今度は15号が本州を狙って進んでいますね。
すでに名古屋市などでは豪雨で被害が出始めました。
房総半島へは今日の午後から風雨が強まるそうです。
予想によると進行方向中心から東側になるようなので
強風が心配です。
大きな被害が出ない事を祈ります。
天気予報の発達により台風の進路や勢力の情報が
テレビニュースやウエブにより正確に解るように
なり、台風に備えることができます。
天気予報が伝えられなかった頃は、正確な情報が無く
海がシケて命を落とした漁師がいたと聞いています。
「板子一枚下は地獄」とはそう言うところから出た
言葉だと思います。
親父や他の漁師から、「秋のモヤは人種(ヒトダネ)絶やす」
「秋海・春山(アキウミ・ハルヤマ」などと聞きました。
これは自然現象から天気を予想したものです。
「人種絶やす」とは「働き盛りの漁師が死ぬ」と言うこと
だと思います。
つまり、「秋のモヤが出るとシケが近いから気をつけろ」
と言うことです。
実際に19日の朝、大原漁港ではモヤでした。
「アキウミ・ハルヤマ」とは空に浮かぶ雲をみての
ことです。積乱雲より小さい(細い)垂直に立ちあがった
雲のことを漁師は「立雲(タチグモ)」と呼びます。
これが秋の季節に海上に出現したり、春に山側に出たり
すると、やはりシケが近いから気をつけろと言うことです。
「夕焼けは明日は晴れ」などは皆さんもご存じと思います。
「夏の雨は馬の背を分ける」夏の夕立ちなどは局所的に
降る(ゲリラ豪雨とは違う意味のようですね)と言う。
大自然と対峙して暮らしてきた人々の知恵でしょうね。
「人間のチカラでは大自然にはかなわない」
自然と仲良く暮らすのが良いのでしょうね。

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