日時:2008年2月27日
場所:坊ちゃん球場(松山)
東芝7−4愛媛マンダリンパイレーツ
スコアシートをへたくそながら書いてみた。見返したら抜けあるし。
http://www.geocities.jp/tamo2_2/baseball/IL/20080227/20080227.html
愛媛MPの「初陣」。だが、オープン戦なので勝敗は特に良い。だけど、締まらない試合だった。締まらない試合ってのは、投手がだらしなく、野手が足を引っ張るというパターンが多い。
まず、2回で5失点したシーン。森君は140弱の真っ直ぐ(この寒い中で大したものだと素直に思う)が高めに集まり、そして致命的だったのは変化球がストライクにならない。1回は30球目くらいだったかなあ、初めてストライクになった変化球は。これでは打者が楽に真っ直ぐを狙い打てるし、高めだからヒットになる。見ててかわいそうなくらいだったが、エース格にそういう情けをかけるMPファンではない(笑)。で、グランドが若干荒れているというのもあったが、ポロポロポロポロ、東芝が好プレーを何度かやっていたので余計目立つ。東芝の諸君と比較すると、ノックのときから一歩目が出ていない。待ってはいけない場面で待っているのだ。象徴的だったのが、初回4番結城君を詰まらせた当たり。弱い打球を比嘉君は待って処理したので、スライディングで併殺を潰された。ゲッツーならば2失点で済んでいた。
他にもショートとセンターの連携がうまくいかずに2塁打になったポテンヒット(5回)、ワイルドピッチやパスボールに対してダッシュで追いかけない(ように見えた)松原捕手、無死1塁のセカンドゴロでファーストカバーに入らなかった松原捕手(本塁を外してもいい場面だよ)。初陣で緊張していたのかなあ。5回から大島捕手になった。
まあ、ヒットっぽい比嘉君の「エラー」や大島君(レフト)のスタート切り間違いは個人的には許せる。でも、精度を高めないと香川には追いつけない。
とまあ、キツいことばかり書いてもそれはそれで嘘なので、以下、誉めつつ記憶にある範囲で寸評。
トップバッターの安達君は速い。華奢な体が気になるが、智勝(香川)のように鍛えに鍛えてください。
長崎は軽打でヒット。アウトになったのも良い当たりがあった。引っ張り込んだとき高く遠く飛ばせるかどうかが課題になってくるのかなあ。
比嘉君は今日は天中殺。でも、8回のレフトライナーを見て安心した。
檜垣君は初回先制打!というものが伊勢君の好守に阻まれる。相手の好守があったからこそ、愛媛のボロが目に付いた・・・。ショートは高校時代のポジションとスタンドで聞いた。早く勘を戻し、外野手の「実力」も把握してください。(グレアム・松坂と比較しちゃう)
大島君の打撃はとにかく(外野3本、2本ヒットはクリーンアップとして合格かな)、ボールを散らすリードはなかなかいいと思う。修羅場を見ないと何とも言えないが。また、練習のセカンドスローを見る限りは、キャッチャーやらしたいね。(彼も昔捕手だったと思う)
嶋田君は、パンチありそうだね。だけど、ランナーのいる場面でヘッドが入ってしまって出てこなかった。ライト線の二塁打はお見事だが、チャンスであの打撃をしてください。あと、本塁送球やばかったね。ファーストのスローイングは器用さを要求されるし、実は内野手で一番ややこしい動きが要求されると思う。外野手からの転向、慣れてください。
中川君、後安君は印象残ってない。ごめん。(後安君はデッドボール)
福西君の打球は速かったなあ。怪我をしているらしいけど、待ってますよ。
高田君は力が入りすぎていたか。守備について。、サードでヒットという記録になったけど、顔が上がってはゴロは取れないよなあ。とはいえ、去年の比嘉君、檜垣君も最初はそうだった。秋には素晴らしい守備を見せていた。練習あるのみ。
松原君は、足を動かそう。捕球するのも、カバーするのも。頭で考えたこと、理解していることを体での理解にもっていくべし。とはいえ、3回のストライク送球による盗塁刺、見事でした。肩は良さそう。
大地君は相変わらず渋いね。今年もここぞというときに頼りにしますよ。
川西君はキャンプで見たとおり、良い球と悪い球がはっきりしているね。投げ込むしかなかろう。何度か球威でねじ込んでいた。
入野君は不運から点を取られたが、低く真っ直ぐが行っていたと思う。スタンドからは安心して見ていられる感じ。
高木君は唯一の三者凡退。彼が一番良かったのではないか。
課題ははっきりしただろう。あと1ヶ月、調整をよろしく。
東芝だが、印象としては鍛えられている。守備の動きも良く、また打つ方でもアジャストするべき球はことごとくヒットしていた印象。スタンドインするパワーは感じないが、スイングと打球は速い。素質はMPの選手も東芝の選手も同じくらいと思うが、鍛えられ方が違い、MPよりも強いと思う。社会人全国大会レベルとの差を埋めるには、何が要るのだろうか? また、バッティング練習機のカンパ?? まあ、チームに考えていただこう。
藤田投手は横から135くらいの真っ直ぐとスライダーで押していた。印象的だったのは、左打者の膝元、ボール2個くらい外れる真っ直ぐだ。ストライクより(!)威力を感じた。山田投手は南海ファンにとっては懐かしい中条のようだ。真っ直ぐは133くらいのサウスポーで、球威はあるものの、ストライクに四苦八苦。素材は良さそうなので、覚えておこう。

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