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2008/12/19

戦時者を親に持つ者持たぬ者  

昨日は以前からメディアで頻繁に取りざたされていて気になっていた映画
『私は貝になりたい』
を有楽町にて観賞してきた。
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映画好きの友人を誘い見たのだが

観賞後に意見の交換をすると、お互いに全く違う心持ちであった事にさらに感慨深いものがあった。
相手は戦時者を親に持つ世代だが
私はと言うと、、、
今まで海外/自国を問わず戦争をテーマーにした物には多く触れる努力を惜しまなかった。
何故なら私達の世代は既に戦争を経験していない親から産まれた世代。

戦争経験者の祖父に以前学校の宿題で戦争体験をせがんで聞いた事が有ったが。
幼き孫に戦争の残酷さをそのまま伝えるのは余りにも酷な事と思っていたのかもしれない
あまり深くは語ってもらえなかった
祖父が戦争について口を開いたのはそれが最初で最後、、、、
その為、直接の戦争体験に触れる機会などゼロに等しものだった。

核家族で育った者等は自ら進んで情報を得るとしても、歴史の教科書に箇条書きに記された情報と、
その時代を書きしるした書物、その時代を題材に作られた番組や映画等のような物
ただそれらに実際に戦争を経験した者の真の真実等、記されている訳も無く
我々はそれらのうわっつらをなぞるに過ぎない情報だけで大人になってきたのだ。
「戦争はいけない事です」
そんなオブラートな言葉と共に、、、、

この映画は随分以前にテレビドラマとして大反響があった作品だと言う。
作者もこの作品ではずっと
戦争によって人生が狂わされた人々のやり場の無い憤りと戦争の非情さ残酷さをいかに表現できるか
に心血を注いでいたと言う。

私にこれだけ観た後に何とも言えぬ心のもやもやを与えた作品なのだから
その作者の模索は長い時を経て大成功の結果となったとも言える。

あの作品程長時間に渡って苦しい訳ではなかったが
(矢野少尉の武士道のごとき日本人古来の美しさや,死刑執行にならずに生きて帰れるかもしれないと言う希望の兆しがあった為)
観賞中の息苦しさは以前に観た「戦場のピアニスト」を思いおこさせた。
ただ、最後の急展開は
以前、丸木美術館で目の当たりにした「原爆図」に似ている。
あの言い様の無い鳥肌のたつ感覚と
暗黒に突き落とされたような絶望と地を這うようなうめき声の聞こえてくる悲しさ/無念さ/無力さ

これが敗戦国の民が味わった真の真実なのかもしれないが
この非情な憤りを若い世代の我々は
すんなりと受け入れる事が果たしてできるのだろか。

いや
現状日本経済に翻弄され
その標的となり途方に暮れているのが、
人生に希望を持って今まで歩んで来た若者達や経済的弱者だからこそ、
この映画が今大きな反響を巻き起こしているのかもしれない。




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