2010/11/10

第173回速記検定試験1級  速記

第173回速記検定試験1級の音数

 第173回速記検定試験1級の音数を調べてみたいと思います。
 問題文を、すべてひらがなとカタカナに変換して、音数を調べてみたいと思います。

第173回速記検定試験1級問題

□まずはじめに、こどものかずについておは
なしをします。□みなさんもよくごぞんじの
ように、にっぽんではこどものかずがへって
います。このままでは、ねんきんせいどなど
にえいきょうがでてくるというふうにいわれ★100
ています。□ところで、せかいのくにぐにの
なかには、にほんとおなじようにしょうしか
になやんでいるところがあります。しかし、
さいきんになって、しゅっしょうりつがかい
ふくしているくにがでてきました。きょうは★200
、これらのくににおいてどうしてしゅっしょ
うりつがあがったのかということについてか
んがえてみたいとおもいます。□たとえば、
ヨーロッパのあるくには、けっこんするひと
たちのわりあいがにっぽんよりもひくいので★300
あります。ところが、そこでは、あるときを
さかいにしまして、しゅっしょうりつがあが
ってきました。それは、あたらしいせいどが
できたときからであります。□そのせいどと
いうのは、やくしょにパートナーとしてとう★400
ろくするというものであります。これは、ほ
うりつにもとづいたけっこんとはちがいまし
て、とうろくやとりけしがかんたんにできま
す。そのために、このしくみをつかうひとが
だんだんとふえてきました。そして、そのひ★500
とたちがこどもをもつようになったのであり
ます。これがこどものかずのぞうかにつなが
ったというふうにかんがえられています。□
また、はたらきかたのへんかということもえ
いきょうをあたえているといわれています。★600
□あるくにでは、ながいあいだ、しつぎょう
りつのたかさがもんだいになっていました。
それをさげるために、ひとりあたりのろうど
うじかんをみじかくして、しごとをわけあう
というせいさくがとられたのであります。こ★700
れについては、せいふをはじめとするかんけ
いしゃのあいだではなしあいがされたそうで
あります。そして、ほうりつがかいせいされ
まして、パートタイムではたらくひとのたい
ぐうがほしょうされたのであります。□こう★800
したことをはいけいにしまして、パートタイ
ムというはたらきかたをかつようしたほうが
よいというかんがえがひろがってきました。
たとえば、ともばたらきのばあいであります
と、ふたりともいちにちじゅうはたらくのは★900
たいへんであります。そこで、どちらかいっ
ぽうか、あるいはりょうほうがパートタイム
ではたらくのであります。このことによりま
して、ひとりだけがはたらくよりもしゅうに
ゅうがあんていします。また、かぞくですご★1000
すじかんもたくさんもてるようになります。
さらに、かじやいくじなどをふたりでぶんた
んするひとたちもふえてきました。□そのけ
っかとして、ゆとりをもってこそだてができ
るようになったのであります。そうしたこと★1100
からしゅっしょうりつがあがってきたとかん
がえられているのであります。□わがくにに
おきましても、しゅっしょうりつをあげるた
めのほうさくについていろいろとけんとうさ
れています。ただし、どちらかといいますと★1200
、はたらきながらこそだてをしているひとに
たいするしえんがちゅうしんとなっているの
ではないかとおもいます。ほいくじょなどを
ふやすことも、もちろんだいじなことであり
ます。しかし、ひとりひとりのはたらきかた★1300
やかぞくのありかたについてかんがえてみる
こともひつようであります。わたしは、こど
ものかずをふやすためには、そういうことも
ゆうこうなのではないかとおもうのでありま
す。□それでは、つぎのおはなしをしたいと★1400
おもいます。□にっぽんではペットブームが
つづいていまして、いぬやねこなどをかうひ
とがたくさんいます。そして、おおくのひと
は、かぞくのいちいんとしてたいせつにかっ
ているのであります。たとえば、ペットのた★1500
めのいろいろなしょうひんがうられています
。また、ペットといっしょにとまることがで
きるホテルなどもふえています。□そのいっ
ぽうで、ペットをすてるひともおおくなって
いるのであります。すてられたどうぶつは、★1600
どんどんこどもをうみます。とくにねこは、
いちねんにうむかずがかなりおおいといわれ
ています。このようなどうぶつたちのなかに
は、ほけんじょにつかまえられるものもいま
す。そして、あたらしいかいぬしがみつから★1700
ないと、いのちをたたれてしまいます。かな
しいことでありますが、まいとし、とてもた
くさんのかずのどうぶつがしょぶんされてい
るのであります。このようなことがほうどう
されるたびに、こころをいためているひとは★1800
たくさんいるとおもいます。そして、こうし
たじょうきょうはよくないといういけんがぎ
ょうせいにもとどけられています。□じつは
、じゅうねんほどまえに、あるほうりつがか
いせいされました。どうぶつをたいせつにす★1900
るためのほうりつができたのであります。そ
れまでもどうぶつにかんするものはありまし
た。しかし、どうぶつをまもるためのもので
はなかったのであります。あたらしいほうり
