2006/12/30
部屋を掃除していたら、小学2年生の時の作文を集めた「さく文」という名のファイルが出てきました。
その中にあった「キツネのまいもんやを読んで」という作文がおもしろかったので紹介します。
※作文の句読点やひらがな、漢字を忠実に再現しているので、おかしな部分もありますがそれが小学2年生のわたしです…
『キツネのまいもんやを読んで
ひさしという男の子のむらでは、朝から雪がふっていました。その雪がおひるごろにやみます。ひさしがまるいおせんべいを食べながら、ぐしょぐしょの雪みちを歩いていると、すすきのはらっぱの中を1匹のきつねの子が、「そのおせんべい、はんぶんくれたらええとこにつれてったるのになぁ。」と、わざとひさしにきこえるようにひとりごとをいいました。
それで、ひさしはそのきつねの子におせんべいをはんぶんあげました。そしてきつねの子は、ひさしをまいもんやにつれていって、そこで、ひさしは、100この中で1こしか当たりがないというきゃらめるのくじを引くと、当たりがでて、まいもんやのきつねのおじいさんがひさしにお月さんをくれるという話しです。
わたしは、この本を読んで、すごいなあと思ったところは、ひさしが、100この中1こしか当たりがないというくじを引いたところです。
りゆうは、100この中1つしか当たりがないのにひさしは、ゆうきをだして、引いたからいいなぁと思いました。わたしは、100この中に1つしか当たりがないくじを引いたひさしのようなゆうきがあればいいなあと思いました。
そして1ばん心にのこったところは、まいもんやのきつねのおじいさんが、お月さんを空たかくあげたところです。それは、どうやってきつねのおじいさんは、お月さんのような大きなものを手にいれたのか、がふしぎに思います。
もし、わたしが、まいもんやのおじいさんだったら、お月さんが大きすぎるし、めんどくさくなるから、お月さんをみがいたりなげたりできないと思います。それともし、わたしがひさしだったら、きつねの子に、おせんべいをあげてないかもしれません。なぜならわたしは、おせんべいが大すきだからです。わたしのおとうさんは、きつねのおじいさんだったら、月でもつけもの石でもみがくといっていました。』
当時のわたしは、ひさしの勇気にいたく感動したようです。
しかし、たった半分のせんべいでキツネがいいところに連れて行ってくれるというのに、せんべいが好きだからというだけの理由で出し惜しむわたしって一体…

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