はっきり言って、どーでもいいやんけ、というのが僕の意見。
時がたって、「国母事件」って何だっけ?と思う時が必ず来るので、メモしておくと、
国母和宏というスノーボードの選手が、バンクーバー冬季五輪に参加するため、「日本選手団の制服」を着てバンクーバーに降り立った時の身なりが「不適切」(腰パン)だということで「世間の批判」を浴びながら、「反省の色を示さなかった」ため、選手村への入村式ならびに開会式への参加を「自粛」させられ、スキー協会からは「強制帰国処分」を科される寸前までいくも、橋本聖子団長の「計らい」により、大会参加は許された、という「事件」のこと。
しかし、世の中はバカ騒ぎしてますね。
漫画家やくみつるさんのコメント。
「本来、制服を着崩すことがよくないのに、学校では恒常化しており先生がとがめることもない。この風潮に待ったを掛けるためにも、国母選手は本国に召還するべきだ。競技に出場させるのは温情を多分に感じる。注意された時点で素直に謝っていればいいのに、舌打ちをし「反省してまーす」と発言するなどの対応がまずい。体育はよくても、知育徳育が甚だしく達していない。幼少からプロライセンスを取り、調子こいた人生を送ってきたのだろう。突出した才能を開花させるには、周りが言い含めないといけない」。
http://vancouver2010.nikkansports.com/snowboard/news/f-sp-tp0-20100213-595507.html
教育評論家の尾木直樹法政大教授(臨床教育学)のコメント。
「フォーマルな場に国の代表として参加するならきちんとするべきだ、との考え方には賛成で、国母選手に社会性が欠けていたのも事実だろう。しかし問題は周囲の反応。服装の乱れを空港で目撃された初期段階で、周囲の誰かが注意すればよいだけで、選手団の入村式への出席を自粛させたり、開会式の参加を取りやめさせる対応は全体主義的で、明らかに大げさ。これから競技に臨む選手本人のためにもならない」。
http://vancouver2010.nikkansports.com/snowboard/news/f-sp-tp0-20100213-595528.html
僕は、尾木派だな、どちらかというと。
税金使ってんだから!とか言う人々もいるけど、スポーツ予算なんて微々たるもの。
普段彼らは、自費で遠征したりしてんだから。
こんな時だけ、「国の代表として恥ずかしい」とか言う資格あんの??
「目下、スポーツ関連の予算は190億円弱。そのうちJOC関連は22億円です。一方、同じ文部科学省の管轄である芸術関連の予算は1,000億円を超えています」
http://www.joc.or.jp/ntc/fukuda_interview080424_04.html
これは2008年の話で、去年は「仕分け」の対象になったらしいから、もっと減らされるのでしょう。
で、フランスはどうかと見てみると
スポーツ予算は総額274億ユーロ(2003年)
http://franceolympique.com/cat/45-financement.html
そのうち、国からの補助金が32億ユーロ(4000億円くらい)
桁が違いますな。
口を出すなら金を出せ。
僕はそういいたい。
精神論でメダルなんか取れないんだから。
と思ってると、まったく意味不明の意見が…:
国への誇り感じられず
著書「国家の品格」で知られる藤原正彦・お茶の水女子大名誉教授の話
服装だけの話ではなく、現代の若者の規律の乱れを象徴するようなケースだ。日本を代表しているのに、国に対する誇りが感じられない。戦後教育が自由や個性ばかりを尊重してきたことに一因があるのではないか。自由や個性も大事だが、規律を大切にする社会に戻す時期にきているだろう。
(読売夕刊 2月13日4版)
この人の頭の中はかなり倒錯しているようです。
しかし、世の中には、もっと頭のおかしい人がいて、噴出しそうなくらいです:
上記のような日本の恥さらしとなった国母和宏。私は国母を民主党支持者であると考える。上のような悪態でも民主党支持者の条件を兼ね備えてるが、実際にはもっと複雑な理由だ。
そもそも服装・言動の乱れは教育がなっていないからだ。そう、なってない教育と言えば日教組しかない。日教組のジェンダーフリー政策が国母に服装の大切さを忘れさせたのである。
その日教組は民主党の支持組織。だから国母は民主党の支持者だと予想できるのである。
日本の恥となった国母には鳩山・汚沢と同様無様の姿をさらしてもらおう。国母よ転倒して怪我をしろ!
http://sinnnoaikokuhosyu.seesaa.net/article/140833413.html
両者に共通するのは「日本人はこうあらねばならない」という「決まり」があり、それに反するものは「日教組」もしくは「在日外国人」であるか、それらが支持する「民主党支持者」であり、「制裁の対象」である、という論理ですね。
ここまでくると、小児病的状況といわざるを得ません。。
ここには「寛容の精神」のかけらもありません。そんな連中が「品格」とかいう資格があるのか?
こくぼくんは、まだ(?)21歳。プロボーダーとして、いろんな経験をつんで、これからの若者に夢を与える存在になって欲しいと思います。

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