つでは、かいぬしがせきにんをもってかうこ★2000
となどがうたわれています。そして、ふこう
などうぶつをへらすことをめざしているので
あります。このようなとりくみがみをむすび
まして、しょぶんされるどうぶつはすこしず
つへってきているのであります。□さらに、★2100
げんざいのじょうきょうにいたるまでには、
ボランティアのかつどうもおおきなちからに
なったのであります。□といいますのも、ま
いにち、たくさんのどうぶつがほけんじょに
もちこまれます。ところが、そこではすうじ★2200
つしかしゅうようできないことになっている
のであります。ですから、きめられたひにち
をすぎますと、しょぶんしなければなりませ
ん。そこで、そのようなどうぶつをすこしで
もへらすために、ボランティアのひとたちが★2300
あたらしいかいぬしをみつけるかつどうをし
てきました。そのこともしょぶんされるかず
をへらすことにつながったのであります。□
また、ほけんじょによりましては、おおくの
どうぶつをおいておけるしせつがないところ★2400
もあります。さらに、えさだいなどのおかね
もかかります。これらのしごとはじちたいが
になっているのでありますが、そのざいげん
をかくほするのがむずかしいところもあるの
であります。□そこで、こうしたことにたい★2500
おうするために、くにがじちたいをしえんす
るしくみもつくられました。このように、ぎ
ょうせいにおいてもいろいろなとりくみがさ
れているのであります。□それでは、わたし
たちにできることはなにでしょうか。それは★2600
、どうぶつをかうのはたいへんだというにん
しきをひとりひとりがしっかりともつことで
あります。そして、もしペットをかいはじめ
たら、せきにんをもってめんどうをみるとい
うことであります。□わたしは、これらのこ★2700
とによって、ふこうなどうぶつがいなくなる
ようにねがっているのであります。□さいご
に、ひとりぐらしについておはなしをします
。□この春から、しんがくやしゅうしょくを
きっかけにして、ひとりぐらしをはじめたひ★2800
ともいるとおもいます。じっさいにくらして
みると、いままでしらなかったことをたくさ
んけいけんするようになります。そこで、ひ
とりぐらしをするうえでたいせつなことにつ
いてのべてみようとおもいます。□ひとりぐ★2900
らしをするためには、まず、すむところをき
めなければなりません。やはり、がっこうや
かいしゃにかよいやすいところがよいとおも
います。たとえば、でんしゃでかようばあい
でありますと、えきにちかいかどうかという★3000
のもだいじなことであります。それから、と
くにじょせいのばあいは、ぼうはんについて
もきをくばるひつようがあります。ですから
、ひとどおりのすくないところやくらいみち
をとおらなければならないところは、やめた★3100
ほうがよいとおもいます。また、なるべくい
っかいのへやはさけたほうがよいというふう
にもいわれています。□つぎに、へやをきめ
るじょうけんとしましては、やはりやちんも
じゅうようだとおもいます。じぶんのしゅう★3200
にゅうをふまえまして、どれくらいのやちん
であればせいかつできるのかをかんがえるこ
とがひつようであります。□また、へやをえ
らぶときになにをじゅうしするかというのは
、ひとによっていろいろちがいがあるとおも★3300
います。ひあたりがよいへやをこのむひとも
いれば、きにしない人もいます。あるいは、
あたらしいへやがよいという人もいれば、ふ
るくてもよいというひともいるでしょう。す
べてのじょうけんをみたすところはなかなか★3400
ありません。ですから、ここはどうしてもゆ
ずれないというてんをかんがえておくとよい
とおもいます。□いまは、インターネットを
つかってさがすほうほうもあります。ぜひ、
きぼうにあったへやをみつけたいものであり★3500
ます。□ところで、ひとりぐらしでは、とう
ぜんのことながら、おかねのかんりをじぶん
でしなければなりません。かぎられたおかね
をどういうふうにつかうかということは、と
てもたいせつであります。そういうときには★3600
かけいぼがやくにたちます。かけいぼをつけ
ると、じぶんのおかねのつかいかたがはあく
できます。そうしますと、どこにむだがある
かということがわかるとおもいます。□おか
ねについていいますと、しゃかいじんであれ★3700
ば、しゅうにゅうのにわりをちょちくするこ
とがのぞましいというふうにいわれています
。おかねがあまったらためようとおもいいま
しても、それはなかなかむずかしいものであ
ります。ですから、きゅうりょうがでたら、★3800
すぐにおかねをあずけてしまうのがよいとお
もいます。□それから、しょくせいかつとい
うのも、とてもじゅうようなものであります
。できれば、じぶんでつくるほうがよいとお
もいます。そうすれば、えいようのバランス★3900
をじぶんでかんがえられます。おべんとうを
つくるというひともいるかもしれません。こ
れはせつやくにもつながります。□ひとりぐ
らしでは、いままでかぞくにたよっていたこ
とをすべてじぶんでしなければなりません。★4000
それは、とてもたいへんなことであります。
しかし、わたしは、そのことがじりつしたお
となへのだいいっぽになるとおもうのであり
ます。(了)4066音



