シーズンが開幕する前に、マスコミ様との付き合い方について考えてみました。
今季は、選手の去就に関する報道については、必ず大手マスコミが報道したあとに、
オフィシャルでそれを追認する形で、発表することにしているという方針のようですが、
果たしてそれがクラブとメディアの健全な関係なのかというと大いに疑問を感じています。
そして近々、オフィシャルから 「ブラジル人FW獲得のお知らせ」 が出ることになるのでしょう。
2010年の総括の中でクラブはメディア対応について、次のように認識し発表しています。
・メディア対応では、2009シーズンの取材形式が報道規制と受け止められるような状況になっていた点があったため、2010シーズンでは取材エリアを明確化する等の修正を図りました。クラブが必要と判断した場合、一部報道内容に対して、オフィシャルサイトで事実関係を明確にしたり、報道機関に申し入れる等の対応を取りました。ただ、メディアとの良好な関係構築やメディアを通じた話題性の提供や露出の拡大にはつながったとはいえませんでした。
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一方で移籍情報等は機密事項と定義し、情報が漏れない体制にしていると強調しています。
情報管理については、特にクラブが意図しない移籍情報等が掲載される状況が続いております。これらは憶測やクラブ外関係者からの情報に基づく記事であるケースが多くあります。クラブ内では、機密事項の取り扱いにあたっては、最低限の人数で情報管理を行うようにしています。
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選手の移籍については秘密裏に行われるもので情報が漏れたことで破談になることもあります。
例え決定的であったとしても、その情報を意図しない形で目にした関係者との信頼は損なわれます。
こういったことで、破談になった移籍話は、浦和レッズも少なからず経験していると思います。
クラブは一部マスコミに対して、特別に情報をリークし、いち早く報道させることで、
その見返りとして、クラブに対して好意的な記事を書いてもらおうという下心が透けて見えます。
“メディアとの良好な関係構築やメディアを通じた話題性の提供や露出の拡大”を、
クラブが真剣に検討した結果、現在のようにダダ漏れの慣れ合いのような関係なのでしょうか。
現在の報道には、退任したフィンケ監督への怨念のようなものをいまだに感じることができます。
それほどまでに昨年のレッズとマスコミは、如何ともしがたいものだったのだと認識できます。
今日のレッズを報道しているようでいて、昨年のレッズへのさりげない嫌みが透けて見えます。
それは、そう、今年のレッズに対するマスコミの警告のようなものでしょうか。
赤豆さんはクラブに対しても、誇りを持って毅然と対応して欲しいと思っています。
マスコミとは、しっかりと対等な関係を築いて欲しいし、自ら自信を持って発信して欲しいです。
選手の移籍情報はクラブがしっかりと情報管理し、責任を持って発表することで満足です。
そしてクラブに対する不当な報道については、ただ抗議するだけではなく、
自らその報道に対する反論をオフィシャルから公に発表して欲しいと感じています。
沈黙はそれを容認していることにつながり、既成事実として広く世間が認識してしまいます。
そういった対応を地道に続けていくしか、メディアと良好な関係は築けないのかなと感じています。
赤豆さんも昨年はほぼ無視していましたが、無視するだけじゃダメなんだなぁと感じています。
マスコミが発信する陰湿でネガティブな情報は、少なからずレッズの進む道に影響を与えました。
“一応ジャーナリスト” と称する記者が、勝手に浦和レッズに求めるものを垂れ流し、
それがレッズ周辺の“世論”であるかのように報道することを見過ごしてはいけないと感じています。
フロントがそうした雑音からフィンケ監督を守ることが出来なかった事実は、
これからも同じような状況になったときに、ペトロを守ることは出来ないということを暗示しています。
これから先、ペトロがマスコミと良好な関係を築けるのかどうかは分かりません。
シーズンが始まり、順位や試合結果によっては何が報道されるかわかったもんじゃありません。
ペトロを迎えた限りは、フロントはペトロを守ってしっかりと欲しいと願っています。
無い物ねだりじゃないかと薄々気づいていますが、お願いするしかないというのが現実です。
赤豆さんは、今季はマスコミ報道を無視することはしないつもりでいます。
無視することでは良い方向に向かないと反省しました。なるべく敏感に反応したいと思います。
ただ、マスコミがどのように発信したとしても、自分の目で見たもの、感じたものを信じます。
フロントには “良好な関係” とはどういうものなのか、真剣に考え直して欲しいと思います。
報道を見て 「あぁ…フロント、まだこんなことやってるんだ…」 と落胆させないで欲しいです。
そして覚悟を持ってペトロと共に2011年シーズンに臨みましょう。

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