暑い!といちいち口に出さなくとも、暑いけど、
そう言わずにはいられない暑さでもありますよね。
3週間強かな。
ほんとに久し振りに、昨日やっと、
2号のフィクスドの方をいじることができて、
しっかりリアブレーキを取り付けて乗ったりしたの。
大袈裟に感じるかもしれないけれど、
跨って、クランク回し出した瞬間に、鳥肌立つ感動をした。
覚えてる訳、そのなんというか、身体各部のセンサーと、
それこそビンディングを通じて車体と繋がった瞬間に、
自分の思惟が車体に流れていく感覚と、
車体各部のインフォメーションが逆流してくる。
この気持ちサイバーパンクなクローム襲撃、
ニューロマンサー的な感覚って、
本当にうまく表現できないんだけど、
こんなおっさんにでも感知できるんだぜ!
っていうことだけは強調しておこうかな。
本来、年齢とともに衰えそうになる感覚が、
フィクスドギアのクランクを、回し続けるだけで研ぎ澄まされる。
これはすごいことだよってのと、ウィリアム・ギブソンの翻訳を
黒丸尚にさせたのは絶対間違いだろうと言っておく。
あれじゃ名著があんまりだ。
故人に鞭打つつもりはないが、
過去、どんな小説を読んでも受け入れられた僕が、
どうしても読み進めることを「苦行」とした翻訳家は、彼以外いない。
このエントリーのタイトルとは、まったく関係のない枕だこと。
さて、暑い!といちいち口に出さなくとも、暑いけど、
そう言わずにはいられない暑さでもありますよね。
走行中のベンチレーションよりも、むしろ走行後の汗対策については
こりゃ相当考えないとヤバくなってきた。
という訳で、ここらでクロップドパンツの投入。
僕は、スネ毛が全然なかったりするので(ニュータイプと呼んでくれ)
逆にこの男らしくないスネを出すのが恥ずかしかったりする。
イイ歳こいて何言ってんだと思うかもしれないが、
乙女の恥じらいというのは、死ぬまであるんだよ!!!
あ、乙女じゃないのはほっといてくれ!
だが、おっさんの中にも童貞性や乙女の気持ち、もしかすると母性、
そんなもんも存在するのだよ、そこのヤングメン。
おっさんはひとつの宇宙と知れ。
だいぶ話しが壮大になってきたところで、帰って来いはやぶさ。
ほぼ自動書記のように書き綴る、こんなエントリーもありだね。
んで、そんなこんな、世にクロップドパンツと呼ばれるものが
どれほどあるかは知らないが、自転車に乗るためという縛りを設けた場合、
僕が選ぶブランドはひとつしかない。
そんな訳で、nari/furiのドライクロップドパンツを購入。
一見、綿パンに見えるけれど、これポリ100%。
ケラ氏の主宰するナイロン100%といい勝負な訳です(謎)。
実に薄手で軽く、もういかにも涼しそう。
生地自体に張りがあり、タフな印象もある。
立体裁断の縫製がすばらしく見事で、もう手に取った瞬間
「これはいいものだ」オーラーに充ち充ちている。
前部と臀部の普通のポケットと併せ、両太腿側面後ろあたりに、
指2〜3本ほどの幅の、こんなコインポケットがついている。
この辺りのセンスがnari/furiの服作り。
おしゃれというよりは、シャレが効いてると僕は思う。
ブランドイメージが確立されると、やはり購買行動に人を走らせますよ。
だが、その分、責任も大きいのは言わずもがな。
内側のポケット部分は全部メッシュ素材。
これにより、本来2重〜3重の生地の厚みでモッサリする部分が爽快。
ベンチレーション的な機能もありそうだけど、
何より洗濯した際の乾きが早い。
ほれ、パンツは全体的に乾いているものの、ポケットの部分だけが
じっとり生乾きだった経験ってあるでしょ。
そういう不快さは皆無です。
さっき、おしゃれというよりは、シャレが効いてると書いたけれど、
裾のプリーツ部分を折り返すと、内側からこんな赤いラインが。
こういうちょっとした遊び心が、僕は好きだ。
この余裕こそ、ブランドそのものの力となる。
さて、で、肝心の履き心地ですけど、
パンツ自体のシルエットも含め最高です。
今夏恐らくヘビーユーズしそうな勢い。
おやじも着てる
nari/furi オフィシャルサイト
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