 第173回速記検定試験1級問題(2010年8月)は、
句読点を含めて3467字4066音の問題であることが分かりました。
 今年の東京速記士会速記競技会A級(2010年10月)の問題は、
句読点等を含めて3231字3964音でした。
 第173回速記検定試験1級問題が東京速記士会速記競技会A級の問題を、
字数で236字、音数で102音上回りました。
 問題の難易度は、字数ではなくて音数で見なければなりません。
 速記検定試験の1級のスピードは3200字であるとうたっている以上、問題文の升の数が3200であることが望ましいと思います。



第173回速記検定試験1級問題の字数

 第173回速記検定試験1級問題の字数を調べてみることにします。
 文章を20字ずつ区切って字数を勘定していきます。この際、文章を改造することは一切いたしません。

第173回速記検定試験1級問題

□まず初めに、子供の数についてお話をしま
す。□皆さんもよく御存じのように、日本で
は子供の数が減っています。このままでは、
年金制度などに影響が出てくるというふうに
言われています。□ところで、世界の国々の★100
中には、日本と同じように少子化に悩んでい
るところがあります。しかし、最近になって
、出生率が回復している国が出てきました。
きょうは、これらの国においてどうして出生
率が上がったのかということについて考えて★200
みたいと思います。□例えば、ヨーロッパの
ある国は、結婚する人たちの割合が日本より
も低いのであります。ところが、そこでは、
あるときを境にしまして、出生率が上がって
きました。それは、新しい制度ができたとき★300
からであります。□その制度というのは、役
所にパートナーとして登録するというもので
あります。これは、法律に基づいた結婚とは
違いまして、登録や取り消しが簡単にできま
す。そのために、この仕組みを使う人がだん★400
だんとふえてきました。そして、その人たち
が子供を持つようになったのであります。こ
れが子供の数の増加につながったというふう
に考えられています。□また、働き方の変化
ということも影響を与えていると言われてい★500
ます。□ある国では、長い間、失業率の高さ
が問題になっていました。それを下げるため
に、一人当たりの労働時間を短くして、仕事
を分け合うという政策がとられたのでありま
す。これについては、政府を初めとする関係★600
者の間で話し合いがされたそうであります。
そして、法律が改正されまして、パートタイ
ムで働く人の待遇が保障されたのであります
。□こうしたことを背景にしまして、パート
タイムという働き方を活用したほうがよいと★700
いう考えが広がってきました。例えば、共働
きの場合でありますと、二人とも一日じゅう
働くのは大変であります。そこで、どちらか
一方か、あるいは両方がパートタイムで働く
のであります。このことによりまして、一人★800
だけが働くよりも収入が安定します。また、
家族で過ごす時間もたくさん持てるようにな
ります。さらに、家事や育児などを二人で分
担する人たちもふえてきました。□その結果
として、ゆとりを持って子育てができるよう★900
になったのであります。そうしたことから出
生率が上がってきたと考えられているのであ
ります。□我が国におきましても、出生率を
上げるための方策についていろいろと検討さ
れています。ただし、どちらかといいますと★1000
、働きながら子育てをしている人に対する支
援が中心となっているのではないかと思いま
す。保育所などをふやすことも、もちろん大
事なことであります。しかし、一人一人の働
き方や家族のあり方について考えてみること★1100
も必要であります。私は、子供の数をふやす
ためには、そういうことも有効なのではない
かと思うのであります。□それでは、次のお
話をしたいと思います。□日本ではペットブ
ームが続いていまして、犬や猫などを飼う人★1200
がたくさんいます。そして、多くの人は、家
族の一員として大切に飼っているのでありま
す。例えば、ペットのためのいろいろな商品
が売られています。また、ペットと一緒に泊
まることができるホテルなどもふえています★1300
。□その一方で、ペットを捨てる人も多くな
っているのであります。捨てられた動物は、
どんどん子供を産みます。特に猫は、一年に
産む数がかなり多いと言われています。この
ような動物たちの中には、保健所に捕まえら★1400
れるものもいます。そして、新しい飼い主が
見つからないと、命を絶たれてしまいます。
悲しいことでありますが、毎年、とてもたく
さんの数の動物が処分されているのでありま
す。このようなことが報道されるたびに、心★1500
を痛めている人はたくさんいると思います。
そして、こうした状況はよくないという意見
が行政にも届けられています。□実は、十年
