「パッケージ分け問題」の対策案の2つ目はVRです。
Virtual Railroad Models のための Virtual Reality というのも変な話ですが(笑)。
静止画 → パノラマVR
動 画 → オブジェクトVR
製作工程から見ると、こういう派生になると思います。
ユーザーの表現方法の追加と考えてください。
こういった擬似的Virtual Realityと言えば、私はまず「QuickTimeVR」(以下QTVR)を思い浮かべます(QTVRを知らない方はまずは
コチラでQTVRの概要を見てください)。ただQTVRのプラットホームは主にMacなので、Winユーザーには少々辛い状況です。私が何故QTVRを作れるのかというと、私の使っている「Corel Photo-Paint9」(以下CPP9)がたまたまQTVRを出力できるからであって、Win用のQTVR製作ソフトというものはあまりありません。そのCPP9もパノラマに対応しているはずなのに出力してもエラーを出して表示できないといった状況です。QTVR自体も少々廃れた感もありますので、将来性という面ではやや辛いところです。
でも、まぁ使えるので
コチラでサンプルを公開しておきます。上で書いた通りCPP9ではQTVRパノラマはうまくいかないので、CPP9出力としてはQTVRオブジェクトのみです(
前に公開していたものです)。
QuickTimeをインストールしておく必要があります。
さて、見ていただければわかるようにオブジェクトVRはレイアウトを見てもらうというよりは部品や車両を見てもらうといった用途に適しているので、部品カタログや車両カタログ向きといった感があります。それならばfox氏が始められた「
部品カタログ」のようにJava制御でJPEGを切り替えて表示していくのも1つの手ですし、そちらの方が誰でも作れるのでQTVRオブジェクトはあまり必要がない気がします。
やはりレイアウトを見てもらうならばパノラマVRの方でしょう。パノラマ画像製作ソフトはWin用もそこそこありますし。
ただ、どのパノラマ画像製作ソフトを購入するかが問題で、スティッチングという絵を繋ぎ合わせる機能を重視しなければなりませんし、web上の公開フォーマットも考えておく必要があります。価格も1万円〜60万円ぐらいと幅もありますし、選択が難しいところです。「全く軍資金はないぞ」という方は、フリーソフトのパノラマ画像製作ソフト「
hugin」+ GNUのパノラマ画像表示ソフト「
PTViewer」という組合せが考えられますが、多分それなりに苦労するでしょう。マニュアルスティッチング+Java制御ですから。
とりあえず私はCanonのデジカメIXYについてきた「
PhotoStitch」でパノラマ画像を作成しました。QTVRパノラマも出力が出来ることがわかったので、
コチラでサンプルを公開しておきます。まだスティッチングのコツがわかっていない(殆ど全自動ですが、レンズの焦点距離設定や繋ぐべき画像をどれぐらい重なるようにしたら良いか、など)ので、ズレたりブレたりしていますが(笑)。9月末になるとまた候補ソフトの1つが発売されるので、それまでに色々な体験版を試しておこうかなぁと思っています。スティッチングはコツもあるでしょうが、ソフトの性能次第という気もしますので。
>・最低限必要な部品だけ無料配布する(けどそれ以外の部品は出し惜しみ)(Such a Coolより)
対策案1「IFLX128カーブ」で対応。
(というか、IFLX128さえあればポイント以外のレールはどうにでも出来るでしょ。ということ)
>・ビュワー表示だけならパッケージなしで可能にする(けど視点操作に制約を残す)(Such a Coolより)
対策案2「スクリーンショット」&「ムービー」に加えて「オブジェクトVR」や「パノラマVR」で対応。
ということで、一応の対策案はこれにて終了です。