2014年7月5日(土曜日)18:05〜
香川オリーブガイナーズ0−12愛媛マンダリンパイレーツ
レクザムスタジアム、曇、レフトに強風
試合と全く関係ないことから。家内とドライブ。徳島の美馬IC近くで半田そうめんをいただく。これはゴツい。冷たいそうめんとして、よりも、湯だめで頂くのが吉だろう。でもおいしい。
その後はルーヴへ。桃のパフェだ。いろんな種類の桃が何回も出てきて、最後は杏仁豆腐が底に。素晴らしい!
なんてグルメツアーの後、妻を香西のイオンに置いて球場へ。最近の愛媛のとほほっぷりを言っていたので球場行きは嫌がられたww 後期は違うと思うよ、とは言ったのだが。
で、スタンドに。寂しいなあ。愛媛応援席は20人足らず。愛勇会は二人かな。仕方ないか。
さて。香川の先発は後藤。サイドから、癖のあるカーブと140km/hを超えるボリューム感のある真っ直ぐが武器。主として中継ぎだが、今年はちょっとコントロールに掛ける。先発でここ、ということは、ショック療法か、適性を再検査か。
で。真っ直ぐは叩きつけたり抜けたり、得意のカーブは抜けまくり。ボールが手につかない感じの立ち上がり。森下、藤長が連続四球。高田は置きに来た感じの真っ直ぐを力強く打ち、ファースト左を強いゴロで抜く先制打。コルビーはインロースライダーを窮屈そうに打ち、ボテボテのファーストゴロ。さあ、追加点だ!というところで、前期の悪い感じが。2−2からの五球目、アウトロー一杯のストレート。良い球。だけど、NPBならボール。だが、この日の主審の濱口さんはそれを取る。ストライク。それを引きずったか、次のインハイのストレートを中途半端なスイングで空振り三振。金城は真ん中高めを根元で捉えてしまい、詰まったセンターフライ。センターの後ろまで飛んだけどね。流れが切れてしまうのが前期の愛媛っぽくて不安。
愛媛の先発は小林。後ろを小さく、前を大きいフォームに微修正したかな。とにかく丁寧で、殆ど高めに抜けなかった。最高速度144km/hと控えめだが、伸びはあった。強い当たりが正面をつくのも目立った。
二回表も先頭田中に四球、宏誓は死球と不安定。四ツ谷がサード側に教科書のようなバントを決めて、森下は四球。ストライクが入らないよ。そして藤長には押し出しの四球。さすがに交代だ。投手の後藤は、フィニッシュの時にサード側に流れているように見える。さて、押せ押せになって欲しいところだが、変わったディマールは良かった。140km/h前後の真っ直ぐのコントロールも良かったが、何よりリズムが良かった。そして、フォーク、カーブも良いところに来た。高田をフォークで三振に仕留めたが、真ん中から鋭く落ちるボールで、お見事。コルビーも真っ直ぐで詰まらせたセカンドゴロ。うーん、押し切って試合を決定できないなあ。三回表も連続三振を含むナイスピッチング。一方、ノリさんはテンポよく投げている。
試合の展開上、ポイントとなったのは四回か。四ツ谷が粘って選ぶ。良い仕事。この投手、牽制下手だぞ!と思ったのでそう野次ってみたら、すかさず盗塁。捕手有山の送球も高かった。森下ショートゴロで2死3塁。ここで点が入らんのが前期の愛媛。「とにかく、軸作って振れ〜」とか野次る。人数少ないときは、本当によく聞こえるそうだ(笑)。藤長は体を残して粘った打ち方で、左中間にタイムリー。バットコントロールは本当に上手いんだよなあ。体幹を鍛えて軸が出来たら凄い打者になれると思う。何はともあれ、この追加点は効いた。高田も火の出るようなセンター前で続いたが、コルビーはファーストボテボテ。最近タイムリーがない気がする。ちょっと力み過ぎかなあ。
四回裏、先頭長安のボテボテの当たりがライト前に抜けてしまったらしい。何か買いに行って、満員だったので諦めて帰って来たらこれだ。中本の当たりは詰まったライトフライ。森下の足を考えたら余裕でアウト、と、思ったら、ライト線にポテンヒット。この風で、あれが取れないポジショニングは、いくら中本でもないだろう。こういうのに付け込むのが「王者香川」だ。嫌な感じ。だが、ノリさんは慌てない。宗雪相手にフォーク、直球、直球、フォーク、スライダーと攻め、最後はスライダーで弱いショート右へのゴロ。ゲッツーは出来ない。1死1、3塁。ここで大原。試合前のホームラン競争でドデカイホームランを3本打った。だが、アウト・ハイの138km/hの真っ直ぐに押されてセカンドフライに。高めを狙って高めに行けば、球威があるね。宏誓の勝ちか。原口の打球は強かったが、セカンド正面。これでほぼこの試合の勝ちは感じられた。
5回表からは田村。しかしまあ、良い時を10としたら、今は6〜7くらいかなあ。何かぎこちない投げ方になってしまっている。どうしたんだろう。だが、好投手は好投手。5、6回をしっかり締める。でも、max132km/hは寂しいね。田村の好投に引っ張られたか、そんなの関係ないか、ノリさんも占める。ただ、6回は打者四人に23球。さすが香川というべきか、相変わらず「なんだか良く分からんけど、アウトローに引っかかった真っ直ぐ」を投げまくる(笑)せいか。
七回表からは大田。右サイドだが球威不足は否めない。カーブ系に種類が多く、シンカーもある。体を鍛えたら面白いかも。大塲に似ているね。先頭藤長をセカンドゴロに打ち取ったが、高田はセンター前クリーンヒット。高田は八分の力、要は余力を残した感じの安定したスイングに感じたが、打球に力があるね。NPBに行ってほしい。そのためには状態維持の方法を見つけることだ。コルビーは体が開いているが、ヘッドが残ってレフト前というヒット。鶴田にはカーブがすっぽ抜けて四球。1死満塁。亨彰はシンカーで空振り三振。最後に限らず、腰が逃げている。これでは打てまい。檪浦は二球目をセンター前に。追加点が入る。そして、宏誓は押し出しの死球。
ノリさんは7回裏も丁寧。先頭原口は三球目を打って、セカンド右のゴロ。それをコルビーが深追いして弾き、内野安打。うーん、本職のファーストなら、あれはセカンドに任すだろう。有山は三球三振。合っていないスイングを二回ばかりしていた。首浦も三振、大木もセカンドゴロ。これで勝ちだね。
8回表はゾーゾー・ウー。ビルマからの投手。前に見た時よりも球速アップだが、128km/hでは。ストライクも入らんし。ただ、試合中にドンドン球速がアップしていった。投げる時に三塁側に流れるのを我慢できるようになれば。鶴田の満塁ホームランは、風にも乗ったが、気持ちのいい当たりだった。これで勝負あり。妻を長く待たせるのも気が悪いので、この時点で退出。
さて。運営で気になったことを。試合開始の投球練習中に、イベントに参加したゆるキャラが、出口の関係かつかえてしまい、試合開始が遅れた。そして、4回表開始時にイベントが始まり、それが長くて長くて、試合の流れが切れた。この運営はいかがなものか。思わず「兵庫の何かを思い出す」的なことを呟いた。
それと、今までかなりアイランドリーグを観戦していたが、ガソリン高騰、高速料金見直しの結果、経済的負担がかなり大きくなってきたので、愛媛県以外の観戦ペースはかなり落ちると思う。それはとっても残念なことだなっと(鹿目まどか風)。

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