ほど前に、ある法律が改正されました。動物
を大切にするための法律ができたのでありま★1600
す。それまでも動物に関するものはありまし
た。しかし、動物を守るためのものではなか
ったのであります。新しい法律では、飼い主
が責任を持って飼うことなどがうたわれてい
ます。そして、不幸な動物を減らすことを目★1700
指しているのであります。このような取り組
みが実を結びまして、処分される動物は少し
ずつ減ってきているのであります。□さらに
、現在の状況に至るまでには、ボランティア
の活動も大きな力になったのであります。□★1800
といいますのも、毎日、たくさんの動物が保
健所に持ち込まれます。ところが、そこでは
数日しか収容できないことになっているので
あります。ですから、決められた日にちを過
ぎますと、処分しなければなりません。そこ★1900
で、そのような動物を少しでも減らすために
、ボランティアの人たちが新しい飼い主を見
つける活動をしてきました。そのことも処分
される数を減らすことにつながったのであり
ます。□また、保健所によりましては、多く★2000
の動物を置いておける施設がないところもあ
ります。さらに、えさ代などのお金もかかり
ます。これらの仕事は自治体が担っているの
でありますが、その財源を確保するのが難し
いところもあるのであります。□そこで、こ★2100
うしたことに対応するために、国が自治体を
支援する仕組みもつくられました。このよう
に、行政においてもいろいろな取り組みがさ
れているのであります。□それでは、私たち
にできることは何でしょうか。それは、動物★2200
を飼うのは大変だという認識を一人一人がし
っかりと持つことであります。そして、もし
ペットを飼い始めたら、責任を持って面倒を
見るということであります。□私は、これら
のことによって、不幸な動物がいなくなるよ★2300
うに願っているのであります。□最後に、ひ
とり暮らしについてお話をします。□この春
から、進学や就職をきっかけにして、ひとり
暮らしを始めた人もいると思います。実際に
暮らしてみると、今まで知らなかったことを★2400
たくさん経験するようになります。そこで、
ひとり暮らしをする上で大切なことについて
述べてみようと思います。□ひとり暮らしを
するためには、まず、住むところを決めなけ
ればなりません。やはり、学校や会社に通い★2500
やすいところがよいと思います。例えば、電
車で通う場合でありますと、駅に近いかどう
かというのも大事なことであります。それか
ら、特に女性の場合は、防犯についても気を
配る必要があります。ですから、人通りの少★2600
ないところや暗い道を通らなければならない
ところは、やめたほうがよいと思います。ま
た、なるべく一階の部屋は避けたほうがよい
というふうにも言われています。□次に、部
屋を決める条件としましては、やはり家賃も★2700
重要だと思います。自分の収入を踏まえまし
て、どれくらいの家賃であれば生活できるの
かを考えることが必要であります。□また、
部屋を選ぶときに何を重視するかというのは
、人によっていろいろ違いがあると思います★2800
。日当たりがよい部屋を好む人もいれば、気
にしない人もいます。あるいは、新しい部屋
がよいという人もいれば、古くてもよいとい
う人もいるでしょう。すべての条件を満たす
ところはなかなかありません。ですから、こ★2900
こはどうしても譲れないという点を考えてお
くとよいと思います。□今は、インターネッ
トを使って探す方法もあります。ぜひ、希望
に合った部屋を見つけたいものであります。
□ところで、ひとり暮らしでは、当然のこと★3000
ながら、お金の管理を自分でしなければなり
ません。限られたお金をどういうふうに使う
かということは、とても大切であります。そ
ういうときには家計簿が役に立ちます。家計
簿をつけると、自分のお金の使い方が把握で★3100
きます。そうしますと、どこに無駄があるか
ということがわかると思います。□お金につ
いて言いますと、社会人であれば、収入の二
割を貯蓄することが望ましいというふうに言
われています。お金が余ったらためようと思★3200
いましても、それはなかなか難しいものであ
ります。ですから、給料が出たら、すぐにお
金を預けてしまうのがよいと思います。□そ
れから、食生活というのも、とても重要なも
のであります。できれば、自分でつくるほう★3300
がよいと思います。そうすれば、栄養のバラ
ンスを自分で考えられます。お弁当をつくる
という人もいるかもしれません。これは節約
にもつながります。□ひとり暮らしでは、今
まで家族に頼っていたことをすべて自分でし★3400
なければなりません。それは、とても大変な
ことであります。しかし、私は、そのことが
自立した大人への第一歩になると思うのであ★3460
ります。(了)★3467字

