勝ち点3が獲れていれば、まだ穏やかな気持ちでいられたのですが… 。゚(*´□`)゚。
甲府のサッカーに嵌まったのか、浦和の出来が悪かったのか…うーん、両方かなぁ。
長いロスタイムも終わろうかという時間帯に同点に追いつかれ負けたような気分の引分けでした。
しかし、決定機の数では圧倒的に甲府のほうが多く、負けてもおかしくない試合だったと感じています。
浦和レッズが優勝するチームであれば、絶対に落としてはいけない勝ち点だったと思います。
もし今日の浦和が優勝に値しないチームであっても、明日は優勝に相応しいチームになって欲しいです。
悔しさを露わにした興梠と、追いつかれても諦めず味方を鼓舞した山岸の姿が心に残りました。
『このままで終わるわけにはいかない』
何かを変えたかったミシャ監督は、GKに順大に代わって山岸を起用。
啓太はまだ無理はできないのかベンチスタートになり、FC東京戦に続き暢久がCBに起用されました。
マルシオが怪我のためベンチ外となっていたことが、終盤での浦和の戦い方に響きました。
1トップのパトリックを含めて、自陣深く引いてブロックを作って守る甲府に手を焼きました。
ボランチの阿部ちゃん、那須がDFラインに入り、SBの槙野、森脇が高い位置にポジションを上げ、
サイドに人数を掛け、後ろの3人から前線に張った7人にパスを供給するような感じだったと思います。
試合前から監督選手がコメントしていた通り、「我慢の試合」 になってしまいました。
浦和は焦らず丹念にボールを回し守備の穴を探しますが、なかなか縦パスを入れられず、
数的に有利になっているサイドに展開し槙野、宇賀神が仕掛けるか、暢久や那須が持ち上がるか、
あるいは下がってボールを受けた元気がドリブルで仕掛け揺さぶりをかけるしかない状況でした。
前半はまさに我慢の展開で、たまに元気や宇賀神が抉ってチャンスは作るものの得点には繋がらず。
一番スタジアムが湧いたのは、オフサイドの判定でしたが柏木がゴールネットを揺らしたときでした。
逆に暢久がパトリック選手に競り負けてGKと1対1のピンチを招いたり、
自陣深い位置でのパスミスからヒヤリとする場面があったりと、山岸に救われる場面も… (;´ー`)
甲府の狙いに引き摺り込まれそうになるのを、必死で我慢する浦和という展開だと感じました。
後半に入り、暢久に代わって啓太を投入。那須がCBに戻り啓太がボランチに入りました。
パトリックに競り負け決定的な場面を作られたのが、ミシャの脳裏に焼きついたのかなぁ…(。´-_-`。)
ただ、守備の梃入れだったこの交代で普通の浦和に戻り、閉塞感があった攻撃が活性化したと感じます。
後半開始早々、浦和の時間帯に興梠が倒されいい位置でFKを獲得しました。
このFKを予想通り(?)槙野が右足を強振すると、壁に入っていた甲府の選手のハンドでPKを獲得。
PKは阿部ちゃんが冷静にゴールに流し込み、待望の先制点を奪うことに成功しました ヾ(*^▽^)ノ
自陣に引き籠る甲府を、前に出て来ざるを得ない状況に追い込む先制点だったハズでしたが…。
同点を狙って甲府が攻めてくるところを待ち構え、逆にカウンターで仕留める浦和を想像しました。
しかし、後半15分を過ぎたあたりから浦和の運動量が落ち、
パトリック選手を目掛けて放り込む甲府の攻勢をまともに受ける形となり、
なんとかボールを奪い返しても試合を落ち着かせることすら出来なくなってしまいました 。゚(*´□`)゚。
甲府の波状攻撃の前に受け身になった浦和は、ゴール前での守備でもマークに付き切れず、
パトリック選手に決定的なヘッドを合わされ、山岸の好セーブでなんとか凌いでいる状況でした。
それでも何度かあったカウンターのチャンスを決めていれば…という展開だったのですが、
興梠が前線で必死にボールをキープしても、周りの押し上げが遅く、攻守の切り替えで甲府に完敗。
良い位置でボールを受けた元気のドリブルも、今日は元気とボールは友達ではなかったようで
シュートが撃てるエリアに持ち込むことすらできず、相手に奪われることの連続でした (。´-_-`。)
残り試合も少なくなってきて、ミシャ監督の采配にも焦りを感じました。
何とか試合を落ち着かせたい浦和にとっては、マルシオの不在は不運だったと思います。
マルシオが怪我でメンバーを外れていなければ、元気に代えてマルシオだったと思うのですが、
甲府の攻撃の前に完全に受け身に回っていた浦和は、柏木に代えて梅崎をピッチに送りだしました。
しかし、周囲に比べてまだ動けていた柏木を交代させてしまったことには疑問が残りました。
さらに終盤には宇賀神に代えて永田を投入しましたが、
虎の子の1点を死守し、逃げ切りを図る状況での永田の投入は、正直嫌な予感を感じました。
パトリック選手の高さが怖かったのだと思いますが、浦和の守備はさらに混乱したように思います。
復帰してから調子があがっていない永田を、慣れないポジションで起用したことは裏目にでました。
ミシャ監督が作り上げた浦和は、守ろうとして守れるチームではないと感じています。
永田の投入で、どうやって守るのか、誰が誰につくのか、選手の役割も曖昧になってしまいました。
守備的は選手を投入するしか守る術のない浦和は、守りに入るとバランスを崩してしまいます。
プラン通りに運ばなかったときのミシャ監督の采配に、迷いや焦りを感じることが気になります。
選手達の勝ちたい気持ちは、なりふり構わぬ敵陣での時間稼ぎにも表れていたと思います。
しかし、果てしなく長く感じたロスタイムは、浦和の逃げ切りを許してくれませんでした 。゚(*´□`)゚。
見せ場も少なく、我慢し続けただけの試合は、最後に甲府に追いつかれる悔しい結果になりました。
自分たちの思うようなサッカーが出来ずに、それでも我慢してきた守備が最後の最後で決壊しました。
これでFC東京戦に続き、ロスタイムの失点で勝ち点を落とす結果となってしまいました。
浦和が優勝を狙うチームであるならば、絶対に落としてはいけない勝ち点3だったと思います。
まだ私の浦和レッズは、サッカーの神様から見ると優勝するに値しないチームなのかもしれません。
悔しさを露わにした興梠と、追いつかれても諦めず味方を鼓舞した山岸。
彼らの姿を見たサッカーの神様は、最後にきっと浦和レッズに味方してくれると感じました。
何が出来て、何が出来なかったのか、何故出来たのか、何故出来なかったのか。
今日の試合がどうだったのかは、ピッチに立った選手がそれぞれが消化して欲しいと思います。
そして、このまま終わってしまうか、悔しさを財産として成長出来るかは自分次第だと思います。
追いつかれても試合終了の笛を聞くまでは諦めないサポータでいたいと思います (=´ー`)
2013Jリーグ DIVISION1 第26節
浦和レッズ 1−1(前半0−0) ヴァンフォーレ甲府
主審:村上伸次
得点者:51分 キャプテン阿部ちゃん[PK]、90+6分 青山(甲府)
2013年9月21日(土)17:04キックオフ 埼玉スタジアム2002 入場者:31,077人

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