「No202・203/第2回スローピッチソフトボール東日本大会」
東日本遠征
2007年8月18日
宮城・仙台市泉区 シェルコムせんだい
202
第一試合
ボブルヘッズ5−7MSL選抜
TN1|2|3|4|5|6|R
B 1|2|0|0|2|0|5
M 3|1|1|1|1|×|7
敗:Ciao
本塁打:Tony
スターティングオーダー
01番・RF・FIsh
02番・SS・ハッチ
03番・1B・Pochi
04番・LF・Tony
05番・SF・KENDALL
06番・3B・Hamada
07番・2B・bunta
08番・DP・ホエキチ
09番・EH・EGOIST
10番・CF・しまたけ
(P・Ciao)
盛岡・MSL選抜への雪辱は、ならなかった。
ボブルヘッズは初回、Fish、ハッチのいずれも左前への連打とPochiの四球でいきなり無死満塁の好機。Tonyの遊ゴロ二封の間に先制点を奪うものの、後が続かない。結局3残塁と、いやなムードが漂った。
先発・Ciaoはその裏、高まったアドレナリンが空回りしたか、四球、4連打、犠飛で3失点。しかし、投ゴロを無難に本塁封殺するなど、以後の投球も1四球のみと落ち着きを取り戻し、大量失点は与えなかった。
打線はCiaoの力投に応えられない。2回は3安打1四球をからめながら、EGOIST、Fish、Tonyと内野ゴロに倒れ計2得点。3回に至ってはKENDALL、Hamada、buntaといずれも内野ゴロの三者凡退、4回も無得点に終わる。5回にTonyが四番の意地を見せ、2点本塁打を左翼席に叩き込んだものの、最終回となった6回には、Tonyの左直で二走・Fishが飛び出し併殺打。計11残塁と、いいところなくMLSに連勝を許した。
Ciaoの7失点は、及第点。それだけに、特に5回2死満塁でのしまたけの三ゴロを筆頭に、この日も「あと1本」が出なかったことが重くのしかかった。救いは6四球を選んだ「積極的な待ち」の姿勢といったところか。
WBC・王ジャパンの対韓国戦を引くまでもなく、同じチームに3連敗は許されない。来年こそはの思いをつなぎたい。
203
第二試合
ボブルヘッズ6−1仙台選抜イーグルス
TN1|2|3|4|5|6|R
B 0|0|4|0|2|0|6
S 0|0|0|0|0|1|1
勝:KENDALL
二塁打:しまたけ
スターティングオーダー
01番・RF・FIsh
02番・SS・ハッチ
03番・2B・ちんへっど
04番・LF・Tony
05番・1B・Pochi
06番・P・KENDALL
07番・CF・しまたけ
08番・RF・ホエキチ
09番・3B・Hamada
10番・C・BUCHI
仙台劇場第二幕は、「父子対決」から始まった。ボブズの先頭打者はFish、対する仙台の先発は、BBM竹内。「若い子は、打たれて当たり前のスローピッチの投手をやりたがらんのだ」と苦笑しつつ、連投のマウンドに上がる。勝利の女神は、息子に微笑んだ。1−1からの3球目を捉えた打球は三遊間を破る。Fishは2打席目も左前へ、3打席目はストレートの四球。4打席目も痛烈な遊直と、ほぼ完璧な打撃を見せ「圧勝」した。
4回には、久々の集中打。初球を思い切り振りぬいたBUCHIの打球は三遊間へ。Fishが続いてハッチ凡退の後、第一試合を宮城球場でのプロ野球観戦のため欠場した、ちんヘッドが遊撃内野安打、Tonyも三遊間を抜き先制点。Pochiがそつなく左犠飛で2点目、KENDALL、しまたけの連続左前適時打で、計4点を挙げた。
5回にも、この試合3の3となる、しまたけの左前打などで2点を加え、勝負を決めた。内野安打を含め、12本の安打はすべて引っ張り。長打こそしまたけの二塁打1本だけだったが、「思い切り振り抜け」との、綱島理友監督の指示に応えようという姿勢が顕れたのは収穫といえる。
圧巻は、先発KENDALLの投球。初回から球が上がり、ストライクを先行させる。6回を7安打無四球、しかも3ボールさえ与えず、2回、5回に至ってはすべてストライク投球。完璧といっていい内容だった。完封を逃した6回の失点も、ゴロが左中間へ転がっての三塁打に、左前へのテキサスヒットという不運なもの。今後のTISL戦の巻き返しに向け、計算が立った。
守備でも、2回にはHamadaが自ら三塁を踏んで5−5−3の併殺打。3回に二塁・ちんヘッド、5回にはSF・Fishが、それぞれ難しいゴロを軽快にさばくなど、光るプレーが目立った。
【遠征雑感・18日】(おまけ)
今回、ボブズの主力は東北・秋田新幹線<こまち15号>で仙台入り。各駅停車の長時間移動を厭わない「青春」ホエキチ、Pochiは、18きっぷで東京を発った。<こまち>車内では、綱島監督が各選手を修学旅行の引率教師の雰囲気で自席に呼び、戦術チェックに余念がなかった。
「ホテルメイフラワー仙台」(青葉区)にチェックインした選手らは、近くの北京料理店「龍亭」で昼食。ここは、冷やし中華を、店主が1937(昭和12)年に日本で初めて提供したという「発祥の地」。海老以外の具が別皿に盛られているのが珍しく、蒸し鶏とキュウリを取り分け易かったことに、綱島監督は安堵の表情。それらは、向かいの席のしまたけの胃袋に収まった。元祖体験は話のタネにもなり、味もまずまずだったが、
1,260円という値段設定はいかがなものか・・・。
試合会場のシェルコムせんだい(泉区)への移動は、BBM竹内御大ご手配により、仙台選抜チームの方々の自家用車に分乗。帰りも反省会会場の「ふくふく」(若林区)まで、ホテル経由で送っていただくという、至れり尽くせりの対応に選手一同、申し訳ない思いだった。
反省会は、脂の乗ったサンマ塩焼き、鶏空揚げ、鉄板焼に、うわさの焼きラーメンなど。飲み放題で3,000円と、こちらは超お値打ち価格。「おおむねいつもの連中が、いつもの調子で」最後は、ぐだぐだ。ホテル周辺が繁華街から離れ、飲食店がほとんど見当たらなかったことを考えると、ここでも竹内さんの気配りに感謝の声が上がっていた。「○○や××らを自由に深夜徘徊させることは、市民感情を考えると、むしろ逆効果」(某球団首脳)との判断も働いていたようだ。
