4日間で19試合観戦!
疲れたはずだ。
あとで試合時間見ると、こんなに長かったんだ〜と思います。終盤でも動きが落ちるどころか、あがっていく選手ばかり。
初日
Tom Richards (ENG) bt [9] Daryl Selby (ENG)
8-11, 11-5, 12-10, 8-11, 11-8 (93m)
いきなりのupset!
ランキング30位台前後の選手がSSで1回勝つのは超デカイ。
Tom Richardsよく粘る。今後に期待の選手です。
↑Selby敗戦の弁 サラの容赦ないつっこみ
Selbyのtwitterつぶやき頻度高すぎww
[12] Laurens Jan Anjema (NED) bt [Q] Julian Illingworth (USA)
11-7, 11-8, 11-7 (48m)
Julian、DVDで見てた通り、グレーの靴下でかっこ悪い・・・
[7] Thierry Lincou (FRA) bt Stewart Boswell (AUS)
7-11, 11-6, 11-9, 11-5 (59m)
この日一番の盛り上がり。
Boswell入場でスタンディングオベーション!
OZの中で一番人気あるのってBoswellだったんだ。
[16] Cameron Pilley (AUS) bt [Q] Scott Arnold (AUS)
11-8, 11-8, 11-5 (38m)
Scott Arnold がかわいそうに見える・・・
日本にきたら点取れる人いないんだろうけどなー
[2] Ramy Ashour (EGY) bt Omar Abdel Aziz (EGY)
11-4, 11-5, 11-8 (33m)
ショッピングセンターで写真とってくれたAzizくん。
なんと持ってた3本のラケットのガットすべて切ってしまい、「OH MY GOD!」と絶叫。
イスラムの人でもそのセリフ言うんだね。
っていうか、3本しか持ってないって少なくね??
前から2番目で見れたのでド迫力でした。
1stRoundからこんなに観客がいるとは思わなかったって言ってました。
二日目
[1] Nick Matthew bt [11] Wael El Hindi
11-6, 11-7, 11-3 (48m)
2年前、KLで見たときはトップシードだったHindiが手も足もでない・・・
DVDで見てると強さがなんとなくわかりづらいMatthew。
この時点ではやっぱりよくわかりませんでした。
[8] Peter Barker bt [13] Adrian Grant
11-1, 1-0 rtd ill (8m)
楽しみな対戦でしたが、残念・・・
[3] Amr Shabana bt Ong Beng Hee
12-10, 11-6, 11-8 (43m)
1ゲーム目頑張ってたBeng Heeでしたが、Shabanaがちょっとスピード上げるとついていけない。
Shabanaのストレートクロスのコースが凄過ぎる。全然横壁にあたらない。
[6] James Willstrop bt [10] David Palmer
11-1, 9-11, 11-2, 11-3 (59m)
DVDでよく見た対戦でしたが、Palmerが衰えたか、Jamesが大人になったのか。
Palmerのフォアハンドドライブ、マジ速い。速さだけでいったら、見た中で一番速かったかも。
[7] Thierry Lincou bt [12] Laurens Jan Anjema
5-11, 11-9, 11-4, 13-11 (66m)
Anjemaが前日ツイッターでBig challengeと書き込んでました。
異常な身体能力でピックアップしまくるAnjema。
もしかしたら、と思いましたが、Lincouオヤジの意地でしょうか。
試合後のインタビューで、「まだトップ狙えるんじゃないの?」と聞かれて「この白髪を見てよ」なんて言ってましたが、あの動きを見てるとまだまだ少なくともトップ10以下には負けそうもありません。
[2] Ramy Ashour bt [16] Cameron Pilley
11-7, 11-3, 14-12 (45m)
ジョンホワイトを髣髴とさせる強烈なドライブとキルショットを繰り出すPilley。
でも、Ramyが3ゲーム目に少しだけ本気を出しただけのような・・・
トップ5とそれ以下の力の差を見せ付けられた1日でした。
観戦中、MatthewとSelbyがすぐ目の前の席に・・・
三日目
[2] Rachael Grinham bt [11] Donna Urquhart
11-7, 11-5, 11-8 (32m)
男前なRachael。
相変わらずの常識外スカッシュ。
突然前からスクリュー打って浮いた球をクロスニック!ってなんじゃーーーー
Donnaは思ってたより強いし、写真より全然実物のほうが美人。
[1] Nick Matthew bt [8] Peter Barker
4-11, 11-5, 11-9, 12-10 (72m)
いつも一緒に練習している仲のようで、Barkerの読みが冴え渡る。
チャンスはあったように見えたけど。
「しゃべってないでプレーしろ」なんて審判に怒られてた。
真っ赤な上下にグレーの靴下、青いシューズ・・・
Barkerかっこ悪すぎる。コンダクトウォーニング並みだ。説教が必要だと思います(笑)
香港ではBarkerが勝ってしまいましたね!!
