「SRM・9000デュラエース対応パワーメータークランク」
自転車
通常ならSRMはコンポが発売されてしばらくしてから対応モデルをリリースするのですが、今回の9000デュラエースにはほぼ同時に出してくるようです。
今年のヨーロッパレースではすでに見られていましたから予想は出来たことですが、これはシマノがパワーメータークランクの重要性を認め、かなり早い段階で情報、もしくはプロトモデルを渡していたのでしょう。
http://www.bikeradar.com/news/article/srm-adding-dura-ace-9000-for-2013-interbike-2012-35328/
まあプロには必須品とはいえ、単体でデュラエースフルセットを超える価格、シマノの専門外であるセンサー部品、バッテリーなどの交換の煩雑性を考えると、専門メーカーと連携を密にするのは正しいことだと思います。積み上げたノウハウも、専門メーカーならではの精度もありますしね。
しかし実物を見ると……、78? ごしごし……、78クランクですね。79に続いて9000もだめでしたか。SRMの技術も大したことがあるようなないような……(笑)? と言っても79も9000もクランクアーム部のみならず、スパイダー部分まで中空になっているようなので仕方ありませんか。
ええと、どこかで断面サンプルを見たような……?
あ、ありました。どこで拾ったかは忘れてしまいましたが……。確かにスパイダー部分の根本にある程度肉厚がないと上手いこと加工できませんか。
これはSRMうんぬんより、シマノの技術がすごすぎるんでしょう(笑)。カーボンクランクではカンパ、スラム、FSAが中空化に成功しています。確か差新モデルではスパイダーアームも出来ていたような? 皆、頑張っていますよね。でもある行くランクでここまでこれたのはシマノだけなんですね。多分、重量も一番ありますが、剛性もぴかいちですから。何を重視するか、各社で異なるかは当然です。
ただ気になるのは精度です。今まではどのクランクでもスパイダー部は等ピッチでした。しかし9000は不等ピッチです。これで正確に測れるんでしょうか? 測れるんでしょうけど(笑)。難しそうですね。ここら辺は長年培った技術でしょうか。
今後数年、よく見ることになるでしょう。

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