先制され苦しみながらも粘り強く逆転し勝ち切ったことは大きいです ゚ヽ(*´∀`)ノ゚
札幌に先制されながらも、浦和レッズが柏木の2ゴールで逆転勝利を飾りました。
ミシャ監督のサッカーが浸透するまでは、苦しいシーズンになると思っていましたが、
やりたいことを全て表現出来ない中でも、勝ち点を積み上げることは継続の推進力になります。
地下鉄福住駅から徒歩10分の案内だったのですが、誘導に従って歩いていくと、
札幌ドームを通り過ぎて、雪の積もった練習場の外をぐるーっと遠回りしてアウェイ入場口に。
思わぬアウェイの洗礼。慣れない雪中行軍で足がパンパンになりました (;´Д`) うぅっ。。
元気が怪我で帯同していないとのことで、誰が先発するのか気になっていましたが、
神戸から移籍してきたポポさんを差し置いて、なんと今季ユースから昇格した矢島が大抜擢!
ナビスコ仙台戦で急な途中出場でしたが、周りから浮くこともなく落ち着いてプレー出来ていたので、
ひょっとしたら矢島の初先発もあるかな〜と思ってはいましたが驚きました (=´ー`)
少し心配する赤豆さんを尻目に、矢島は立ち上がりにいきなり柏木とのワンツーで抜け出し、
「おおぉぉ…なんだ落ち着いてるじゃん」 という惜しいシュート(判定はオフサイドでしたけどね (^^;;)
試合は、立ち上がりからレッズがボールを支配する展開になりました。
札幌は前からガツガツくることもなく、さほど苦もなくボールを回すことができました。
ただ、パスは回せても前の3人に良い形でボールが入らず、シュートチャンスの手前で攻め倦み。
2歩手前ぐらいで攻撃が終わってしまうような感じで、なかなかリズムが掴めませんでした。
シュートで終わることが出来ればまた違ったのかもしれませんが、まだまだ修行中 (;´ー`)
柏木から矢島のシュートがバーを掠めたぐらいで、札幌ゴールを割ることはできませんでした。
ミシャ・サッカー熟成中のレッズでしたが、今日は後ろから丁寧に繋いで組み立てながらも、
後ろの阿部ちゃん、永田から両サイドの梅崎、平川にロングボールを入れる攻撃が見られました。
この攻撃は効果的で、札幌の守備が梅崎や平川に誰がつくのかハッキリしないこともあって、
サイドで数的有利な局面を作り、槙野や柏木が絡んで攻撃を仕掛けるということが出来ました。
ただ、ここからなかなかシュートにまで持って行くことが出来ないことは大きな課題なのですが。
攻撃がシュートで終われず、中盤でボールを失うとたちまちピンチになってしまいました。
啓太が早い時間帯にカードを貰ってしまい、厳しくいけないことも影響したのかもしれませんが、
前半の守備はゴール前で札幌の攻撃を凌ぐという場面が多かったように感じました。
ただ、札幌の攻撃も一気呵成に怒涛の攻撃という迫力は感じることはなく、
河合からの縦パス一本で抜け出され、飛び出した順大が交され大ピンチになった以外は、
レッズのゴールを脅かし、札幌が得点を奪えそうな決定的なチャンスはなかったと思います。
札幌の先制点はコーナーキックからのサインプレーでした。
PA外でフリーの山本選手に渡ったボールはトラップが大きくなりましたが、
思い切り振り抜いたミドルシュートは低い弾道でレッズゴールに一直線に吸い込まれました。
トラップが上手くいかなかったので、一瞬レッズの選手の動きが止まったように見えましたが、
レッズがボールを支配している中で、札幌の思惑通りに先制点を奪われてしまいました (;´Д`)
昨年は先制されると同点に追いつくのが精一杯という試合が多かったのですが、
ボールはレッズが支配することが出来ていましたので、選手を信じて見守るしかありません。
慌てないこと、焦らないこと、集中すること、やってきたことを信じること。
選手たちからも焦りは感じませんでしたし、バタバタするようなことはありませんでした。
柏木、槙野、そして帰ってきたキャプテン阿部ちゃんの存在がチームを落ち着かせていました。
レッズの同点弾は前半ロスタイムの表示が出た直後 (*´∀`)b
札幌にリードを許したままハーフタイムを迎えなかったことが結果的に勝利に繋がりました。
追いつかれた札幌の選手に与えた精神的なダメージはとても大きかったように感じました。
