ちょっと前、電動アシストタイプのバイクを作っているのが明らかになりましたが、どちらかというとこのクロスバイクシリーズの方が力が入っているように見えます。
RSがフルカーボン、Sがアルミニウムのハイブリッドとなるようです。

ポルシェ・RS

ポルシェ・S
http://road.cc/content/gallery/46182-porsche-bikes-2012
以前作っていたときもデザインはポルシェでしたが、製作は初期はボーテック、後期はストークでしたのでどうしても製作会社のにおいが漂っていました。これはどこで製作しているのかは分かりませんが、すっきりしてデザイナーの意見がそのまま通った印象を受けます。今までのMTBよりロードバイクよりらし感じです。
デザインとしては遠目からはすっきりとして面白く、近くに寄れば凝っていて面白いです。トップチューブからシートチューブへのアーチシェイプデザインというのは近代バイクのお約束です。ダウンチューブとヘッドチューブの接合角を鈍角にふる曲げ加工もそこまでいやらしくない範囲で収めています。さらにヘッドチューブ上側もエアロブームのせいか面白い形状が流行りつつありますが(ルックMTBやスペシャ・ヴェンジなど)、意識しているかわかりませんが個性的です。
個人的にはワイヤ処理などはこういうデザインバイクとしては、内蔵にしたいですね。そしてフロントフォーク。サスペンション前提のスケルトンなのは仕方ないですが、クラウン部とタイヤとの間に空間がありすぎてちょっと間が抜けています。
しかしこういうものが本気で作れるのが、ヨーロッパの懐の深さを感じさせます。

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