中断期間を挟み迎えた浦和にとってのナビスコ初戦はアウェイでの準々決勝でした (=´ー`)
アウェイの地でC大阪を完封し、2つの得点を奪っての勝利は大きなアドバンテージになりました。
内容も結果もホームで迎える第2戦に弾みをつけた大きな勝利だったと思います ヾ(´ー`* )ノ
北海道でミニキャンプを張り、定期的に練習試合を組む等しっかりと調整した結果がでましたね。
中断前の対戦では主導権を握りながらも2−2の引分けで終わったC大阪が相手でしたが、
スタンダードな4バックで臨んでくるチームに対する強さを見せつけた格好になりました (=´ー`)
代表スケジュールの関係で約1ヶ月の中断を挟んで入りの難しい試合でしたが、
お互いに、どちらが自分たちのサッカーに相手を嵌めるかという試合をしたように思います。
そして今日は浦和のサッカーがC大阪のサッカーを凌駕したという試合ではなかったかと思います。
中断前の5月は負けなしと好調を維持していたチームですから
仮にこの試合で惨敗を喫すると中断期間の過ごし方から試合直前の元気の一件まで
一気に批判を受ける可能性もあっただけに、内容も伴った勝利で正直ほっとしました ゚。(*^▽^*)ゞ
こと浦和レッズに関しては、どうしても心配性になってしまうんですよねぇ…(;´ー`)
中断前は怪我で離脱していた平川さんが先発復帰。
負傷したわけではないけど欠場の元気に代わってマルシオが入った以外はいつものメンバーでした。
クルピ監督は自分のサッカーとチームに自信を持ち、相手に合わせた戦術を執ることは選択せず、
浦和のサッカーにC大阪のサッカーを、正面からぶつける真っ向勝負を挑んできたように思いました。
前から積極的にプレスを掛けてくるものの、浦和のビルドアップは実にスムーズでした (*´∀`)ノ
順大のゴールキックから興梠のポストでマルシオにボールが渡ると、
一転相手DFの裏に抜け出した興梠に呼応するようにマルシオから必殺スルーパスが出ました。
ボールを受けた興梠は相手GKも交わし落ち着いてゴールに流し込みました ヾ(´ー`* )ノ
お互いの特徴を理解したプレーで、マルシオが出してくると信じて走った興梠と、
興梠が裏に抜けると信じてスルーパスを出したマルシオとの連携が見事な美しいゴールでした。
リーグ戦ではなかなか得点を奪えず苦しみましたが今日は早い時間に先制。
ナビスコカップ決勝トーナメントでは貴重なアウェイゴールとなる興梠の先制点でした (=´ー`)
リードを奪った浦和は落ち着いて後方から丁寧にボールをつなぎながら試合をコントロール。
先制され圧力を強めるC大阪を往なしながら、ゆっくりとボールを回し追加点の機会を窺いました。
機を見てC大阪守備陣を切り裂く縦パスや、ドリブル突破を織り交ぜながら主導権を握りました。
前線の興梠、柏木、マルシオに両サイドの平川さん、梅崎が加わり、
常に数的有利な状況を作りながらほぼ一方的な展開でC大阪を押し込み続けました。
ここに槙野や森脇、那須さんまでもが攻撃参加してくるのでパスの選択肢がいくつも出来ました。
ほぼ浦和が主導権を握ったまま試合は進みましたが追加点は奪えず、
前半終了間際には右サイドを突破した柏木がゴール前でフリーになった興梠へラストパス。
しかし、シュートはGKに弾かれ、詰めたマルシオも僅かに届かず、追加点は奪えませんでした。
終始主導権を握っていながら、僅か1得点のみというのは物足りない感じがしますが、
相手キーマンの柿谷選手に対しては、那須さん、啓太、阿部ちゃんで自由にさせることはなく、
C大阪に得点を奪えそうな決定機をほとんど与えず、理想的な前半だったように思います (=´ー`)
後半に入っても落ち着いて試合をコントロール出来ていたと思います。
丁寧にボールを回しながらC大阪のギャップを突き縦に展開する攻撃は実にスムーズでした。
前半よりも積極的にボールを奪おうと迫るC大阪を往なし、鋭利なカウンター攻撃も効果的でした。
立ち上がりにゴール前でのパス回しから興梠にチャンスがありましたがシュートは枠を捉えず。
直後のカウンターのチャンスでは柏木のシュートはバーに阻まれ追加点は奪えませんでした。
それでもC大阪の攻撃を往なしながら、臨機応変に遅攻と速攻を織り交ぜゴールに迫りました。
