クッシュコア
タイヤインサートとしてだけでなく、より積極的な『ダンパー』としての使用を想定しています。

クッシュコア本体のクッション部

バルブコア

バーティカルインパクト

ラテラル(横)バイブレーション

ロンギトゥディナル(縦)バイブレーション
各種データ

他メーカーとの比較データ
http://www.cushcore.com/
今回、こんなに特集のようにタイヤインサートを探してみたのは、このクッシュコアを見たからです。遠心力で外周部に溜まるシーラントでは不可能な、パンクの可能性として最も高いスネークバイトを防ぐのに最も有効なリム側に装着するというコンセプトは理にかなっています。今までもいくつか似たような耐パンク製品はありましたが、ここまでまとめ上げたのはクッシュコアとごくわずかなメーカーだけです。
クッシュコアも他のタイヤインサートの主流と同じく、チューブレスレディを併用する構造です。そこにリムよりも幅広なクッション材を入れる。そうすることでリム打ちのような尖った障害物方タイヤを守り、リムを守ってくれます。
クッシュコアが面白いのは、これを入れる事でタイヤ自体の剛性も上げ、各種の振動を減衰するダンパーとしての役割を持っていることです。そしてタイヤの根本を支えることにもなり、バイクをローリングさせたときの腰砕けもなくしてしまう。プラス空気圧をより低くしても使用できるというメリットを持ち合わせているそうです。
……出来すぎじゃありません?
重量はそこそこあります。27.5で250グラム、29erで260グラムです。ただクッシュコアを入れる事でタイヤおよびリムが守られ、より軽量なものを使っても壊れる心配がないのだとか。とするとそこそこ相殺されると考えても良いかもしれません。
この一連のタイヤインサート。誰が考えついたのか、これはMTBタイヤの小さな革命でしょう。チューブレスレディに近いのではないでしょうか? ……ちょっとほめすぎですか(笑)?
そして、このクッシュコアも日本に入ってきてます! エイアンドエフです(
https://afbikes.com/category/cush-core/)。サンタクルーズがなくなったりして寂しかったんですが、まだまだ頑張っているようです(笑)。

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