思うところありまして今季は遠征を控える方針の赤豆さん。
そうはいっても遠征は浦和レッズを楽しむ重要なファクターです。
今年の初めに今季の日程が発表になってから、参戦する遠征先を吟味した結果、
姫路城が “平成の大修理” を終えるので、神戸遠征で見に行こう〜と決めました ゚。(*^▽^*)ゞ
「真っ白な姫路城を見る!」という目的がなかったら神戸には行ってなかったかも (;´▽`)
試合前にお肉を食べ試合後は軽い食事。翌日の姫路を控えて早々に就寝しました。
事前の情報によると「休日は混んでるよ〜」 ってことなので開城時間の9時前には姫路へ。
姫路駅を降りるとすぐに大きな通りの先に荘厳な姿が目に飛び込んできます〜 (=´ー`)ノ
姫路城には以前にも訪問していますが、随分と前の話なのでおぼろげな記憶のみ (;´ー`)
400年もの間、一度も戦火や災害に遭うことなく、当時の姿が現在に引き継がれている姫路城。
1931年に国宝に指定され、Jリーグが始まった1993年に日本で初めて世界遺産に登録されました。
今年の3月に “平成の大修理” を終えてた白鷺城(はくろじょう)とも呼ばれる姫路城。
白鷺城という呼び名の通り、創建当時の真っ白な姿が蘇ったというのでこれは見ておかないと。
“平成の大修理”で国宝の姫路城が屋根まで白くなってしまったのは、
屋根の瓦の間に新しい漆喰を塗り込んだからで、本来の真っ白い姿を取り戻しました (=´ー`)
しかし、この白さもいつまでも続くわけではなく、
いずれはカビの繁殖や汚れでだんだんと黒ずんでいってしまうのです。
“平成の大修理” で漆喰の上に防カビ剤を塗ったことで3年は白さを保つそうですが、
5年もすれば姫路城はまた黒くなってしまい、赤豆さんが以前見た姿に戻ちゃうそうですよ。
次の改修は50年後だそうですから、見逃すと生きているうちに見れないかも… (;´・ω・)
生きていたとしても、もう姫路までは行けないだろうなぁ…ということで行ってきました〜。
姫路城は天守をはじめ、多くの建造物が現存している国宝にして世界遺産。
以前のエントリーでも書きましたが、大坂城、熊本城と共に日本三名城のひとつです。
天守だけでなく現存する多くの建造物が国宝や重要文化財に指定されている日本の宝です。
姫路城の他には松本城、彦根城、犬山城が国宝の天守閣を持っています。
姫路城に居城した多くの武将が出世しているので「出世城」とも言われています。
住んではいませんが中に入ったので、もしかしたら赤豆さんは出世しちゃうかもしれません。
『菱の門』は姫路城の玄関口。入城口を入って最初にくぐる門です。
両方の柱び上の冠木に木彫りの花菱があることからこの名前で呼ばれています。
菱の門はこれまでに映画やドラマの舞台として使われることがありました。
菱の門の前まで坂を上がると、白い土塀越しに華麗で優美な姫路城を見ることができます。
土塀越しに大小の天守閣を見るとタイムスリップしたような感覚になりますね (=´ー`)
菱の門をくぐると三国堀の前に出ます。
入ってすぐのところなのでここで姫路城をバックに写真撮影をしている人が多いです。
混雑が気になりますが、正面よりも石垣と姫路城の立体感がカッコ良く見えます (=´ー`)
、
堀の上の土塀越しに見るとポストカードにしたくなるような構図になります。
土塀越しに綺麗な青空に映える真っ白い姫路城の姿は、とても優美で雄大でした ゚。(*^▽^*)ゞ
さて、ここから前に進むか、右に曲がるか、左に行くか、少し迷います (;´ー`)
今回は入城規制がかかる前にと、早い時間に来たので天守を目指しました。
もうすでに人がわらわらと来ていたので、まずは目的を達しておかなきゃね (*´∀`)b
天守を目指していくと、「暴れん坊将軍」の撮影で使われたことから
石垣と土塀に挟まれた 「将軍坂」 と呼ばれている石段の坂道に差し掛かります。
土塀の向こうには天守閣が見えていて姫路城がとても大きいことがわかります。
「暴れん坊将軍」 の中で出てくる “江戸城” は、実は姫路城だったということなのかなぁ。
土塀に開いている穴は狭間(さま)と呼ばれ、敵を攻撃するための穴で、
丸や四角の穴は鉄砲を撃つための鉄砲狭間、三角の穴は弓矢を放つための矢狭間だそうです。
さあ、天守を目指しましょう!