[6] James Willstrop bt [3] Amr Shabana
11-4, 11-5, 11-7 (33m)
両膝にテーピングしたShabana。全盛期は過ぎてしまったのか。
JamesのShabana対策もバッチリはまったのか。
ショックを感じてしまうぐらい一方的でした。
James大人になったなあ。
床叩いて折れたラケットに自らとどめをさした後に「これかえてもいい??」と審判に言ったShabana。
まだシーズンはこれからなので巻き返してもらいたい!
↑Jamesソックス重ね履き
[5] Gregory Gaultier bt [4] Karim Darwish
11-3, 11-4, 8-11, 11-7 (68m)
今回見たなかでベストはこの試合でした。
1年近く1位を守ってきたDarwishを09年10月に追い落として1位となったGaultier。
当時の最高峰の試合といえばGaultier vs Darwishでした。
無理なハードヒットを抑えてミスを減らしたGaultierがDarwishに勝てるようになり、1位となったのでした。
今回もコントロールのよいDarwishに対してGaultierが我慢、という展開になるかと思いきや・・・
Gaultierがはなっから全開!球も速いけど動きも速い。球と同じスピードで体も動いているような錯覚を覚えるほど。
さすがのDarwishもついていけず、1,2ゲームGaultier連取。
3ゲーム目終盤から持ち味のコントロールが冴えてきたDarwish。3ゲームはDarwish。
勝敗の行方がわからなくなったと思われた4ゲームでしたが、ミスを恐れず攻め続けたGaultierがDarwishを振り切ってマッチアップ。
Gaultierのド派手なガッツポーズ。
インタビューでは、1位からたった一ヶ月で陥落し、不調になりスカッシュすることがどうしようもなくつまらなくなり鬱みたいになったけど今日ようやく勝てた、とうれしそうに語ってました。
↑熱く語ってます
スピードとコントロールの競演。いつまででも見ていたい見事な一戦でした。Canberraまできた価値がありました。
[2] Ramy Ashour bt [7] Thierry Lincou
11-7, 11-6, 11-2 (36m)
オヤジの頑張りもここまでか・・・
Lincouの気合のピックアップを嘲笑うかのようなRamyのニックショット。
Ramyが負けるイメージがわかない・・・
四日目
[4] Madeline Perry bt [1] Jenny Duncalf
7-11, 11-6, 11-7, 11-7
ようやくJennyの試合が見れる!と思ったら負けちゃった・・・
日本でも見たし、KLでも見たPerry、見るたびに強くなってる。審判に対しても強い(笑)
wispaの選手であんなに審判にクレーム言うのPerryぐらいだろうなあ。
[3] Alison Waters bt [2] Rachael Grinham
11-7, 11-8, 10-12, 9-11, 11-9
Rachaelってゲーム間のアドバイスしづらそうだよなー
たとえマッチボール握られてたとしても後ろからクロスドロップでニック狙いそうだもんなー
そんな打ちたいショットばっか打ってNicol以前はずっとNO1だったんだからなー
この試合も3バック目前で逆転負け。
それがRachaelのスカッシュなんだろーな。
練習も自分の好きなことしかやらないらしいし。
そんなRachaelのきわどい攻めをピックアップし続けたAlisonはスゴイ。
[1] Nick Matthew bt [6] James Willstrop
11-7, 11-8, 11-8
前日、Barkerに苦しめられたMatthew
Shabanaを完璧に封じ込めたJames
どっちが勝つんだろーと思ってたら、MatthewがJamesをミスらせるという展開。
Matthewのラリーが完璧過ぎてJamesが無理せざるをえない状況に追い込まれる。
何故Matthewは完璧なラリーができるか?
速さならGaultierのほうが速いし、決め球はRamyのほうが凄いし、コントロールはDarwishのほうがいいし・・・・・
でも、Matthewは反応がいい。ラリー中に逆をつかれて苦しい動きを強いられることが滅多にない。
いつのまにかラリーで優位に立ち、得意の(決まりはしないけど)フォアハンドボレードロップで追い込んでカウンター。
ようやくMatthewの強さがわかったー
なんて渋いんでしょう。その渋さで決勝でRamyやっつけてるし。すげー
自分から見ればどの選手も超人的ですが、必ず勝敗が決まる。
何が決め手で勝敗が分かれるのか??
考える材料を大量に与えられてしまった気分です。
あー楽しかった。