ただでさえ負けたくない鹿島との対戦でした キリッ (。+・`ω・´)キリッ (・`ω´・ ○)キリッ
首位を追撃する勝利となるか、鹿島に順位を逆転されてしまう敗戦となるのか。
痺れるようなアウェイ鹿島戦を迎えることに幸せを感じながらカシマスタジアムに向かいました。
待機列にいるときはあまり感じませんでしたが、スタジアムに入ると寒いのなんの (;´∀`)
スタジアムを通り抜ける風がとんでもなく冷たく、久しぶりにモツ煮(大)を食べてしまいました。
振り向けばすぐ後ろに迫ってきた鹿島を突き放す大事な大事な試合でした。
リーグを獲るためには “負けない” のではなく “絶対に勝たなければいけない” 試合です。
天皇杯で主力を温存した浦和は、ナビスコカップ準決勝と同じメンバーでこの試合に臨みます。
鹿島は前線からプレスを掛けてきましたが、浦和の最終ラインは落ち着いて対応。
後方から丁寧にパスを繋ぎ、鹿島の両サイドを突く攻撃で試合の主導権を握ることに成功しました。
左サイドでは槙野の攻撃参加から宇賀神、元気がボールに絡んで数的有利を作り、
右サイドでは森脇、平川さんが早めにクロスを上げたり、柏木が上手くスペースを使ったりと、
最近の鹿島戦と同様に、相手守備陣が後手を踏むような攻撃を仕掛けていたと思います
立ち上がりにいきなり古巣との対戦で期するものがあっただろう興梠に決定機が訪れました。
相手のスローインからのボールを奪った興梠が右の平川さんに展開。
興梠が右に展開したパスに連動して、ゴール前に走り込んだ柏木が、相手を引き連れて右に流れ、
ぽっかり空いたスペースに興梠が走り込み、完全にフリーで合わせましたが惜しくもGK正面でした。
うーーん、惜しい!惜しすぎるっ 。゚(*´□`)゚。
その後も落ち着いたボール運びから、両サイドに展開し試合を優位に進めていたと思います。
両サイドで槙野、森脇が攻撃参加し、数的有利を作って攻撃を仕掛ける浦和。
鹿島は浦和のボールロストを狙い、素早く前線にボールを運ぶカウンターから得点を狙っていました。
後方から繰り出される鋭いカウンターで、前線のダビィ、大迫、ジュニ選手を走らせる鹿島。
立ち上がりにカウンターから遠藤選手→大迫選手にきわどい場面もありましたが、
浦和は攻守の切り替えも早く、鹿島のカウンターにも阿部ちゃんを中心に上手く対応出来ていました。
啓太提案の 「6秒ルール」 がチームに浸透している感じで、鹿島の攻撃の芽を潰していました。
ボールを失ってからのファーストディフェンスで鹿島の選手に余裕を持ったプレーをさせず、
執拗にプレッシャーを掛け出しどころを限定し、チーム全体が連携した守備で対応していました。
攻撃的に試合に臨みながらも、攻撃から守備への切り替えの早さが上手く機能していたと思いますし、
ダビィ、大迫選手といった、力のある鹿島の攻撃陣に対しても集中してマークを外しませんでした。
「またお前か!森脇!」とか、「しつこいぞ!槙野!」 という感じだったと思います ゚。(*^ー^*)ゞ
気持ちの入ったプレーで浦和が主導権を握る中、待望の先制点はセットプレーから。
今季の浦和が手にした貴重な得点源となった必殺技 “柏木のCKを那須の魂のヘッド” が炸裂!
元気を使って上手くマークを外し、叩きつけた那須のヘディングがゴールを揺らしました ヾ(*´∀`*)ノ
先制した後も浦和は集中を切らさず、さらに追加点を狙って攻撃的な姿勢は崩しませんでしたし、
ボールを奪われても鹿島の選手を自由にさせない守備で、主導権を鹿島に渡さず試合を進めました。
しかし、前半終了間際に柏木が腰に違和感を訴え、マルシオに交代するアクシデントが発生。
それでも急遽投入されることになったマルシオがすぐに集中して試合に入ることが出来て一安心。
ピッチの11人だけでなく、浦和はチーム全体で鹿島戦に臨んでいるのだと感じました (=´ー`)
後半も絶対に負けられない両チームが激しくぶつかり合う展開となりました。
リードを奪われ鹿島も攻勢を強め浦和ゴールに迫ってきましたが、浦和の集中力は切れませんでした。
遠藤選手のミドルシュートにヒヤリとしましたが、これは山岸が指先だ弾き出し得点を許しません。
そして後半15分に試合を決定づける大きな出来事が…ヽ(゚Д゚;)ノ!!
