URAWA Red Beans　《浦和赤まめ日記》

2011年最初の公式戦、浦和レッズレディースの2010年シーズンの最終戦です (´∀｀*)

元日の国立競技場の綺麗な芝生でサッカーが出来るチームは男子を含めて４チームだけ。
ここに連れてきてくれたレディースの選手に感謝すると共に、勝てなかった悔しさが募ります。

レディースにとっては2年連続の決勝の舞台。2010年最後のタイトルを賭けた戦いでしたが…
昨年はベレーザの牙城を崩せず、今年はINACの執念に苦杯を舐めることになりました。



立ち上がりからレッズレディースの選手の動きが固い。またしても雰囲気に飲まれたのか…
厳しいプレスをかけてくるINACに大苦戦。中盤でキープ出来ない、ボールを奪えない。
右へ、左へ、ボールを振られ、山郷さんが必死にゴールを死守するというピンチの連続でした。

何ともバタバタした立ち上がり。自分たちを見失っていた早い時間帯に失点を喫しました。
失点は、ポストに当たり外れたかに見えたボールにスピンがかかりゴールに転がり込みました。
不運な失点でしたが、中盤で完敗しており獲られるべくして獲られた失点であったと思います。

早い時間帯の失点だったので、まだまだ慌てることはなかったのですが、
中盤のプレスを掻い潜ることが出来ず、荒川さん、北本さんによい形でボールが収まりません。

それでも、苦しみながらレッズにも決定的なチャンスは何度かありました。

岩倉さんのクロスを北本さんがゴール前に飛び込みボレーで合わせますがシュートは枠外でした。
さらに北本さんの突破から荒川さんがダイレクトでシュートしますがGK正面でした。
荒川さん、北本さんにボールが上手く収まるとレッズのチャンスになります。

結果的に、前半で追いつくことが出来なかったことが大きく響いたように思います。
逆に決め切れないことで、レッズレディースの方にも焦りが生まれていたように感じます。



後半に入ると荒川さんにボールが収まるようになり、レッズの攻撃が形になりはじめます。
さすがに前半から飛ばしたINACの選手にも疲れが見え始め、ミスが目立つようになりました。
それでも1点リードしていることもあり、最後のところで踏ん張っている感じです。

待望の同点ゴールは後半24分。中央を荒川さんが突破し、左の堂園さんへパスが通ります。
左でパスを受けた堂園さんが中央に切り込んでゴール正面でシュート。
欲しかった、欲しかったゴールが決まりました ﾟヽ(*´∀`)ﾉﾟ

ここからレッズレディースが主導権を握り、タイトルを目指して戦いました。

後半35分には、土橋さんのクロスを反対サイドで堂園さんがボレーで合わせましたが、
鋭いシュートは無情ににも相手GKの正面を突き、逆転のゴールは生まれませんでした。
さらに1分後にはゴール前のこぼれ球を、岩倉さんがシュートを放ちますがこれもGKの正面でした。

レッズは怒涛の攻撃を見せますが、とうとう90分の時間内で逆転ゴールは生まれませんでした。



流れはレッズに傾いていたので、延長戦があったならレッズが有利だったと思います。
しかし、最後は押し込みながらも、試合は90分では決まらず、PK戦に持ち込まれてしまいました。

レッズが先行で行われたPK戦は、山郷さんが2人を阻止する活躍を見せてくれましたが、
レッズのほうも相手GKに3人が止められ、2年連続の準優勝という結果となってしまいました。

これで2010年浦和レッズレディースは、リーグ戦、カップ戦、全日本女子と全て2位。
タイトルまであと一歩という戦いを見せながらも、突き付けられた現実は厳しいものでした。
全ての大会で優勝する可能性があっただけに、無冠で終わることが悔しく残念でなりません。

もちろん準優勝という結果は素晴らしいものだと思っていますが、
レッズレディースが本当に突き抜けるためには、まだ何かが足りないということなのです。
足りないものがあるのならば、まだまだ強くなるために頑張らなきゃということです。

