『3点獲られても4点獲っていれば勝てる』という試合でした ゚。(*^ー^*)ゞ
魅惑の4分間と戦慄の4分間を交互に味わえる昔の浦和レッズを見ているかのような試合。
天国の森さんが 「お前らもっとしっかりやらんかい!」 と言っているのが聞こえるようです。
しかし 「決めるときに決めないと…」 と言われたセレッソ大阪戦とは違って、
「3点獲られても4点獲ってたから勝てた」ということで少しづつ進歩していることにします。
もっともっと決めるチャンスがありましたので、もっともっと決められるようになって欲しいです。
… もちろん攻撃にチカラを入れて、守備が疎かになってしまうと困ってしまいますが…(;´ー`)
元気にとっても、水輝にとっても、再び歩き出す大きな区切りの試合でした (=´ー`)
ナビスコ予選で苦杯を舐めさせられた鳥栖を迎えてのJリーグ第17節。
長いシーズンも今日のこの試合で今季のリーグ戦の半分を消化したことになります。
3歩進んで2歩下がるを繰り返し、少しづつ前に進んできましたが成長の証を見せて欲しい。
嫌な終り方をした前節。元気、水輝の五輪代表の落選。今日は色々な意味で大切な試合でした。
先発は前節セレッソ戦と変わらず、サブには小島が戻って矢島がベンチ外。
試合前から降り続く雨は止む気配はありませんでしたが、雨の埼スタは嫌いじゃありません (=´ー`)b
立ち上がりからレッズが主導権を握り試合は進行しました。
開始直後に攻撃参加した槙野がPA手前から積極的にミドルシュートを狙い、
左サイドで得たFKには永田が頭で合わせますが、いずれも枠を捉えることが出来ませんでした。
ナビスコでは鳥栖の前線からの激しいプレスでビルドアップに苦しみましたが、
今日は慌てることなく落ち着いてボールを回し、鳥栖の選手が食いついたところの隙をついて、
攻撃のスイッチを入れることが出来ていたし、その結果が梅崎の先制点に繋がりました (=´ー`)b
先制点は立ち上がりすぐの前半7分。中央の柏木から右サイドの平川さんに展開。
右サイドを抉った平川のマイナスのクロスを、元気がゴール正面からボレーシュート。
低く押さえたシュートはGKの手をすり抜けましたがポストに嫌われゴール前をコロコロと。
このボールに詰めた梅崎がDFのクリアを至近距離で跳ね返しネットを揺らしました ゚ヽ(*´∀`)ノ゚
その後もレッズが主導権を握り、課題の追加点を狙って攻撃を組み立てました。
しかし、中央をガッチリと固める鳥栖の守備ブロックに梃子摺り決定機を作ることが出来ません。
落ち着いてボールを回し、鳥栖の選手が食いついたところの隙をついての繰り返しでした。
鳥栖の攻撃に対しては、元気、柏木、マルシオの前3人が積極的にプレスをかけ、
得意の “豊田選手めがけたロングボール” を簡単には蹴らせないようにしていたと感じました。
特に元気は頭の中でいま求められるプレー整理しながら動いていたように思います
前線のプレスからボールを奪って、ショートカウンターの決定機も何度かあり、
追加点が獲れそうな雰囲気は感じたのですが、もう少しのところで追加点は奪えませんでした。
FKから坪井ちゃんのヘディングがポストを叩くなどツキもなかったかなぁ (;´∀`)
人もボールも良くい動いていい感じでしたが、前半は1−0で終了しました。
後半、突然土砂降りになったのを合図にレッズ攻撃陣が躍動しました (=´ー`)
相手CKの流れから深い位置でボールを奪って、柏木が右サイドへ絶妙なスルーパス。
これを感じて走り始めた平川さんに渡り、GKとの1対1を落ち着いて流し込み待望の追加点 ゚ヽ(*´∀`)ノ゚
さらに2分後には再び柏木がDFを引きつけ、落ち着いて右サイドにパス。
フリーでボールを受けた元気は冷静に右足を振り抜きゴールネットを撃ち抜きました ゚ヽ(*´∀`)ノ゚
前半から守備でも貢献していた元気は、ゴールという最高の結果で意地を示してくれました。
… ゴール後にユニホームで顔を覆って泣いているように見えましたが見間違いにしておきます。
さらにさらに、2分後には相手DFのクリアボールを奪った柏木がダイレクトシュート。
ゴール前で元気がコースを変え、なんとアッという間に4-0のスコアになりました ゚ヽ(*´∀`)ノ゚
水が浮くほどの豪雨で肝心なところで足をとられたり、滑ったりと不運もありましたが、
鳥栖は豪雨で集中力が切れたのか、自分たちを見失い大混乱に陥った状態だったと思います。
さすがにこれで勝負ありかと思ったのですが… (; ゚Д゚)
諦めない鳥栖は、水沼選手、トジン選手と選手を投入しここから反撃を開始。
後半22分に藤田選手のFKにトジン選手が合わせて、まず1点。
さらに直後のカウンターから金選手のパスを受けた藤田選手が落ち着いて流し込み2点と、
得点者のアナウンスが終わる前に、アッというまに4−2までスコアを戻してきました。
