2005/4/11
「お花見」
二分咲きがござの上で まいおどる
春風、冷たくて 花びら揺らす
冷たくも やさしさが そっと
目をつむって一周しよう
チラシずし お腹いっぱい食べよう
さむいけど 白い恋人は甘くて
茶とぐんじょう色のイソギンチャクは今日もまた、
うるさい、さむい、花粉以外の感想を かきたくもある
なんちゃって、お花見

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2005/1/25
タメ息を吐き出した口からタバコの煙を吐き出す
タバコの煙に混じって ヘモグロビンが流れ出す
夢を見て生きるよりも
夢を喰って生きる
幸せを求めて生きるよりも
不幸の幸せに触れる
存在しない過去よりも
現実の未来を感じる
タメ息を吐き出した口から温かい唾液を吐き出す
温かい唾液に混じって 生きた言葉が流れ出す
「また明日ね」

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2005/1/25
滑らかに 至極 滑らかに
柔らかく 至極 柔らかく
流れ落ちる堕落の言葉
流れ落ちる堕落の言葉を集めてゆっくり捨てる
どこまでも美しいキレイ事
食べて吐いたら 偽善になるのか
昨日の昨日は明日
すぐにでも殺せよ すぐにでも殺せよ
殴り殺した夢たちは消え去りはしない
強固で脆弱な僕のコトバ
君の顔の上で踊って溶ける
ねぇ、笑おう。

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