 第173回速記検定試験1級の字数は、句読点や改行1字あけの1字を含めますと、(了)を入れて3467字であることが分かります。
 世間一般の人には、作成した問題文から句読点や改行1字あけの1字を取り除いて字数を計算するという発想はありませんから、おや、随分速記検定試験の1級は自分が思ったより速くて難しいなということになります。



 第173回速記検定試験1級問題

 まず初めに、子供の数についてお話をします。
 皆さんもよく御存じのように、日本では子供の数が減っています。このままでは、年金制度などに影響が出てくるというふうに言われています。
 ところで、世界の国々の中には、日本と同じように少子化に悩んでいるところがあります。しかし、最近になって、出生率が回復している国が出てきました。きょうは、これらの国においてどうして出生率が上がったのかということについて考えてみたいと思います。
 例えば、ヨーロッパのある国は、結婚する人たちの割合が日本よりも低いのであります。ところが、そこでは、あるときを境にしまして、出生率が上がってきました。それは、新しい制度ができたときからであります。
 その制度というのは、役所にパートナーとして登録するというものであります。これは、法律に基づいた結婚とは違いまして、登録や取り消しが簡単にできます。そのために、この仕組みを使う人がだんだんとふえてきました。そして、その人たちが子供を持つようになったのであります。これが子供の数の増加につながったというふうに考えられています。
 また、働き方の変化ということも影響を与えていると言われています。
 ある国では、長い間、失業率の高さが問題になっていました。それを下げるために、一人当たりの労働時間を短くして、仕事を分け合うという政策がとられたのであります。これについては、政府を初めとする関係者の間で話し合いがされたそうであります。そして、法律が改正されまして、パートタイムで働く人の待遇が保障されたのであります。
 こうしたことを背景にしまして、パートタイムという働き方を活用したほうがよいという考えが広がってきました。例えば、共働きの場合でありますと、二人とも一日じゅう働くのは大変であります。そこで、どちらか一方か、あるいは両方がパートタイムで働くのであります。このことによりまして、一人だけが働くよりも収入が安定します。また、家族で過ごす時間もたくさん持てるようになります。さらに、家事や育児などを二人で分担する人たちもふえてきました。
 その結果として、ゆとりを持って子育てができるようになったのであります。そうしたことから出生率が上がってきたと考えられているのであります。
 我が国におきましても、出生率を上げるための方策についていろいろと検討されています。ただし、どちらかといいますと、働きながら子育てをしている人に対する支援が中心となっているのではないかと思います。保育所などをふやすことも、もちろん大事なことであります。しかし、一人一人の働き方や家族のあり方について考えてみることも必要であります。私は、子供の数をふやすためには、そういうことも有効なのではないかと思うのであります。
 それでは、次のお話をしたいと思います。
 日本ではペットブームが続いていまして、犬や猫などを飼う人がたくさんいます。そして、多くの人は、家族の一員として大切に飼っているのであります。例えば、ペットのためのいろいろな商品が売られています。また、ペットと一緒に泊まることができるホテルなどもふえています。
 その一方で、ペットを捨てる人も多くなっているのであります。捨てられた動物は、どんどん子供を産みます。特に猫は、一年に産む数がかなり多いと言われています。このような動物たちの中には、保健所に捕まえられるものもいます。そして、新しい飼い主が見つからないと、命を絶たれてしまいます。悲しいことでありますが、毎年、とてもたくさんの数の動物が処分されているのであります。このようなことが報道されるたびに、心を痛めている人はたくさんいると思います。そして、こうした状況はよくないという意見が行政にも届けられています。
 実は、十年ほど前に、ある法律が改正されました。動物を大切にするための法律ができたのであります。それまでも動物に関するものはありました。しかし、動物を守るためのものではなかったのであります。新しい法律では、飼い主が責任を持って飼うことなどがうたわれています。そして、不幸な動物を減らすことを目指しているのであります。このような取り組みが実を結びまして、処分される動物は少しずつ減ってきているのであります。