ピッチに水が浮くだけでなく、レッズの選手も浮足立ってしまいました。
今度はレッズの選手の集中力が切れたのか、自分たちのサッカーを見失ってしまいました。
大量点で気を抜いたわけではないと思いますが、狂った歯車は容易には元には戻りませんでした。
4分後には再び藤田選手に同じようなシュートを決められとうとう1点差に追い上げられました。
まさか、魅惑の4分間の10分後に、戦慄の4分間が待っているとは… (つω-`。)
ここでプレーが再開する前に、DF陣を中心にPAの手前で話し合う姿がみられました。
そして3点獲られてようやく目を醒ましたのか、この後は落ち着きを取り戻せたと思います。
しかし、息を吹き返した鳥栖は自分たちの武器を最大限に使って同点ゴールを狙ってきました。
降り続く雨の中、レッズにも、鳥栖にもチャンスがある一進一退の攻防が続きました。
ここでミシャ監督はランコさん、濱田を投入し鳥栖の高さを封じる作戦。
同じ過ちを繰り返すわけにはいかないレッズの選手はそうとうなプレッシャーだったでしょう。
逆に絶対に諦めない鳥栖としては、これこそが自分たちの真骨頂なのかもしれません。
一度は4点をリードしながら、最後はなり振り構ってはいられません。
ロスタイムに入ってランコさんが “絶対に決めなければいけないシュート” を外すに至っては、
否が応にも前節の悪夢をなぞっているかのように思え、背筋から気持ち悪い汗が…(;´ー`)
守備を期待しての投入で、どんな指示を受けてピッチに入ったか分かりませんが、
「決めたらいかん!」 とは言われてはいないと思いますのでさすがにアレは決めてくれないと…
試合展開から引分けさえ許されない空気の中、やっとの思いで逃げ切りに成功。
終ってみれば 『3点獲られても4点獲っていれば勝てる』という試合になってしまいました。
い、いや、ほんとうに勝って良かったです。。。(。´-_-`。)
魅惑の4分間と戦慄の4分間。天国から地獄。まあ、言い方はいろいろありますが、
こんなジェットコースターのように急上昇したり、急降下しちゃった試合は久しぶりでした。
4点獲ったときに、「七夕だから7点見たいぞ!」 と思ったことを反省しました (⊃ω・`。)
赤豆さんの願いは叶いましたが、残りの3点がまさか鳥栖に入るとはあの時は想像も出来ませんでした。
終って見れば1点差の勝利。まさかこんな展開になるとは思ってもいませんでした (;´ー`)
私たちは、浦和レッズは、まだそこまでは強くないということでしょう。
これで同点に追いつかれていたり、逆転負けを喫していたらと思うと背筋が凍りますが…。
1点差2点差なんて、5分もあれば逆転出来るということを実際に肌で感じた試合でした。
今日はこの試合に勝ち切ることが出来たことに重要な意味があると思います。
選手は、勝った〜良かった〜ではなく、貴重な経験をこの試合でしたと思います。
その貴重な体験は、次に活かしてこそ、意味があるものになるのだと赤豆さんは思います。
戦慄の4分間を迎えるまではほぼ完璧に試合をコントロール出来ていました。
赤豆さんは気持ちが緩んだのではなく、完全に自分たちを見失ったように感じました。
立て続けに2点を失ったことで、自分たちが4点を獲っていることさえ忘れて浮足立ちました。
自分たちはまだ発展途上。出来たことも突如出来なくなるときがあります。
そんなときに拠り所となるものは、チームとしてそれまでに積み上げてきたものだと思います。
今日、勝ち切ることが出来たのは、少しは拠り所が出来てきてきたからなのだと感じました。
3点目を獲られたあとに、PAの前で話し合っていた選手の姿を見てそう感じました (=´ー`)
きっと、あのまま4点差で勝つよりもこれから先のレッズにとっては貴重な経験だったと思います。
そして、今日は最後まで気持ちを切らすことなく向かってくる鳥栖が相手で良かったと感じています。
もちろん、赤豆さんとしては4点差のまま完勝することを望んでいますけど… ゚。(*^ー^*)ゞ
『浦和で輝く』 いい言葉だなあ…ほんとうに輝いて欲しいと思っているよ (´ー`* )
元気のこの言葉を活字を通してではなく、彼の声で聞けたことは本当に良かったです。
元気には浦和でも、そして世界でも輝き続ける星になって欲しいと赤豆さんは願っています。
よし!「まだまだだな」 と言っている天国の森さんに、今度は誉めてもらいましょう ヾ(´ー`* )
2012Jリーグ DIVISION1 第17節
浦和レッズ4−3(前半1−0)サガン鳥栖
得点者:7分 梅崎、50分 平川、52分・54分 元気、67分 トジン(鳥栖)、67分・71分 藤田(鳥栖)
主審:廣瀬格
2012年7月7日(土)18:03 KO 埼玉スタジアム2002 入場者:30,047人

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