サッカーの神様が与えてくれた 2011年シーズンに向けた課題を乗り越えて欲しいです。
2010年シーズンの最後に喫した悔しい負けは、2011年の飛躍に繋げて欲しいと願っています。

PK戦決着であっても、優勝と準優勝には、天と地ほどの差があります。
それでも、今日、ここに連れてきてくれた選手達に感謝したいと思います。

2010年のレッズレディースのシーズンは今日の試合で終わります。
1年間共に戦ったメンバーが来季はそれぞれの場所で開幕を迎えることになります。
今日の試合を、2010年の共に戦ったメンバーを、涙と共にいつまでも忘れないで欲しいです。

来年の元日は、男子も、女子も国立競技場でサッカーして勝ちましょう (=´ー｀)

2011年の最初の公式戦は 「第32回全日本女子サッカー選手権大会決勝」 です (*´▽｀)b

本当はトップも天皇杯決勝に進みたかったのですが、残念ながら夢は叶いませんでした。
それでもレディースが決勝に残ってくれたので、元日は2年連続の国立競技場が決まりました。

レディースは、レイナス時代、そして前回大会で惜しくも決勝で涙を飲んでいます。
2年連続で元日の決勝に進出し、選手もサポーターも前回の悔しさを憶えていると思います。
今季、リーグ戦では最終戦で敗れ連覇を逃していますので、明日の試合に賭ける思いも大きいです。

１年かかって、国立競技場に忘れてきた忘れ物を受け取りたいと思います。

明るく、楽しく、レッズらしく、元日の国立競技場の舞台を楽しみましょう ﾟ+｡:.ﾟヽ(*´∀`)ﾉﾟ.:｡+ﾟ

それでは今年も青山門でお会いしましょう！




■ 10.12.30 [試合情報]全日本女子選手権 決勝vsINAC神戸レオネッサ （REDSレディース公式）

1日(祝・土)に国立競技場で行なわれます、第32回全日本女子サッカー選手権・決勝vsINAC神戸レオネッサの試合情報をお知らせ致します。 【第32回全日本女子サッカー選手権大会・決勝】 2011年1月1日(祝・土) 10:30キックオフ・国立競技場 INAC神戸レオネッサvs浦和レッズレディース ※浦和レッズレディースは、アウェイ側です。 ◆チケットは完売。当日券の販売はありません。 ◆テレビ中継：1月4日(火) 24:00〜25:50 NHK BS1(予定) ＜会場整理案内誘導の運用について＞ 同日、同会場にて、天皇杯全日本サッカー選手権大会決勝(14:00キックオフ)が開催されるため、一部制限させていただいております。 皆様のご協力をお願いいたします。 ◆使用門・待機列 青山門にお並びください。 ※ホーム側・アウェイ側とも青山門にお並びいただきます。 ◆スケジュール 当日7:30 (予定) 待機列管理開始　※早まる可能性あり 当日9:30 (予定) 開場　※早まる可能性あり ※各門同時開場を予定しております。 ※開場後、約30分間コンコース規制を行います。青山門以外の門より入場されますと使用スタンドへ入場することができません。 ◆使用スタンド・ゲート 浦和レッズ(アウェイ側) 15入口 ◆応援幕 使用スタンド内に掲出してください。 ※使用スタンド以外の場所には掲出することができません。 ※設置場所の詳細は係員にご確認下さい。 ＪＦＡ、全日本女子選手権のページへ 東京都サッカー協会、全日本女子選手権・決勝、注意事項のページへ 決勝、会場席割図

最終節、勝った方が優勝という痺れる試合を経験した彼女たちはきっと強くなります。

やはり浦和レッズレディースの前に立ちはだかる大きな壁はベレーザ。
今日のベレーザはあらゆる面で浦和レッズレディースを圧倒していました。
スピード、運動量…女王ベレーザという名前を背負った“誇り”は凄まじいものがありました。



中盤で完敗し、荒川選手が孤立する時間が長かったように思います。
最初の一歩の早さ、判断の早さで、ベレーザの選手の方が優っていたと思います。
お正月の選手権、カップ戦の決勝、ここ一番でのベレーザの強さは半端ないと感じました。

