昨日の試合には元浦和レッズの選手が埼玉スタジアムにたくさん来ていました。
伸二、高原、永井は清水の選手として、長谷部、阿部ちゃんはスタンドで浦和を観ていました。
高原は 「ブーイングされる覚えない」 と言ったとか(スポニチ調べ)、でも活き活きしていましたね。
でも、高原に覚えはなくとも、レッズサポにはブーイングする覚えはあるのでしょうがないです。
伸二は盛大にブーイングされて笑っていました。浦和にいたときよりも余裕を感じました。
永井は 「自分の決断は間違ってなかった」 と、現在のレッズの状況を見て思った事でしょう。
永井が感じたことと同じことを感じている人は、いまのチームにも大勢いるんだろうなぁと感じます。
伸二も永井も、99年にレッズが降格したときに他チームに移籍せずに残ってくれてとても嬉しかった。
長谷部は試合開始直前にオーロラビジョンに大写しになって照れていました。
その前に長谷部の姿は発見していたのですが、長谷部や阿部ちゃんの目にはどう映ったでしょう。
浦和レッズは暗闇の中で道に迷ってしまいました。道標を示してくれる人もどうやらいないようです。
清水戦でも、選手は出来ることを精一杯やっていた、一生懸命だったと感じています。
それだけに試合後にブーイングや罵声を浴びてスタジアムを回る彼らを見ることは忍びなかった。
いつも選手を矢面に立たせ、負担を強いて、本当にブーイングを聞いて欲しい人は隠れたままです。
いまはプロのサッカー選手としての誇りにすがるしかないのが現実だと感じています。
選手から戦う意思が消えないように、選手から勝利を欲する気持ちが消えないようにと祈るだけです。
浦和レッズに意思を持って来てくれた選手が、いつまでも浦和レッズが好きなままでいて欲しい。。
こんなに情けないクラブだけど、赤豆さんが愛するクラブを好きでいて欲しいと思います。
バックスタンドで揉めた柏木も、覚悟を持って浦和に来てくれた大事な大事な選手です。
エジだって、マルシオだって、永田だって、新潟から野心を持って浦和レッズに来てくれた選手です。
浦和レッズのために戦ってくれる選手には大きな希望を持って戦って欲しいと思っています。
いまはそれが感じられない。何の勝算もないなかただ頑張るだけしかない状況。
それでも選手個人個人がボールを持てば、現在出来ることを一生懸命にやるだけのサッカー。
今日、柏木は大原で練習後にファンサービスをしてくれたそうです。
昨日のあんなことがあったばかりで、どんな気持ちを抱えてファンサの場に立ったのでしょう。
心の中はまだいろいろな感情が沸き上がっているのではないかと、とても心配しています。
そんな中でもきちんとファンサービスに立ってくれたことで、芯の強さを感じることが出来ました。
やっと掴んだ出場機会で、前半の早い時間で交代を命じられた坪井ちゃんの心情を思うと辛いです。
ペトロとは会話をせずにベンチに戻り、その後はうなだれてベンチに座っているように見えました。
まだ浦和レッズでサッカーをする情熱を失ってはいないでしょうか。
広島戦で良いプレーを見せた直輝は、清水戦での先発も期待していたのに出場すらできませんでした。
多くのサポに出場を期待されながらも、出場機会がない現在の状況を直輝はどう考えているのでしょう。
元気や峻希がプレーする姿を、ピッチの外で見つめるしかない直輝の心が折れてしまわないか心配です。
そして、昨日の試合の終盤に、梅崎が決めたゴールは本当に嬉しかったです。
怪我に苦しみ2年間まともにプレーをすることが出来ず、ようやく梅崎司が戻ってきました。
まだ本来のプレーではないのでしょうが、ドリブルにも、シュートにも “らしさ” を感じました。
スタジアムに来る人の中には勝てない不満を選手にぶつける人もいます。
そして 「なんでそこまで言われなきゃいけないんだ…」 と思うこともあるだろうと思います。
それは単なる苛々のはけ口であったり、怒りをぶちまけただけの言動だったりすることも多いです。
でも、サポーターは選手の姿を見ています。一生懸命にプレーをする姿も、出場できないでいる姿も。
もちろん苦しんでいる姿も、その苦しんでいる理由も、その中でもがき苦しんでいる姿も見ています。
5万人が2万5千人になってしまいましたが、多くの人が応援していることを忘れないで欲しいです。
どんなことが起きても、赤豆さんが応援する唯一のクラブが浦和レッズです。
意思を持って浦和レッズに来てくれた選手が、いつまでも浦和レッズが好きなままでいて欲しいです。
こんなに情けないクラブだけど、赤豆さんが愛するクラブを好きでいて欲しいと願っています。
浦和レッズの選手たち、これまで浦和レッズに所属していた選手たちに聞いてみたい…
ねぇ、浦和レッズ、いまでも好きですか?

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