『“小池”にはまって、さあ大変!』(安積明子著、ワニブックスPLUS新書=214)
この本は今年(2017年)の政局の中心であった小池さんおよび希望の党の騒動と顛末を記した本である。小池さんの背景、振り回された野党。与党に打撃を与えるに到らなかった理由。立憲民主党設立の背景と躍進の理由。そういうことが記してある。
今年はロシア革命100年。小池は大人気で押し上げられたが、底が割れてしまったケレンスキーに似ていなくもない。愚直な立憲民主党はボリシェヴィキに喩えたいところだが、正直不安だらけ。来年はどうなるのだろう。一つ言えるのは、政治家はイデオロギー(信念)や倫理が大事だということ。有権者はそういうのを見ている。

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