連覇を目指して戦った浦和レッズレディースのみんなも最後まで頑張っていたのですが…
普段はやることのないミスもあり、浦和レッズレディースのサッカーではなかった気がします。
プレーをしている選手たちも「こんな筈じゃない」という感じじゃなかったでしょうか。

こういった試合で実力を発揮するベレーザ。やりたいことが出来なかった浦和。
浦和レッズレディースのチームの実力は、ベレーザに追いついてきていると思います。
あとはこういった大きな試合を経験すること、歴史を積み重ねることなのかもしれません。

完膚なきまでの完敗で、次のことを考えることは難しいかもしれませんが、
本当の悔しさを味わったときに、本当の強さを手に入れる権利を手に入れたと思います。
心に刻んだ大きな悔しさを、もっと “強くなりたい” という気持ちに繋げて欲しいです。



柳田キャプテン、1年間お疲れさまでした。立派な挨拶でした。

浦和レッズレディースの選手、コーチ、監督、スタッフ、そしてサポーターの皆さん、
連覇を目指してみんなで戦い抜いた1年間、本当にお疲れさまでした。

厳しい日程を戦い抜き、最終節に勝てば優勝という試合が出来たことは大きな財産です。
最後まで希望を繋いだことは浦和レッズレディースが2010年を戦った絆であり、証だと思います。
少し休んだらまた選手権を目指して頑張りましょう。暖かい格好をして応援に行きます。



壁は大きい方がいいです。そんなに簡単に越えることができたらつまらないです。
今日はそんな負け惜しみを言って過ごしました。これもサッカーなんじゃないでしょうか。

悔しいので、選手権でベレーザを破って優勝する夢を見ることにします。
強い強いベレーザですが、そんなベレーザを倒せるのは、レッズレディースしかないです。



正夢にしましょう (*´ー`)ﾉ

Ｗ杯で盛り上がる日本代表ユニよりも、ウチの赤いユニのほうがいいですね〜 ﾟ｡(*^▽^*)ゞ

なでしこリーグが再開されたので、久しぶりに駒場の空気を吸いに行ってきました
「後藤をよろしく」 と言われていたのですが、残念ながら後藤選手の出番はありませんでした ((^o^;;
あっ、でもベンチの後ろでアップしていた17番に心で念を飛ばしておきましたよ〜(^-^)v



なんと！今日は荒川選手がリーグ戦初先発でした。
レッズレディースの布陣は荒川選手の後ろに庭田選手、北本選手が入る感じだったでしょうか。
中断前とは大きくポジションが違っていて、ボランチに窪田選手が入っていたのは驚きでした。

んんん…なんというか…あまりうまくいってないような…(；´∀｀)
ただ、全くピンチらしいピンチはないので全然負けるような感じはしなかったんですけどね。
練習したのでやってみました〜という感じなのか、周りの選手が荒川選手を活かしきれない感じ。
庭田選手を1列上げたのが影響しているのか、どうにもバタバタした感じが拭えませんでした。

それでも左からのクロスを、ゴール前で窪田選手が競り勝ってレッズが先制します (o´∀｀)b
新しいやり方がうまく機能しなくても、こうして先に点が獲れるというのは大きいですね。
前半は１−０で折り返しますが、ピンチはないけど消化不良な感じでハーフタイムに入りました。

後半に入って、幾分ボールの周りが良くなったんですが、攻撃は最後までチグハグな感じでした。
でも、攻撃が上手くいかなくても、全くピンチがないので、負ける気はしなかったです。はい。

やりたいことの半分も出来なかったと思うのですが、そんな状態でも追加点はレッズに入ります (^^;

北本選手のシュートが相手ＧＫに弾かれたところを、荒川選手が押し込んで追加点。
どんな形であっても初先発でゴールという結果を残す荒川選手は凄いなぁ…と思いました。
ゴール以外でもボールを持ったら奪われないし、前にボールを運ぶ推進力もあるんですけどね〜

