2008年4月19日(土曜日)
東予球場(曇、センター・レフトへ強風)
愛媛MP4−3徳島IS
今日は君が代の頃に球場入り。その段階で、600人だったらしい。(ボランティア兼速報隊兼らっぱ担当のらっくさん、いつもお世話になります)地域の小中学校で入場券を配り、当然、親が来るのでかなりの入り。親は有料。この方法は良いと思う。天気は若干寒かった。
初回、愛媛先発の高木君は130〜135キロ程度だがグッと迫ってくるボリューム感のある真っ直ぐが来ており、またスライダー、カーブも切れていたが若干高かったり抜けていた。先頭打者小松崎君を良いボールで追い込むが、最後のスライダーが真ん中やや外に来てレフト前、という感じで良い球だが最後は甘い(ストライクゾーンも特に右打者のアウトローが狭かったと思う)感じであった。
調子を崩したのが山口君にはフォアボール、斉藤君はバント。で、題の問題1。四番金谷君。1−1からの外角カーブ、引っ掛けてしまったショートゴロ。本塁突入も余裕のアウト。次は当たっている金丸君だが、合わせるようなバッティングでライトフライ。これで高木君は若干落ち着く。とはいえ。題の問題その2。3回は二死の四球を起点にボールが甘くなり、2点取られる。その後は低く行きだしてしばらく持ちこたえる。
一方、徳島の先発は安里君。投げ方に特徴のあるサウスポー。近鉄にいた石本投手のように見える。テークバックが小さい。これは出所を見難くするためか。ただ、足が前に行くとき、並行していくようなのは気になる。タメが効かず球速出ないと思う。投げる球は真っ直ぐがナチュラルにシンカー気味になっているようで面白い。小さなスライダーも外から入ってくるのが中々良い。真っ直ぐは130キロくらい。ただし、クセ球と思う。
で、題の問題3。確かにストライクゾーンは狭かったと思う。だけど、先頭打者を四球はやっぱりリズムが悪くなる。ワイルドピッチがあって、俊足・2番の大津君がバント。余りにも真正面。しかし、「余りにも」のためか若干スタートが緩んだように見えた。無死二塁はタッチプレー。サードに投げるもセーフ。比嘉君はどうもタイミングが合っていなくて――心配だ、足がカタカタ動いて本当に取れていず、ファールも打球が弱かった――三振、大島デッドボールの後、桧垣君が先っぽで捉えた打球は死んだライナー気味のセカンドゴロとなり、併殺崩れで1点。
2回も先頭打者から連続四球。これを起点に2点追加。香川相手だと素直に嬉しいが、徳島相手だと何やら気の毒。毎度毎度、という気がするからだ。
とまあ、徳島の気の毒ぶりばかり書いていても嘘だな。その前に、3−2になってから、徳島は佐藤投手に代わり、高木君も落ち着いてきて試合が落ち着く。佐藤君は130キロくらいの真っ直ぐにカーブ、スライダーがコントロール良く決まっていて、また相手を差し込んでいた。球威がやや落ち、やや高くところを痛打され、1点失うがまとまっていて良い感じ。もう一つの球威を望む。それにしても田口君のタイムリーは美しかった。ミートに徹するとああいう打球が生まれるのか。
で、題の問題4。これがILにとっての一番の大問題。状況判断できてないなあ、というプレー(その1)。7回表、疲れから再びボールがばらつき始めた高木投手にISは襲い掛かる。2死ながら1、2塁。結構怖い2番・山口君。長打もある。カウント2−3。1塁走者は焦ることはない。オートランだ。で、、、、牽制アウト! これは徳島としては白けただろうなあ。
お返しに? 題の問題5。これも状況判断ry(その2)。8回表。山口君にキッチリ捉えられた打球は桧垣君が好捕も内野安打。盗塁のあと、斉藤君はバスター。2点差なのでバントすると自分が死ぬから相手が喜ぶ、だけど、最低限進めたい、という心の声が聞こえて来そうな流し打ち。やや低いとは言え弾んだ打球。ファースト前進、取る。ここは普通はカバーに入るセカンドにトスでアウトを稼ぐ。しかし、セカンドランナーは8割方殺せそうな位置にいた。膝の高さに投げる自信があれば投げてしまう、あるいは若いから流れで投げてしまったというところだろうか。ボールは高く浮き、タッチが遅れて3塁セーフ。同点のランナーを出してしまった。ここは、ほぼ100%アウトできる1塁へのトスで良いんだが。状況判断が出来ていない。
結局投手交代で宇都宮君が。いつもご苦労様。四番の金谷君は力んでポップのあと、代打アティングとは見応えのある勝負(3球くらい惜しい球だったw)もライト前で1点差。永井君三振も伊奈君はライト前へゴロのヒット。ライトの田口君が取った瞬間、サードをまだランナーは回っていなかった。これは田口君なら確実に殺せると思ったら、案の定ストライク返球で余裕でアウト。予定調和の千年王国(言いすぎ)。期待されることを期待通り出来る選手は素晴らしい。GJ!! これで勝てると思った。
とにかく、ボーンヘッドというか、突っ込みどころの多い試合であった。若いのう。以下、思いつくまま。
・伊奈君と永井君はファールの打ち方、というかカットの仕方を覚えないと三振マシーンになってしまう。(今、なっている。)
・松原君のライナーのファールがネクストバッターサークルの河辺君の足を直撃。あれは逃げられない。南海ホークスの吉田博之さんの顔面複雑骨折の悪夢を思い出した。
・徳島の金丸君、間に合わない本塁にバックホームして高投し、打者走者が3塁にまで行ってしまっていた。カットに投げようよ。
・田口君、タイムリーといい、本塁アウト送球といい、本当にプレーで引き締めています。
・今日、一番目に付いたプレーヤーは徳島の斉藤君ではないか。小柄だが、パワーを感じさせるし、また、難しい強風の中で、フライを好捕していた。徳島の選手、体にパワーは感じるんだがなあ。色々な意味での連携が・・・。
・梅原君、相変わらず窮屈そうだが、2週間前よりもマシかな。シュートを投げているのか? かなり食い込まれていた。また、1塁寄りの投ゴロの処理、その後のセカンド送球、速い! ナイスフィールディング。これぞプロ。
・最後の西川君、低く来たら打てそうなボールじゃない。最後のレフトフライは結構ヒヤリ。ほぼ真ん中。球威でねじ伏せた感じだが。ランナーが出るとコントロールがばらける?
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途中経過で途中福岡7−1香川、浦川先生だし今日は香川負け、と思っていたら! 香川、何て恐ろしい子!(ガラスの仮面だったっけ?)

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