2007/7/14
今日のなまざかなクン
◇きゃああああああ〜〜〜
さかなクンである。
なまである。

さかなに「なま」が付く場合「なまざかな」と濁るのが正しいかと思う。
よって、なまざかなクンだ。
さかなクン、名古屋港開港100周年・海フェスタなごや〜海の祭典2007〜記念シンポジウムの基調講演とやらにお出ましあそばされた。
さかなクンふぁん(?)なおいらは先月、新聞のちっこい地域コーナーでこの講演の参加者募集を発見。
往復ハガキを自ら買い、申し込んでおいた。
おいらにしちゃあ、なかなかこまめな動きである。
ま、ひまっちゃあ、ひまだでね。
で、台風接近のさなか、のこのこわくわく、名古屋港までお出かけしたのだ。
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ちょいと前まで名古屋港に出かける、といえば税関からの呼び出しだ。
税関書類?インボイス?サンプル?ああ、またかよお〜〜
オーシャン輸送貨物での輸入は飛行機輸送によるそれと比べ、実に厳しい。
厳しいというか、まあ、イジメみたいなんが、正直、かなりある。
貿易を生業として経験した者は皆、その理不尽さに辟易し、港なんか大嫌いになる。
思えばこの港界隈でどんだけ怒鳴り声を発したか。
結果、なにが港祭りだ、けっ!なにがイタリア村だ、けけっ!ってなもんだ。
坊主憎けりゃ、ってやつね。
それがまあ、きょうび、ああた、名古屋港で、さかなクン、だ。
ちびっこに混じって、きゃははははは〜〜だよ。
ついでに雨の中、南極観測船ふじも見ちゃったりして、だ。

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さかなクンは実に絵も上手である。
うなぎとアナゴの違いのお話をしながらちゃっちゃかとそれを絵にしていく。

さかなクンの質問に答えたちびっこがその絵をプレゼントされたり、と、講演はとても良い雰囲気で盛り上がる。
ええなあ、おいらもさかなクンの絵、欲しいなあ〜と思いつつも、まさかちびっこに混じって、はいはいはいっ!って手を上げるのはいくらなんでも大人気ない。
と、一番前に陣取ったヒゲのおっさん、「しゃけは水のにおいを覚えていて生まれた川に戻る事ができる」て、おっさん、答えちゃったよお〜
おっさんはシャケの絵をもらっていた。ちぇ
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なんか、シンポジウムだし、基調講演だし、さかなクンの肩書きは東京海洋大学客員准教授だし、果たして、いつものあのハイテンションなのりなんだろうか?ひょっとして、スーツでフグ帽子もなくて「え〜わたくし、さかなクンと申します」って低い声で語るんかしゃん?ちびっこ、泣き出さんかしゃん?と、始まる前はちょっとドキドキしたもんだ。
んがしかし、いやはや、とんでもない。さかなクン、絶好調!
きゃああああああ〜〜〜〜〜〜〜!!!
そのテンションたるや、なま(ライブ)は、ほんま、凄いぞ。

(↑ともかく、うごきが早いさかなクン。うごきっぱなし!ぶれます。)
友人Kくんの奥さんに生き写しなさかなクン。
ま、それはともかくとしてだ、1時間足らずの講演でわあったが、終始、実に楽しかった。
こおして名古屋港から抽出されていた忌まわしきあれこれがぽわっと消えていく。
おいらのまわりに、出来事が、ひとつ、またひとつ、と、ああ、もどってくる。
好いねえ、実に。