旧ネーム (まさじぃ)です!

2014/9/15

海面に浮いている宮島の鳥居・・  ひろしま

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宮島の厳島神社の話が出たついでに

その神社の正面の海に浮かぶ

大鳥居の話。



写真や現物を見ると

海中の地面からしっかりした土台を築いて

微動だにしない大鳥居が立ち上がっているように見える。

もちろん地中には数え切れない本数の杭が打ち込まれて

足元をすくわれない様にはなっているが・・・



問題は大鳥居の屋根の部分!

ただ、単に木材を組み合わせて

屋根が張ってあるように見えるが

実はあの屋根の下には空洞の空間が作ってあって

外からは見えないが人頭大の石が無数に敷き詰めてある。

改修工事をする際に実際に写真を見せてもらった。

理由は重量バランスを取る為・・・



高潮の際は海水面が異常に上昇して

鳥居は大きな浮力を生じる事になる。

それに何も対処していなければ

最悪の場合は鳥居は引き抜かれて

海面にプカプカ浮かぶ事態も生じてくる。

だから、屋根の下に隠し空間を作って

重量を掛けておく。

しかも、何処にでも転がっている河原の石に眼をつけた所は

さすが、賢者の知恵である。



だから、宮島の大鳥居は

海底面に堅固に固定されたものではなく

バランスを取って海面に浮いていると

表現した方がいいようだ。


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2014/9/15

厳島神社の防災に思う・・  ひろしま

資料提供《三浦正幸 広島大学教授》
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広島大学大学院の三浦正幸教授によって配布された資料によると

西暦1991年の19号台風で

厳島神社の社殿・回廊は甚大な被害を受けた。

・・・と、解説されるのは、世の多くの知識人・教授たちで



私は、さすが栄枯の知識人平清盛の建立した建物で

ちっとも被害を受けていないと、当時のメディアに発表されたらしい。

しかし、講演の際に皆さんに配布された写真資料では

かなり痛んでいるのが見て取れる。

当時のメディアには全く受け入れられることなく

記事はボツになり新聞には載せられなかったという。



・・・と、これからが三浦教授の真骨頂であった。



栄枯の昔、平清盛が宮島に厳島神社を建立したのは

解説では仁安3年(西暦1168年)とされている。

現在から溯ること846年前・・・

下の資料にあるように

海の上に建立されている事から

最近の統計でも色々な災害に遭っている。



土石流、暴風、高潮・・・

土石流が約200年おき・・・

暴風が約100年おき・・・

高潮に至っては数十年に1回・・・

もちろん、建立当時も色々な災害に巻き込まれるという事は想定済みであったろう。



そこで、再び三浦教授の解説に戻るが

下の厳島神社の本殿回廊の配置図を見てもらおう

配置図の上側にふたこぶラクダのように斜線が引いてあるのが

200年に1回規模の土石流の被害範囲!

配置図の下側に右側に大きく拡がっているのが

100年に1回の暴風被害範囲!

※その土石流の被害も島の中央にある弥山によるものである代わりに

逆に暴風はその弥山のおかげで斜線部分しか被害が発生しないという・・・



さて、教授がおっしゃるには

配置図の中央に配置された厳島神社本殿・回廊については

この災害を受ける範囲を見事にはずして建物を配置してあるという。

1991年の台風で被害に遭った「能舞台と天神社」は

平清盛建立、以降に付け足された物で建立当時は無かったもの。



ここで、最初の話に戻るが

三浦教授の「平清盛が建立した建物は全く被害を受けていない」

という根拠は、ここに有った。


資料提供《三浦正幸 広島大学教授》
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平清盛は、科学的な情報収集や記録媒体の手段の少ない

古代の平安時代にあって

先見の名を持った、天才的な設計士であったという事になる。



ここで話は、厳島神社から離れ

本年起こった、安佐南・北区の土砂災害であるが

この平清盛の「先を見る眼を」現代に応用できないかと思う。

災害は人間の力では防ぎきることは出来ないから

災害の起きない場所に人が居住する施設を創る。

災害の起こると想定される場所には家を建てない。

そうしないと、再び悲惨な状況が繰り返される気がする・・・


講演の冒頭に三浦正幸教授が話をされた。

「日本古来の古建築は災害が少ないから、それを専攻している私がここに来て話をしても災害防止の価値は無いんですよ」という言葉は、精一杯の皮肉の言葉と受け取った。


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