常に天守は見えているのですがなかなか辿りつけない… (|||´Д`)
敵が侵入してきても細い道で少人数しか通れないようになっているんだろうなぁ。。
近くに見えるのに実は遠いというのは、まるで浦和美園駅から見る埼スタ… (;´∀`)
もしくは雪の中、一度近づいてからその横を通り過ぎてぐるーっと遠回りする札幌ドームか。。
門も狭くて腰をかがめなければくぐることができないような作りになっています。
優美な姫路城ですが、戦における堅牢な要塞という違った一面を感じることができます。
特に並ぶこともなく、すこぶる順調に大天守に中に入りました〜。
中に入ると人がいっぱい…。というのが嫌だったので作戦は成功かなぁ〜 (*´∀`)
お城の中には1/20の骨組みだけの姫路城。
約5,700トンの重さの天守閣を東西2本の大柱と189本の柱の柱で支えているそうですが…。
こうして見ると部屋が出来ないくらいにびっしりと柱、柱、柱〜なんですけど… (;´∀`)
巨大なジオラマを見るとゴジラのように踏み潰して歩きたくなりますよね〜。
天守閣から西の丸の方を眺めると姫路城の大きさが感じられ気持ちがいいです (*´∀`)
遠くから姫路城を見ると真っ白に見えるのは屋根の瓦の間に塗り込んだ漆喰。
それにしても天気予報では絶賛雨だったのですが良い天気になりました〜ヾ(*´∀`*)ノ
心地よい風が入ってくるし、姫路城に住んでも良いかもという気持ちにもなるんですが…。
超レトロな雰囲気のトイレもあったし、生活に不自由はなさそうだし… (;´ー`)
うわっ、下に降りると超混雑。。やっぱり住みたくないかも… (|||´Д`)
大天守から出ると「本丸(備前丸)」と呼ばれる広場にでます。
ここから今まで中にいた大天守を見上げてみると空に向かってそびえる大迫力 (*´∀`)ノ
本丸から二の丸に抜けると本丸の石垣越しに大天守を見上げることが出来ます (=´ー`)
二の丸には播州皿屋敷のお菊さんが殺されて投げ込まれたと伝えられる井戸もあります。
井戸から「1枚、2枚、3枚、4枚、5枚、6枚、7枚、8枚、9枚…」と皿を数える声が…(|||´Д`)
あまりにも天気が良くて眩しい光の中で臨場感がなかったので良かったぁ ゚。(*^ー^*)ゞ
ここには時代ごとの“シャチホコ” も展示されていました。
ここには何故か石棺が ~(・・?))(((;・・)?
石棺というと古墳などで発掘される古代の棺なのですが、
昭和の大改修のときに、本丸の石垣から出てきたものが展示されていました。
姫路城を築城した姫山に元々あった古墳を解体し、石棺も石垣に使っちゃったらしいです。
現代よりも石の調達や運搬が困難で、近くにある石ならなんでも使ったようですね (;´ー`)
そういえばあきらかに周りと違う石が石垣に入っていたなぁ〜。
これは石棺。整形されていて使いやすかったんでしょうね ;;;;(;・・)ゞ
これは墓石。罰あたりめ!と怒られそうですが大丈夫だったのでしょうか… ( ̄  ̄;)
これは石臼 ヾ(´・ω・`;φウス!!
これは灯篭。ほんとうに近くにあった石はなんでも使ったんだなぁ… (;´ー`)
遠くから見ただけでは美しい石垣だなぁ〜ぐらいにしか見えませんでしたが、
石垣には墓石や石棺の他にも、違う用途で使われていた石が数多く組み込まれていました。
入ってきた「菱の門」に戻る途中、美しく積まれた石垣を目にすることができます。
上に行くほど開いた扇のような美しい曲線になった石垣は「扇の勾配」と呼ばれています。
上のほうが急勾配になっていているのは、侵入した敵に簡単に登らせない工夫だそうです。
もちろん赤豆さんは緩やかな下のほうも登れませんが… (;´ー`)
ここから外からは門とは思えない埋門(うずみもん)の「るの門」を抜けました。
石垣に穴が開いているような門で、菱の門から入ってきたときは全く気がつきませんでした。
敵に襲われたときに、ここを抜けると敵よりも早く天守に行けるかもしれないなぁ〜。
さあ、最後に西の丸からの姫路城を眺めに行きましょう〜 ヾ(*´∀`*)ノ
菱の門から西の丸に向かう坂道の途中で振り返ると風情のある姫路城の姿が。
西の丸の開けた広場のようになったところは記念写真を撮っている人が多数。
ここから見える姫路城はパンフレットなどでよく見かける威風堂々としたお姿 ゚。(*^ー^*)ゞ
黄金比率なのかなぁ〜正面から少し斜めから見と左右のバランスが良くてカッコいいです。
少し移動すると土塀や石垣、備前丸も一緒に見ることができました (=´ー`)
姫路城を隠すものが少なくて、なんだかスッキリした感じに見えますよね。
西の丸は千姫のために造営されたもので、千姫「化粧櫓」があります。
豊臣秀頼に嫁い千姫は大阪夏の陣のあと、本多忠刻と再婚し姫路城で暮らしていました。
「播磨姫君」と呼ばれていた千姫が休息所としていた櫓を「化粧櫓」と呼んでいたそうです。
靴を脱いで300mほど続く百間廊下を進むと、侍女たちの小部屋が続き「化粧櫓」に入ります。
「化粧櫓」は桃山書院造の畳敷きの建物で百人一首をしている千姫人形が飾られていました。
駆け足でしたが、一通りぐるーっと姫路城を周ってみました (=´∀`)
用途によって形が違う数多くの門、時代によって積み方が違う石垣、壁や塀に開いた狭間、
何より創建当時の真っ白な姿になった今しか見られない姫路城は壮麗で魅力的でした (*´∀`)b
今回は浦和レッズの神戸遠征のついでに姫路城まで足を延しました。
こうして遠征先の近郊の有名な観光地を訪れるのも長距離遠征の楽しみのひとつです (=´∀`)
元に戻っちゃう前に真っ白な姫路城を見ることが出来て良かったです ゚。(*^ー^*)ゞ
■ 交通アクセス
・JR西日本:山陽新幹線・山陽本線・姫新線・播但線 姫路駅北口より徒歩約20分。
・山陽電気鉄道:本線 山陽姫路駅より徒歩約15分。
・神姫バス「姫路城大手門前」下車すぐ。土日祝祭日には「姫路城ループバス」も運転。
・城周囲に公営駐車場多数。

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