今季一番の悪い出来でしたが、それでも勝ち点3を獲得することができました ヽ(*´∀`)ノ゚
早い時間にCKから槙野のヘディングで先制した直後にも連続して決定機がありましたが決めきれず。
新潟のプレスに苦しみ主導権を渡してしまうと、そのまま新潟ペースが長く続き、守備に追われました。
それでも最後まで得点を許すことなく、終了間際に追加点を奪って決めるという久しぶりな展開。
昨年は良い内容でも引き分けが多く、勝ち切ない試合が続きましたが、
悪い内容でも悪いなりに勝ち切ってしまったところにチームの成長を感じることが出来ました。
もっとも1試合だけでは分からないのですが、自分勝手な妄想ではそういう結論に達しました(;´ー`)
上手くいかないときもあると思いますが、それでも勝ち点を拾っていけると大きいと思います。
なんといっても年度末!忙しいに決まっている時期で、
おまけに今月は広島、大分と長距離遠征が続き、お財布も悲鳴をあげていたので、
このタイミングでの新潟遠征に黄色信号が灯っていたのですが、なんとか参戦することが出来ました。
埼玉では桜が咲いていましたが、新幹線の車窓から雪が見えると日本って広いなぁ…と感じます。
飛行機だと乗ってすぐに雲の上で車窓も何もないので、着いたと言われても隣に行ったような感覚で、
それが陸路だと変わりゆく風景に、ああぁ…遠くに移動しているなぁと実感することができます (=´ー`)
晴天に恵まれましたが、埼玉に比べると肌に感じる空気はとても冷たい新潟でした。
レッズはACL出場でナビ予選免除のため、大分戦から2週間ぶりの公式戦でした。
その間、元気が怪我だったり、別メニューの選手もいたり、練習試合の出来が低調だったり、
試合がないときのコンディションを含めて、若干心配でしたがアッというまにリードを奪います。
先制点は最初のCKから。相手マークを振り切った槙野がドンピシャのヘッドで先制 ヽ(*´∀`)ノ゚
直後には混乱する新潟の守備陣を翻弄し、追加点を奪えるチャンスが何度かあったのですが、
クロスに誰も合わなかったり、シュートがミート出来なかったりで、畳掛けることは出来ませんでした。
そして次第に積極的に前からプレスをかけてくる新潟に押し込まれる展開となり、
後方からのビルドアップも寸断され始めると、前線の興梠、柏木、元気が孤立するようになりました。
後ろから丁寧に回すというよりも、ロングボールを興梠に入れてという形が多くなったように感じました。
先制したことで失点することを必要以上に恐れたのか、パスが思うように通らないからなのか、
今季のレッズがこれまで見せていたサッカーとは違った戦い方になっているように感じました。
ビッグスワンの芝が長かったのでしょうか?パスよりもロングボールを選択することが多かったなぁ。
セカンドボールも新潟に奪われることが多く、思うように主導権を奪うことが出来なくなりました。
積極的な新潟のプレスを往なし、前掛かりになっている最終ラインの裏を突くような感じにはなりません。
逆に達也とレオ・シルバ選手が絡んでくる新潟の攻撃をなかなか止めることが出来ませんでした。
先制はしたものの、「上手くいっていないなぁ…苦しいなぁ…」 という試合展開だったと思います。
とにかく要所要所でどこにでも顔を出してくる新潟のレオ・シルバ選手は厄介な選手でした。
新潟の攻撃はレオ選手が起点となっており、ゴール前でブルーノ・ロペス選手がシュートを撃った場面や、
レオ選手がドリブルで持ち上がり、パスを受けた達也のクロスをロペス選手がボレーで合わせた場面は、
いずれもシュートが枠に飛びませんでしたが、決まっていてもおかしくない場面だったと思います。
そして前半ロスタイムには達也の決定的なパスがロペス選手に渡りましたが、
この大ピンチでもロペス選手が “冷静に狙ったシュート” は枠を捉えず事なきを得ました (;´ー`)
前半の10分位までは主導権を握っていましたが、気がつくと完全に新潟ペースになっていました。
後半の立ち上がりに興梠スルー、元気のワンタッチパスから柏木がゴール前に抜け出しましたが、
コースを狙ったシュートは惜しくも相手GKに阻まれ追加点を奪うことは出来ませんでした (;´∀`)
いきなりのビッグチャンスで、ハーフタイムを挟んで流れを引き戻したかと思ったのですが…
後半も新潟ペースは変わりませんでした。レオ選手に分断され、レオ選手に突破され、
レオ選手に引っ張られることによって、達也、ロペス選手が活かされているように感じました。
家本主審の方針で肉弾戦のような展開になりましたが、ほとんどの場面で新潟の方に勢いがありました。
レッズの選手もゴール前では体を張って守る!守る!守る〜!ハラハラする状況が続きました (;´∀`)
相手のシュート精度ににも助けられ、主導権は握れなくてもなんとか無失点で凌ぎ時間は経過しました。
攻撃に転ずることは出来ませんでしたが、守備は時間の経過と共に余裕があったようにも思えます。
啓太に代えてマルシオ、元気に代えて関口を投入すると、途中交代の2人が試合を決めました ヽ(*´∀`)ノ゚
時間がなくなり焦る新潟が見せた隙を見逃さず、ゴール前に走りこんだマルシオに関口がダイレクトパス。
GKと1対1になったマルシオは、落ち着いて試合を決める2点目のゴールを撃ち抜きました。
浦和ゴール裏の歓喜とホーム側の溜息。一斉に席を立つホーム側の観客が見えました。
最後まで同点を狙ってアグレッシブに動いていた新潟の選手がガックリ項垂れるのが見てとれました。
終始主導権を奪えず、思い描いていたサッカーとは異なった展開に苦戦を強いられましたが、
前掛かりになる相手を往なし、終了間際に冷静に穴を突いて得点するという “強い” 勝ち方でした。
リーグ戦は積み重ねであり、大分戦の悔しさを消化しての試合だったと思います。
大分戦での連続失点が、新潟戦でのはっきりしたロングボールの多用に繋がったのかもしれません。
そして今日は失点をしませんでした。しかし、主導権は新潟に奪われたまま苦しい時間が続きました。
全ては上手くいきませんでしたが、それでも勝ち点3を奪うことができました。
上手くいかなかったことを改善し、そしてまた出てきた問題点を改善して次の試合に臨むのです。
永田の負傷もあり苦しい試合でしたが、補強の効果も感じることが出来た試合だったと思います。
急遽、前半から出場することになった那須も落ち着いたプレーぶりで遜色ないことを証明したと思います。
終盤に投入されたマルシオと関口でダメ押しのゴールを奪ったことにも “チーム力” を感じました。
今季一番の悪い出来でしたが、獲得した勝ち点3と共に収穫の多い試合だったと感じました (=´ー`)
達也はもう新潟の選手なんだと感じました。新潟のために全力で浦和に挑んでくる達也でした。
それは寂しくもあり、でも、嬉しくもあり…それこそが田中達也というサッカー選手なのだと思います。
2013Jリーグ DIVISION1 第4節
アルビレックス新潟 0−2(前半0−1) 浦和レッズ
主審:家本政明
得点者:6分 槙野、90+2分 マルシオ
2013年3月30日(土) 16:03 KO 東北電力ビッグスワンスタジアム 入場者:29,095人

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