先日の看板リメイクのつづき。
あれで完成って思ってたら、続きがあった。
なにやら、切ったりこすったりしている様子。
切ったりこすったりしてるなって思ったら、今度は色塗ったり、接着したり・・・
ちなみにこれ、もともとは
こんなん。
プラスチック製のカード入れ。
それを切って、カスタム。
いやいやいや!!
看板作るなら、材料はホームセンターとかでさがすっしょ!笑
USN-41「だって、これがイメージにぴったりやったけん。」
なになに。
ほうほうほう。
なるほど!!!
うんうんうん!!!!
USN-41「看板リメイクするとき、このイメージがあったけん。でも、看板用ショップカード入れなんて、どこ行ってもないやん。やったら、作ったが早いし、その方がイメージどおりにできる。」
たしかに!!!!!
ちょっとしたことだけど、思いつかない。
USN-41「どうせリメイクするなら、ただ塗り重ねるだけじゃなくて、使い方もかえてあげたい。よりよくしてあげたいやん。」
たしかに。
ずっと、前のお店から、たくさんのお客さんを呼んでくれた看板。
こうやって、また新たな使い方で使ってもらえたら、よろこぶだろうな^^♪
同じもの。
日常のなんてないもの。
でも、観点をかえたり、使い方、考え方のベクトルをかえるだけで、結果は大きく変わる。
って、USN-41も前から言ってたな。
ちょっとしたことなんですけどね。
先日のバイクミーティング。
バイクミーティングって言うと、ワイルド。かっこいいイメージ。
それがバイクミーティングなんですが・・・・
すいません。
ただ、バイクに乗って、仕事のミーティングをしに出かけただけっていう話でした笑
カッコイイバイクや、イベントを想像した方・・・
ごめんなさい笑
ただ、今回は、
「普段なら会社でやるミーティングを、あえて非現実的な空間へ行き、思い入れのある、思い出になる時間にしたい。」
というUSN-41の提案から始まりました^^
というのも、今回の内容は、来季の春夏物のオーダーを出すこと。
とくに、今回のは、新規のブランドさんもあるということで、まだまだイメージをわかせられてない僕のために、思い出に残して、あの時、あの場所でこんな話しながら、こういう事考えながらオーダー出したなって記憶に残して、思い入れのあるオーダーにしたら、それを販売するシーズンになったとき、より楽しくなるし、その時話したコーディネートやイメージも、忘れずにお客さんに伝えられて、より楽しんでもらえるんじゃないかっていうUSN-41の提案^^
と、いうことで・・・・
わざわざ、遠く山奥まで、オーダーのためのミーティングをしに、バイクで行ってきました^^♪♪♪
ちなみに、今回はUSN-41もプライベートカメラでたくさん写真撮ってたので、無理言って、このブログ用にデータを頂戴しました^^
てことで、[USN-41side]も織り交ぜながら、ブログ書いていきたいと思います♪
AM8:00 CL.1978 COMMAND PLACE START
MEMBER
USN-41
YBD-47
[USN-41side]
ではでは♪
START
ズタタタタタタタタタタタ・・・
きもちいいー!!
途中、USN-41がバイクをとめた。
USN-41「やばいね!!この景色!!!」
いつも、一人だったら普通に通り過ぎる場所だったけど、こんないい景色だったんだな♪
行く目的地、行くメンバーがちがうと、こうも見え方、感じ方が違うんだな^^♪
この日の最高気温は・・・九度・・・
寒い!!!寒すぎる!!!
でも、そんなの気付けば忘れているくらい楽しい^^
[USN-41side]
いやいやいやいやいや!!!!
やっぱ寒すぎるよ!!!!
ってことで、コンビニによってもろた^^♪
よく見たら、USN-41かなり薄着。
USN-41「そんなに寒か???何枚きとると?」
そう言われたので、YBDMANは着ている枚数を見せた。
一枚目
二枚目
三枚目
んでもって四枚目
下にはサーマル履いておりましたが、寒かった!!!!
