またまた季節風で校正ミスをしてしまい、次回からは頼めないみたいなことをいわれてしょげていた。でも、締め切りは待ってくれない。約束は違えられない。秋に出る予定の「父ちゃん」の手直し、なんとか終えた。九月から連載開始の毎小の作品だけ残っている。四月に終わりにしないと、続けている投稿作品ができない。それで、毎小の作品を日割りの字数で計算してみたら、一日四千字になった。無理かなあと思っていたら、なんとか続いている。今日も予定数完了。でもよくよく考えてみたら、四千字なんていうのはたったの十枚でしかない。昔、「月夜のバス」のとき、一晩で二十枚も書いたことがある。しかも途中に宴会が入った一晩である。それを思うと、あのころは若かったなと思えるだけである。決して今もそれくらいとはいえない堕落さ加減の今日この頃である。情けない高橋秀雄である。

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