2006/7/4
「40年前の東京」
でた!
ぱあ〜!(おかだくんで)
良いなあ。
いやあ〜ほんとおに、良い。

初めての本屋さんで、おいらを待っててくれたのかよお〜ってな、嬉しい出遭い。
1963年から66年。
昭和の38年から41年。
の、東京。
春日昌昭という写真家。昭和64年に46歳の若さで突然、この世を去ったという。
写真集のたくさんのモノクロ写真は、コントラストが極端に強くて、でも、それは全然、嫌味じゃなくて、おいらのあたまんなかの記憶という記録をぎゅるぎゅる刺激する。
そこにあるくっきりうかんだ白黒のお店や車や看板や行き交う人々、は、あたまんなかでどんどん、リアルな質量、を、含んでくるし、果たして、東京がその時代にどうだったのか、その時代の東京はどうだったのか、という見せ場を透過して自分に記録されていた別次元の緻密なその時代の背景、が、パシャパシャって重なってくるから、とても不思議だ。そして、それはとても、気持ちが良いのだ。
ま、なにかを媒体として時代を遡ってそこで遊ぶ、っていうのが好きなんだけど、それが、なんでもかんでもよし、ってわけじゃないんで、こうして、ぴしりっ!って、きまって、良いトリップが出来る材料を見つけたときわ、そこに必然を感じてしまう。
そおいう必然があったり、なかったり、なんか、楽しいのだ。
それはまた、生きている事、それ自体、楽しいわけで。
かなりの分厚いハードカバー写真集。とても目立つから、見つけたら是非、ぱらぱら、立ち読みしてください。
すうううう〜〜〜って、トリップできたら、絶対お買い得な¥3,800ですぞ。
(難を言えば、ハードカバーにしなくても、ソフトカバーで軽い本にして欲しいなあ〜)