 さらに、現在の状況に至るまでには、ボランティアの活動も大きな力になったのであります。
 といいますのも、毎日、たくさんの動物が保健所に持ち込まれます。ところが、そこでは数日しか収容できないことになっているのであります。ですから、決められた日にちを過ぎますと、処分しなければなりません。そこで、そのような動物を少しでも減らすために、ボランティアの人たちが新しい飼い主を見つける活動をしてきました。そのことも処分される数を減らすことにつながったのであります。
 また、保健所によりましては、多くの動物を置いておける施設がないところもあります。さらに、えさ代などのお金もかかります。これらの仕事は自治体が担っているのでありますが、その財源を確保するのが難しいところもあるのであります。
 そこで、こうしたことに対応するために、国が自治体を支援する仕組みもつくられました。このように、行政においてもいろいろな取り組みがされているのであります。
 それでは、私たちにできることは何でしょうか。それは、動物を飼うのは大変だという認識を一人一人がしっかりと持つことであります。そして、もしペットを飼い始めたら、責任を持って面倒を見るということであります。
 私は、これらのことによって、不幸な動物がいなくなるように願っているのであります。
 最後に、ひとり暮らしについてお話をします。
 この春から、進学や就職をきっかけにして、ひとり暮らしを始めた人もいると思います。実際に暮らしてみると、今まで知らなかったことをたくさん経験するようになります。そこで、ひとり暮らしをする上で大切なことについて述べてみようと思います。
 ひとり暮らしをするためには、まず、住むところを決めなければなりません。やはり、学校や会社に通いやすいところがよいと思います。例えば、電車で通う場合でありますと、駅に近いかどうかというのも大事なことであります。それから、特に女性の場合は、防犯についても気を配る必要があります。ですから、人通りの少ないところや暗い道を通らなければならないところは、やめたほうがよいと思います。また、なるべく一階の部屋は避けたほうがよいというふうにも言われています。
 次に、部屋を決める条件としましては、やはり家賃も重要だと思います。自分の収入を踏まえまして、どれくらいの家賃であれば生活できるのかを考えることが必要であります。
 また、部屋を選ぶときに何を重視するかというのは、人によっていろいろ違いがあると思います。日当たりがよい部屋を好む人もいれば、気にしない人もいます。あるいは、新しい部屋がよいという人もいれば、古くてもよいという人もいるでしょう。すべての条件を満たすところはなかなかありません。ですから、ここはどうしても譲れないという点を考えておくとよいと思います。
 今は、インターネットを使って探す方法もあります。ぜひ、希望に合った部屋を見つけたいものであります。
 ところで、ひとり暮らしでは、当然のことながら、お金の管理を自分でしなければなりません。限られたお金をどういうふうに使うかということは、とても大切であります。そういうときには家計簿が役に立ちます。家計簿をつけると、自分のお金の使い方が把握できます。そうしますと、どこに無駄があるかということがわかると思います。
 お金について言いますと、社会人であれば、収入の二割を貯蓄することが望ましいというふうに言われています。お金が余ったらためようと思いましても、それはなかなか難しいものであります。ですから、給料が出たら、すぐにお金を預けてしまうのがよいと思います。
 それから、食生活というのも、とても重要なものであります。できれば、自分でつくるほうがよいと思います。そうすれば、栄養のバランスを自分で考えられます。お弁当をつくるという人もいるかもしれません。これは節約にもつながります。
 ひとり暮らしでは、今まで家族に頼っていたことをすべて自分でしなければなりません。それは、とても大変なことであります。しかし、私は、そのことが自立した大人への第一歩になると思うのであります。(了)

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