前半から激しくやり合っていた森脇とダビィ選手でしたが、ダビィ選手の苛々が爆発。
イエローをもらった直後だったダビィ選手が、なんと森脇の顔に手を出す愚行で2枚目のイエロー。
リードを奪い、ポゼッションで優位に立つ浦和が、さらにこの退場で数的有利な状況になりました。
ダビィ選手のカードは妥当だと思いますが、なぜか森脇にもカードが出たのは摩訶不思議 (;´ー`)
ダビィ選手の退場で浦和は楽になりましたが… (ノ_-;)ハア…
両チームにとって大きな意味を持つ試合で、気持ちを自制出来ないダビィ選手に責めはありますが、
前半からもっと早くカードを示していれば、落ち着くことが出来たかもしれないなぁ…と感じます。
カードを出されても…という場面もあったので、松尾主審にはそれが出来たんじゃないかと思います。
11人対11人だったときから、ポゼッションで優位に立っていた浦和に対して、
一発の脅威を感じさせたダビィ選手を失い、数的不利となった鹿島は苦しい状況に追い込まれました。
それでも点を獲らなければならない鹿島を、数的有利を活かして落ち着いて追い込みます。
そう、浦和はここで守りに入ることなく、追加点を奪うためにボールを繋ぎました (=´ー`)
そして苦しい鹿島を、さらに苦境に追い込む追加点が浦和に入りました。
後半26分、左サイドでボールを受けた元気が前掛かりになりスペースの出来た中盤をドリブルで突破。
スピードに乗った元気は鹿島守備陣を切り裂き、一気にゴール正面までボールを運ぶと右足を一閃。
浦和を一段と勝利に近づける貴重なゴールが、鹿島ゴールに突き刺さりました ヾ(*^▽^)ノ
圧倒的にボールを支配され、気持ちが折れたような鹿島の選手の間を元気がすり抜け、
興梠の動きに相手DFが釣られて出来たシュートコースを逃さず、浦和が決定的な2点目を奪いました。
その後、荒れ気味の試合でカードをもらっている森脇、興梠を代え、坪井ちゃん、関口を投入。
前半からダビィ選手とやり合っていた森脇と、古巣との対戦で気持ちが空回り気味だった興梠を下げ、
次節に向けた準備も兼ねて、相手の退場で得た数的有利な状況を最後まで維持する手堅い采配でした、
しかし、このまま試合が終わらないのも浦和レッズのサッカー (;´ー`)
終盤に槙野が高く上がってしまったクリアボールの処理を誤り、
逆回転がかかって変なバウンドとなったボールをゴール前で大迫選手に奪われてしまい、
コースもなく難しい体勢からボレーシュートを決められ、1点を返されてしまいました 。゚(*´□`)゚。
確かに槙野のミスではありますが、あのシュートを決めてしまう大迫選手は怖い選手です。
そして、どんなに圧倒的な状況であってもこういった得点が生まれてしまうのがサッカーであり、
そういった意味でも1点を先制したあと、守りに入らずに追加点を奪い獲ったことが活きたと感じます。
しかし、この失点の後も浦和は慌てることなく、落ち着いている選手の姿がありました。
5分のロスタイムに入ってから、スタジアムに響き渡った 「We are Reds!」 のコール。
レッズサポがピッチに送る 「PRIDE OF URAWA」 と、それに呼応した選手の気迫のプレーが続きました。
3位4位対決となった敵地カシマスタジアムでの試合は、浦和が1-2で勝利しました ヾ(*^▽^)ノ
長く在籍した古巣と、かつてのホームスタジアムでの対戦となった興梠。
決断の大きさをあらわすように気持ちが空回りし、本来の興梠のプレーは出来なかったと思います。
苦しんでいる興梠の姿を自分たちは見守り、「頑張れ!」 と応援することしかできません。
そんな興梠を助けたのは “浦和レッズの仲間の選手たち” でした (=´ー`)
前線の興梠を信じてパスを送り続けた啓太、柏木、平川、宇賀神、阿部ちゃん。
いつもよりもアグレッシブに攻撃に加わり、積極的にプレーをし続けた森脇、槙野。
興梠の近くで、常に興梠のプレーを見て、興梠のプレーを感じ、興梠にメッセージを送り続けた元気。
興梠は不完全燃焼で、何も出来なかったと感じてピッチを後にしたかもしれません。
でも、献身的に体を張ったプレーを続け、前線から追い込む守備も手を抜くことはありませんでした。
元気が決めた浦和の2点目は、ゴール前での興梠の動きに相手が釣られたから生まれたもの。
興梠には決められたくない鹿島のマークが厳しい中、味方を活かすプレーでしっかりと貢献したよね。
元気の個人技で決まったようなゴールでしたが、あのプレーは浦和の選手になった証だと思います。
そう、あの2点目がなければ、浦和は鹿島に勝つことは出来なかったと感じています (=´ー`)
これで浦和は横浜に敗れた広島を抜いて、勝ち点差2の2位に順位を上げました (=´ー`)b
2013年のリーグ戦も残すところ5試合。やっぱり赤豆さんが出来ることはただひとつです。
勝っても、負けても、望みが叶っても、叶わなくても、赤豆さんが出来ることはただひとつだけ。
最後まで諦めず、勝利を目指して、浦和のために、勇気を持って戦う選手を応援し続けることだけです。
試合後には笑顔の選手が、自分たちのところに戻ってきてくれました (=´ー`)
2013Jリーグ DIVISION1 第29節
鹿島アントラーズ 1−2(前半0−1) 浦和レッズ
主審:松尾一
得点者:20分 那須、71分 元気、87分 大迫(鹿島)
2013年10月19日(土) 15:04キックオフ カシマサッカースタジアム 入場者:32,305人

42