追加点はC大阪の攻撃を凌ぎ、守備から攻撃への素早い切り替えから奪い獲りました。
相手クロスボールを順大がキャッチしたのを合図に、素早い切り返しで一気にゴールに迫りました。
ボールを受けた梅崎がドリブルで運び中央の啓太にボールが渡ると、右サイドを駆け上がる柏木へ。
受けた柏木が逆サイドの興梠にパスを送ると、興梠は落ち着いてゴールに流し込みました ヾ(´ー`* )ノ
糸を引くように浦和の選手たちの間を繋いだボールの動きに、C大阪の選手を翻弄しました。
ボールを運んだ梅崎のドリブルも、啓太に繋がったパスも、右サイドを駆け抜けた柏木の動きも、
逆サイドで柏木のパスを受けた興梠の動きも、冷静にボールを流し込んだ興梠のシュートも、
受け手も出し手も同じイメージを頭に描きし、迷いなく確信を持ってプレーをしていたと思います。
カウンターから美しい見事な崩しでアウェイゴールを陥れ、リードを2点に広げました (=´ー`)
ホームで2点のビハインドを獲り返そうとさらに攻勢を強めるC大阪でしたが、
時間の経過とともに焦りが見え始め、肝心なところでオフサイドになる場面が多くなりました。
相手のシュートがバーを直撃するピンチもありましたが、浦和は落ち着いていたと思います。
しかし落ち着きすぎ、浦和がゴールに向けた縦への意識が薄れるとピンチが訪れます (;´ー`)
相手を誘っているのか、守備的になっているのか、相手DF陣の前でパスを繋ぐことが多くなり、
リスクを冒さないことを意識し過ぎたときに、逆にピンチになることが多かったように感じました。
もちろん、90分間相手に全くチャンスを作らせないことは理想ですが現実には難しいことです。
それでも相手にチャンスを与えたとしても、一方でPK獲得かと思われるプレーもあり、
C大阪は浦和を止める術を見出せずにいたので、試合を通して主導権は握り続けていたと思います。
ベタ引きになりゴール前に釘付けにされ、C大阪に押し込まれるほうが怖いと思っていました。
ほぼ理想的な試合展開でしたが、解決できていない課題も顔を出したように感じました。
攻撃も、守備も、相手に対して数的有利な状況を作り出すことが出来ていました。
しかし、いくつかの場面で数的不利な守りを強いられ、危ない場面も何度かあったと思います。
それでも中断期間で自分たちのサッカーに上積みし、地力が付いたことを証明出来たと感じました。
そして、勝っても課題がなくなることはありません。
今日出来なかった課題を糧に、もっと強い明日の浦和レッズは成長して欲しいです。
今季の浦和レッズに限界点はありません。成長を止めたときから衰退は始まってしまいます。
ナビスコカップ準々決勝第1戦は、このまま0−2で浦和レッズがC大阪を完封し先勝しました。
ナビスコ準々決勝は、前後半90分の合計180分の戦いでまだ前半の90分が終わっただけです。
そしてそのことは選手もサポーターも理解し、残る90分も気を抜くことなく試合に臨むでしょう。
しかし、アウェイで2つの得点を奪っての勝利は大きなアドバンテージとなりました (=´ー`)
選手が動き、相手を動かし、出来たスペースを使い、ボールを動かし、また選手が動く。
“選手が動くことが、現在の浦和の生命線” であり、動けなければ浦和のサッカーは出来ません。
目指すものがあり、それを掴み獲ることを意識して、堂々と掴み取って欲しいです (*´∀`)b
第1戦のことは忘れて新たな気持ちで第2戦を戦う必要はないと思っています。
アウェイで行われた第1戦は、有利な形で第2戦に繋げたことは紛れもない事実です。
アウェイゴールを2つ奪って完封したという結果を、十分に意識して第2戦を戦って欲しいです。
埼玉スタジアムで、少しでも多くの仲間と共に戦い、次のステージに進みたいと思います (=´ー`)
ヤマザキナビスコカップ準々決勝第1戦
セレッソ大阪 0−2(前半0−1) 浦和レッズ
主審:家本政明
得点者:9分、56分 興梠
2013年6月23日(日) 19:04 KO 大阪長居スタジアム 入場者:16,602人

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