それまでも何度か良い形が出来ていた最終ラインの永田からサイドの平川に大きな展開。
ボールを受けた平川は相手と1対1になり、エンドラインぎりぎりからゴール前にクロスを上げ、
DFの頭を越えたボールを柏木がワントラップのあと、豪快に札幌のゴールに蹴り込みました。
前半終了直前の良い時間帯に同点に追いつくことが出来ました ゚ヽ(*´∀`)ノ゚
後半に入ると同点に追いついた勢いのままレッズが攻勢にでます。
平川、梅崎の両サイドを起点にランコさん、柏木、矢島と前線の選手が攻撃に絡みました。
札幌が気落ちしたのか、疲れたのか…レッズの攻撃がシュートまでいけるようになりました。
しかし、後半早々に矢島が足を攣ってポポさんに交代 (;´ー`)
こんなに早く足が攣るとは思っていませんでしたが、考えてみれば中3日でのプレーです。
初先発の矢島でしたが、フィジカルの弱さはあるものの、相手の嫌なところに顔を出すセンスと、
味方の選手のプレーを感じることが出来ることに、大きな可能性を感じました (=´ー`)
この交代直後にポポさんがゴール前でファールを受け良い位置でFKを獲得しました。
ポポさん、柏木、槙野、阿部ちゃんとボールに集まって来て、誰が蹴るのやらと思っていたら、
阿部ちゃんが俺が蹴るぞと言わんばかりにボールをセットした直後に柏木がスコーンと蹴り、
壁を越えたボールは、曲がって落ちながら札幌ゴールに吸い込まれていきました ゚ヽ(*´∀`)ノ゚
ナビスコ仙台戦のCKからの得点に続き、2試合連続でセットプレーからの得点 (*´∀`)b
昨年は全く得点に繋がらなかったセットプレーから、確実に得点出来ていることは良い傾向です。
柏木は2得点をたたき出し、攻撃面ではもちろん目立っていましたが、
一試合を通して、その守備意識の高さ、運動量が際立っていたと思います。
ナビスコ予選でも先発しており、コンディション的にはキツかったと思うのですが、
精神的に高いモチベーションで臨み、プレーすることを楽しんでいるように見えました (=´ー`)
柏木の存在感が増し、周りがそれに引っ張られることで良い流れが出来てると思います。
逆転してからの浦和レッズは安心して見ていられました。
負けられない札幌が攻勢に出ますが、レッズの守備陣を崩し慌てさせる場面はありませんでした。
柏木やランコさんの守備意識も高く、ほとんど札幌の攻撃を封じていたように思います。
ただレッズは引き気味になりカウンターを狙っているかのように思えましたが、
その狙っていたカウンターのチャンスを活かせなかったことは大きな課題だと思います。
梅崎もサイドから切れ込み良いシュートを放ちますが、追加点を奪うことは出来ませんでした。
傍目には最後は札幌の猛攻をレッズが凌ぐという時間が長くなりましたが、
レッズの守備陣が崩される場面はなく、札幌に決定的なチャンスは与えなかったと思います。
最後の最後にセットプレーから大島選手に際どいシュートを撃たれましたが、
逆に飛んでしまった順大が札幌の執念を断ち切るかのようなスーパーファインセーブ。
レッズが札幌の攻撃を最後まで凌ぎ切り、アウェイ札幌ドームで逆転勝利を飾りました ヾ(*´∀`*)ノ
これで柏戦から連勝。久しぶりに勝利の数が負けの数を上回りました ゚。(*^▽^*)ゞ
90分を通して内容はまだまだだと思います。ポポさんも怪我をしてしまいました。
前節の柏戦で出来たこと、出来なかったこと、札幌戦で出来たこと、出来なかったこと。
まだまだ目指すところに到達するには、もう少し時間が必要だなぁと思いながら見ていました。
でも、昨年のような焦燥感のようなものはなく、落ち着いてチームを見ているような気がします。
勝利という結果が出ていることは、チームにとってもサポーターにとっても大きいと感じます。
明日の浦和レッズが今日の浦和レッズよりも強くなりますように (=´ー`)
2012Jリーグ・ディビジョン1 第3節
コンサド−レ札幌 1−2(前半1−1)浦和レッズ
得点者:32分 山本(札幌)、45+1分 柏木、63分 柏木
主審:村上伸次
2012年3月24日(土)16:03 KO 札幌ドーム 入場者:20,192人

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