スタンドにいても蒸し暑さが満点以上だったので、ピッチの選手は大変だったと思います。
暑さもあったのかもしれませんが、最後まで攻撃は上手くいかなかったなぁ…という印象でした。
ＩＮＡＣの攻撃にも迫力がありませんでしたので、山郷選手が慌てる場面は皆無だったと思います。



終わってみれば２−０の完勝のスコアなのですが、どこか消化不良な感じ…(；´∀｀)
でも、こういう試合でもしっかり点を獲って、無失点で終えることが出来るのは大きいと思います。
ひとつひとつ積み上げることで、目標に少しづつ近づいています (*´∀｀*)

蒸し暑いコンディションでスタンドにいてもいつの間にか口で息をしていました (;^o^A
上手くいかなくても、暑くても、足が止まってもボールを追うことを止めない選手には感動です。
両チームの選手には頭が下がります。やっぱり“戦うことを止めない”ことに強く惹きつけられます。

荒川スペシャルな布陣はもう少し熟成が必要ですが、次の試合も期待していますよ (o´∀｀)b

＊＊＊

今日の試合にはドイツでの初めてのシーズンを終えた安藤梢選手の姿がスタンドにありました。
スタンドからかつての仲間の試合を観戦した安藤選手の目にはどのように映ったでしょうか。
… ハーフタイムにはプチ・サイン会が絶賛開催中でした。嫌な顔をせずペンを走らせる姿に感謝 (^-^)



男子のワールドカップは南アフリカで世界中の注目を浴びて開催中ですが、
女子も先日、来年ドイツで開催される「女子ワールドカップ」の出場権を獲得しました (o´∀｀)b
こちらもレッズレディースからたくさんの選手が選出されるといいなぁ…と妄想しています！

東アジア選手権では、いまいちな男子を横目になでしこジャパンが活躍中ですが、
日韓の女子リーグ王者が対決する 「日韓女子リーグチャンピオンシップ」 開催が発表されました。

2009年度のなでしこリーグのチャンピオンは我らが浦和レッズレディースですから、
この大会に “日本のチャンピオン” として、“日本を代表するチーム”として出場することになります。



女子クラブの国際大会はなかなかありませんので、チームにとって貴重な経験になると思います。
女子版ACL に発展することを目指すようですので、是非とも初代チャンピオンになりたい +｡(=´▽｀=)｡+

舞台はホーム駒場スタジアムになりますが、トップチームの試合と被ってるのが残念です。
うーん、トップがセレッソ大阪とアウェイで戦う日なので、駒場を埋めるのは難しいかなぁ…
一日ずれてればなぁ…こりゃあ、どこでもドアが必要ですね…(((^o^;;;;;

浦和に残っている方は、浦和レッズレディースの応援に行って欲しいです (*´∀｀)ｂ

■ 【リーグ】日韓女子リーグチャンピオンシップ開催について　(日本女子サッカーリーグ)

この度「日韓女子リーグチャンピオンシップ」を下記の通り開催いたしますのでお知らせいたします。 ■大会名 ： 日韓女子リーグチャンピオンシップ ■開催日時 ： 2010年3月27日（土） キックオフ 13:00 ■会場 ： さいたま市駒場スタジアム ■主催 ： 財団法人日本サッカー協会、日本女子サッカーリーグ ■主管 ： 日本女子サッカーリーグ、財団法人埼玉県サッカー協会 ■対戦チーム ： 浦和レッドダイヤモンズレディース (日本・プレナスなでしこリーグ2009ディビジョン1優勝チーム) VS 大教カンガルーズ (韓国・大教ヌンノピ 2009ＷＫリーグ優勝チーム) ■試合方式 ： 90分間（前後半各45分）の試合を行い、勝敗が決しない場合は引き分けとする。 ■大会について ： 本大会は、アジアの女子サッカーリーグを代表する日本と韓国の女子サッカーリーグチャンピオン同士の試合を通じて、アジアの女子サッカーを牽引していく大会とし、近い将来この大会が多くのアジア諸国が参加するＡＣＬ女子版へと発展していくことを目標として開催いたします。日本、韓国のクラブチーム同士の大会は、今大会が初の試みとなります。また、来年は韓国での開催を予定しております。