一方
USN-41は、だいぶ薄着である。
[USN-41side]
さてさて、一気に目的地目指すぜー!!!!!!1
[USN-41side]
到着^^
長崎県西海市の山奥にある
音浴博物館^^♪
読んで字のごとく。音を浴びれる場所だ。
古く、エジソンが開発した生の蓄音機から、ジュークボックス、古い音響機器、そして圧巻なのは15万枚を超える、レコードの数々。
音楽の歴史を肌で感じられる空間だ・・・。
便利になった世の中。わざわざこんな山奥に・・・。
情報化社会の現代。
それでも噂に入ってこなかったこの空間。
結果的に感想を言えば・・・
「最高」以外に何もなかった。
ちなみに、館内は担当の人がいろいろとこまかく案内してくれるから、家族、友達と行っても、無知でもなんでも、とても楽しめる。
ほんとうに、何もかもが圧巻でした。
館のスタッフの方も、最初はすこし遠慮がちでしたが、徐々にノってきて、本当にたくさん、いろんな事を教えてくれた。
まぁ、たしかに、真っ黒な服着た男と、バンダナ頭にまいた男が二人、バイクでくれば、そりゃ怪しむわな・・・(笑)
でも、本当にすごかった。
なにがかって???
いや、これは言葉では表現できません。
なぜなら、感じたものが「音」だから。
モノひとつひとつの歴史もすごかった。でも、それらが奏でる音が、なんとも言えないものだった。
それを感じようとする自分たちに、館のスタッフさんも、どんどん一生懸命、そして、本当の良さを伝えようとしてくれた。
そして、案内されて向かった最後の部屋で、奇跡が待っていました。
最後に案内された部屋は、時代を代表するスピーカーの数々が置かれた部屋。
ここで、スピーカーによる音の違いを教えてくれるみたいだ。
スタッフのおっちゃんは、僕らに椅子に腰掛けるように指示した。
もう、最初とはちがい、こまかく丁寧に気さくにいろんな事を教えてくれた。
時代と共に忘れられた「音」それを感じて欲しいという感じだった。
そして、その最後。
おっちゃんは、とっておきのスピーカーで一曲聴いて欲しいと言ってきた。
この館の案内のクライマックス。
まぁ、トリみたいなもんだ。
いつも、その時流すレコードは決まっているらしい。
しかし、おっちゃんは急にこう言った。
「いつもは流すレコードは決めてるんだけど、君たちに合いそうな曲を持ってきました。ぜひ、これでこのスピーカーの音を聴いてください。」
そして、僕らの前に、一枚のレコードを出した。
その瞬間。
USN-41が「うわっ!!!!!!!」と声をあげた。
すぐに、自分も驚いた。
今回、ここに向かう前日にUSN-41が自分にこういった。
USN-41「音浴博物館に行ったら、その設備でビリージョエルを聴いてみたい。」
この博物館には、何人ものアーティストと、15万枚を超えるレコードがある。
その中から、おっちゃんが持ってきたレコード。
それが、ビリージョエルのレコードだった。
もう、奇跡というしかなかった。
無駄を楽しんでいる空気感が、おっちゃんに伝わったのかな。
そんな感じがした。
そして、おっちゃんは、静かにレコードをプレーヤーにセットして、静かにハリを落とした・・・
ジジジ・・・
針がレコードに擦れ、次の瞬間、なんとも言えない波動が身体に伝わってきた。
その瞬間、ボロっと涙がでた。
別に、泣けるようなメロディの曲だったからというわけじゃない。
時代は進化して、いまじゃ音楽なんて、YouTubeで簡単に聴けるし、レコード、ましてやCDでさえ、もう必要とされていない時代に、この場所は、その歴史と音のもつ本質を大事に、ケータイの電波も入らない山奥でひっそりと音と共に時を刻んでいる。
そんな場所に、二時間かけて連れてきてくれたUSN-41。
無駄を楽しむって、いつも言って俺を楽しませてくれる。
この音楽を聞いた瞬間、この時間の大切さとか、それを感じさせてもらってる喜びとかが一気にあふれて、涙に変わった。
