前線でボールが収まらず、自分たちでボールが回せない苦しい時間が続きます。
ただ守備に回っても落ち着いて対応できており、鹿島に決定的な場面を作らせることはありません。
鹿島が主導権を握って試合は進みましたが、大きく崩されることはなくチャンスを伺います。
レッズのチャンスは前半37分。左サイドでFKを獲得するとキッカーはポンテ先生。
比較的得点に繋がることの多いポンテ先生得意の位置。ゴールに向かう弾道でもう少しで得点でした。
エジが触ってGKの逆を突いたのですが、ポストに当たったボールはゴールライン上をコロコロと…
現地ではゴールしたように見えたんですけどね。これが前半唯一の惜しい場面でした。
鹿島は前半で得点を奪いたいという意思が見え、ゴールに向かうプレッシャーも強かったです。
ただ、レッズもやりたいことが出来ない時間帯が続きましたが、辛抱強く、粘り強く対応しており、
萌、柏木のコンビも運動量が豊富で、鹿島の攻撃の芽を摘み決定機は作らせませんでした。
お互いに “良いところを消し合う” 激しいつばぜり合いが続いたという前半でした。
後半は一転してカウンターの掛け合いとなり、攻守がめまぐるしく入れ替わる激しい展開に。
開始早々に山岸のキックから萌が繋いで元気に。元気がゴールに向かってドリブルで突進しますが…
岩政選手を交わしPAに侵入したあたりで、手を使って後ろから倒されますがノーファールの判定。
審判は岩政選手の身体が邪魔になり死角になっていたのかもしれませんが…。
前半から激しく動いていた萌、柏木にも疲労が見え始め、次第に流れは鹿島に傾きました。
PA内でサヌさんの興梠選手へプレーがファウルとなりPKと判定されます。
しかしこのPKは山岸がマルキーニョス選手のシュートを読み切り見事にレッズゴールを守ります。
この時間帯で相手に先制点を奪われると試合展開としても苦境に立たされるだけに、
山岸のこのビックセーブは埼玉スタジアムを勇気づける非常に大きな大きなプレーでした。
しかしその後も鹿島の攻勢は続き、守備に追われる苦しい展開でした。
66分には暢久が負傷交代。74分には守備に追われていた元気に代わり、峻希がピッチに。
そして峻希の投入をきっかけに、待望の先制点は終始押され気味だったレッズに入ります (o´∀`)b
ポンテ先生が大きな展開で右サイドのエジに、エジから峻希に渡ったボールは再びエジに渡り、
峻希が動いて作ったスペースにポンテ先生が入り込み、豪快なミドルシュートを叩きこみました。
スタジアムからもコースが空いたのが見え、「撃て!」 というタイミングに綺麗に決まりました。
残り時間は10分。流れは一気にレッズに傾きました。
しかしこの良い時間帯に、鹿島の息の根を止める“次の1点”を奪うことができませんでした。
カウンターから2度の決定的なチャンスを逃したことが、鹿島の同点シュートを生んでしまいました。
エジのパスが通っていたら…ボールがもう少しポストの内側に転がっていたら…
2点目を奪えなかったことが大きく響くことになりました。
負傷した宇賀神に代わり堀之内を投入しますが、萌、柏木が疲労で中盤で形を作ることができず、
ずるずるとDFラインを下げるしかなく、紙一重のところで鹿島の攻撃を凌いでいきます。
ロスタイムも過ぎ、ラストワンプレーといった時間帯が、何度も何度も繰り返されます。
今季、本当の意味で押し込まれたのはこの試合だけだったかもしれません。
“守る”と決めて主体的に守っていたというとりも、攻め込まれ押し返せず守備に追われました。
最後のプレーは全員が押し込まれたことによって、ゴール前にみんなの意識がいってしまい、
分かっていたはずの一番危ないスペースがぽっかりと空いてしまいました。
みんなが寄ってたかってゴールを守りにいって失点してしまうなんて…
きちんとコーチングし合って守らなきゃ…と思いますが、勝ちたくてゴールを守らなきゃって…
極限状態の中でも冷静であるべきですが、あそこに集まったしまった選手を責める気にはなれません。
勝ちたくて、勝ちたくて、守らなくちゃいけなくて、守らなければ、守りたい…勝ちたい。
試合終了直前のあの時間帯、たとえビックチャンスだったとしても、
シュートコースに選手が密集している中で、冷静にゴールを決めた選手を誉めるしかありません。
誰かに少しでも当たっていたら…なんで、なんで…呆然と立ち尽くしていました。
まだ…まだ足りないものがある。そう感じた最後の最後での失点でした。
やりたいことが出来ない試合でしたが、そんな中でも落ち着いて1点をもぎ取り勝利は目前でした。
それだけにどうしても勝ちたかった。勝たせたかった 。:゚(。ノω\。)゚・。
サポーターは勝たせたいと叫び、選手は勝ちたいと走り続けた試合でしたが、
勝利に手が届きそうんなった最後の最後で、勝利の女神は浦和レッズに微笑んではくれませんでした。
それでも埼玉スタジアムは、浦和レッズのホームスタジアムでした。
私たちの声が、拍手が、選手を突き動かし、選手の頑張りがまたスタンドに伝わってきました。
宇賀神のプレーに、柏木の運動量に、萌の熱いハートに。スピラの安定感に心が激しく震えました。
最後までお互いを信じて、共に戦う仲間のために。選手のために。サポーターのために。
「心をひとつにして戦い抜く、私たちは浦和レッズだ」
2010年Jリーグ 第21節
浦和レッズ 1−1(前半0−0) 鹿島アントラーズ
得点者:80分ポンテ、90+5分本山
主審:西村雄一
2010年8月28日(土) 18:03 KO 埼玉スタジアム2002 入場者:51,177人

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