サッカーとはいえないようなサッカーの試合に勝ちました (=´ー`)
負けた試合を忘れるには、どんな形であっても試合に勝つことが一番だと思います。
7試合ぶりに敗戦となったC大阪戦の直後だけに、優勝を狙うためには負けられない試合でした。
えーっと、それでは大雨の中敢行された “永井雄一郎トークショー” をどうぞ ゚。(*^▽^*)ゞ
台風18号の影響で降り続いた雨で、水捌けのよい埼スタにもあちらこちらに水溜りが出来ていました。
一見水が溜まっていないように見える場所でも芝には多くの水が含みコンディションは最悪でした。
選手が “サッカーをすることが困難” な状態になった埼スタを見るのは初めてでした。
ボールが転がらない、弾まない、弾む、止まっちゃう…当るも八卦当たらぬも八卦 (;´・ω・`)
サイコロの目のように何が出るのか予測不能な状況ではパスを繋ぐ浦和のサッカーは不可能でした。
「いつものサッカー」 は出来るはずもなく、出来るのはボールを大きく前に蹴り上げるだけでした。
ミシャ監督になって初めて、自ら自分たちのサッカーを放棄せざるを得ない状況だったと思います。
こうなると内容がどうのこうの言ってる場合ではなく、勝ち点3を得ることだけが全て。
自分たちのサッカーが出来ない中でいかに勝利に繋げるかという難しいミッションだったと思います。
興梠、李をターゲットに、とにかく2人を目掛けて前に蹴り出し、あとは任せた!みたいな…
2人がなんとかしたボールに柏木が絡んで、3人でゴールを目指すというパターンで得点を狙いました。
が、踏ん張りの利かないピッチに、思うように扱えないボールではゴールを割るのは至難の業でした。
こんなときはセットプレーが試合を左右するとはいうもの、徳島もそこは集中を切らさず、
立ち上がりから何本も獲得したコーナーキックも得点には繋げられず、もどかしい展開になりました。
局面での体を張った肉弾戦に勝ち、ほぼ一方的に押し込み相手陣内でプレーが出来ていたのですが…。
浦和のゴールからは遠いサイドでのプレーが続いていた時間帯でした。
徳島GKの大きく蹴り出したゴールキックから、佐々木選手が浦和の陣内にボールを送られると、
槙野、森脇の間を抜け出した衛藤選手に持ってこいのタイミングで繋がり先制を許してしまいました。
ピッチコンディションが何でこのタイミングで徳島に有利に働いちゃうかなぁ… (。´Д⊂)
ただ全く予想外というわけでもなく、ピッチコンディションから想像出来る中での最悪の展開でした。
2007年最終節や一昨年の札幌戦が脳裏にフラッシュバックされ、クラクラしてしまいました。
しかし浦和の選手たちは慌てませんでした。
興梠、李は蹴り込まれるボールに体を張り、森脇、槙野も機を見て攻撃参加。
水しぶきをあげてピッチを走り、必死でボールを追いかけました。
先制したことで守備的になる徳島を自陣に釘付けにし押し込みました。
浦和の前に向かう圧力に堪らず徳島のファールが増え、森脇が倒されて得たFKを蹴るのは柏木。
柏木の左足から放たれたボールは水しぶきを上げてゴールポストを叩きゴールに吸い込まれました。
難しいピッチコンディションの中、先制された嫌な空気を一気に吹き飛ばす一撃でした。
セットプレーが鍵になると思われた試合で、注文通りに決めて見せた柏木の精神力は称賛に値します。
前半のうちに追いつくことが出来たことが、試合の大きなポイントだったと思います ヾ(*´∀`*)ノ
えーっと、話は前半が終了した段階ですが、ここでスカパー中継中の永井さんをどうぞ (;´∀`)
同点に追いつき息を吹き返した浦和は、後半に入っても徳島を自陣に釘付けにしました。
西川が蹴る前に必死でピッチに溜まった水を掻きだす那須さんや槙野の姿に執念を感じました。
そして、剥き出しにしたこの試合に賭ける勝利への執念をサッカーの神様が見逃すはずはありません。
勝負を決めた2点目も柏木のFKからでした。
柏木の左足から蹴り出されたボールを李が競り合いながら胸で繋ぎ、那須さんがダイレクトでシュート。
地面に落ちると思い通りにならないボールを、“絶対に下に落とさない作戦” のようなゴールでした。
やりたいことが出来ない中で、苦しみながらも勝利を手繰り寄せる美しいゴールでした
リードを奪った浦和は、疲れが見える平川さん、啓太に代えて梅崎、青木を投入。
とにかくボールを持ったらゴールからボールを遠ざける作戦を全員で敢行し逃げ切りを図りました。
いつもは見られる西川へのバックパスは、今日はただの1本もなかったのではないでしょうか。
球際の競り合いで水しぶきを浴び、ボールを蹴りあげると水しぶきが上がりました。
浦和の選手たちに水しぶきが襲いかかりました。ボールがあるところでは常に水しぶきが立ちました。
それでも浦和の選手は勝負を決める1点を目指して、前に前にとボールを送り続けました。
おおよそ浦和らしくないサッカーで激しい消耗戦を制し、貴重な勝ち点3を手にしました (=´▽`)ゞ
前節の敗戦を引き摺らないためにも、優勝を狙うためには負けられない試合でした。
難しいピッチコンディションの中、サッカーとはいえないようなサッカーの試合に勝ちました
劣勢に陥っても虎視眈々とチャンスを窺い、決めるべき決定機を確実に決めて勝利を手にしました。
浦和らしさが少しも見えないサッカーでしたが、自ら手繰り寄せた必然の勝利だったと思います。
難しいコンディションの中相手に先制され、さらに難しい状況に追い込まれましたが、
絶対に落とせない試合で、しっかりと逆転し勝ち点3を得ることが出来る強さを見せてくれました。
試合中も降り続いた雨の中、浦和はこれ以上ない結果を手にすることが出来ました (=´ー`)ノ
2014Jリーグ DIVISION1 第27節
浦和レッズ 2−1(前半1−1) 徳島ヴォルティス
主審:廣瀬格
得点者:33分 衛藤(徳島)、41分 柏木、63分 那須
2014年10月5日(日)14:04 KICK OFF 埼玉スタジアム2002 入場者:23,294人
■ 2014 Jリーグディビジョン1 第27節 (REDS公式)
■ 14.10.05 我慢強く戦い、ホームで逆転勝利 (REDS公式)
そ、それでは…最後に試合終了後に倉敷さんと談笑する永井さんをどうぞ ヾ( ̄o ̄〃)ゞ

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