なぜなら、その音は、その「無駄」を楽しんでいる人にしか感じれないモノだったから。
今の時代の便利さを否定するわけではない。
それはそれで、必要だと思うし、僕も利用している。
でも、その一方で、忘れてはいけないモノ、忘れない方がよいものもある。
それを感じた。
USN-41がいう、「トラディショナルな部分」それも同じだ。
この部屋を出ると、おっちゃんが言ってくれた
「あとはレコードの部屋で、自由に好きな曲を選んで聞いていいよ」
ぶっちゃけ、実はこの時間が最初の目的だ・・・笑
USN-41は、この時間、お気に入りのアーティストをセレクトし、思いっきり俺をもてなしてくれた。
そして、一緒にミーティングしながらオーダーを出した。
音楽って記憶になる。
記憶と共に音楽ってある。
この時間は来年の春夏どころか、一生忘れないね。
このとき、俺の名言が出た
「本当にいい環境で音楽聴いたら、音でお腹いっぱいになりますね。」
まぁまぁまぁ、たまにはひたらせてください笑
[USN-41side]
そして、帰路に着きました。
[USN-41side]
END
この日は不思議でした。
寒波がきたにもかかわらず、行き先が楽しみでしたかなくて寒さも感じず、わくわくだけが先行して、帰りの道も、ほんとフワフワした感じでした。
二時間かけてミーティングに行く。
無駄という人もいると思います。
でも、その時間こそが大事な瞬間で、ここを楽しめるかどうかが、人生を豊かにできるかどうかの違いだとUSN-41は言います。
音浴博物館
本当に素晴らしい場所です。
素晴らしいモノがあります。
歴史ある音響設備、歴史あるレコード。
ですが、もっとも素晴らしいのは、その素晴らしさを伝えよう、守ろうとするスタッフの方々のハートです。
そして、あの「音」です。
あのスタッフの方々のぬくもりと、「音」は無駄を楽しんだ人へのご褒美。
そして、無駄を楽しんだ人たちだけが感じられる「音」
時代はすすむにつれて、無駄は削ぎ落され、簡素化していかれます。
音楽も、レコードがなくなり、CD,MDそして今ではインターネットでダウンロードの時代。
進化するにつれ音の持つ「本質」はなくなっていきます。
博物館のおっちゃんがいってました。
「昔、レコードは10分のレコードを作りたかったら、10分間かけてレコードに溝を刻んでいかなきゃいけなかった。でも、10分を表現するのに、同じ10分を費やすから、その空気感とともに、本当の音が表現されるんだ。」
と。
「でも、今は10分の音楽も、一時間のアルバムもクリックひとつ、数秒、数分で収録できる時代。そうすると、収録されない音もある。」
と。
USN-41は、いつも無駄を楽しませてくれます。
何事も。
大したことないことも、大したことあるかのように楽しみ、どんな些細なことも無駄にせず楽しみに変換してくれます。
それはまるで、レコードが奏でる音のように、奥ゆかしさがあります。
USN-41の遊びは、無駄をそぎおとさず、その無駄を楽しむことで、物事の「本質」を感じられます。
レコードが、10分の音楽を奏でるため、10分の時間をかけて収録することにより、その音のもつ「本質」を表現できるように・・・
人生を楽しむコツ。
無駄を楽しむ。
音浴博物館。そこには、それを感じられる何かがありました。
みなさんも、よかったら「YBD-47は何を感じたんだろう。」って、直接足を運んでみてください・・・・・
そして、邪念なく、その空気感を楽しんでください。
人生の無駄を、楽しみに変換できる何かを感じられるかもしれません。
-音浴博物館-
長崎県西海市大瀬戸町雪浦河通郷342−80
0959-37-0222
では、今夜もこの辺で。
今日のショット
ARCADE SHOT
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