2009/8/22
木陰だってサクラである こんなこと
◇タイに行くと都会だろうが田舎だろうが、とにかく、いろんなものに、やたらめったらお供えがしてあってドキドキします
そこかしこの木立の一本一本にもなんやらかんやらお供え物が置いてある
お供えゆえに、ああ、古い木には魂が宿るから、ってな具合につい、思っちゃったりするのですが、もっともっとずっと簡単な普通の理由があってそれが、実に、とても良いのです
家の前のその木立はそこそこおっきくて、暑い日差しを毎日毎日しのいでくれます
して、その家の住人は『木立っつあん、いつも涼しくしてくれて、ほんま、おおきにねっ!』と、心から感謝して、お供えしちゃう、ってな具合です
良いでわないですか?
わたくし、とても、良いなあと思います

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わたくしんちの近所は、川沿いのサクラの名所でして、サクラの季節ともなればあなた、もう、ここわ竹下通りかと
いつのまにやら人は皆、どこまでも癒され好きになってしまい、サクラに癒されクラゲに癒されイルカに癒され皆既日食に癒され、と、まあ、それわそれで勝手ですけれども
さて、そんな癒し役のサクラなのに、普段は随分ほったらかしのほったらけであります
もう、あちこち
枯れちゃって、でも、ほったらけ


で、もう、倒れそうなくらいまで朽ち果てると、縄が張られ、ちょっとすると伐られちゃう
んで、またちょっと間のうち、伐られた横に幼木が植樹されてるんだなあ
して、季節
まだちっちゃいサクラはあたりまえだけど見栄えはしないので皆、まだまだだね、これからだね、しょぼいね、ってな具合
横には枯れた根っ子
う〜
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夏、
木の下はほんと、涼しい
それに、なんて良い気持ち

こそこそっと
お供え
エビス
ぐびぐび
季節はめぐり
残暑お見舞い

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