辻貴司さんのデビュー作だ。第33回福島正実記念SF童話賞大賞作品。
ある朝、奏太は登校途中で何かがついてくることに気付く。犬のようだが姿が見えない。足に触れる。息を吐く音、足音まで聞こえる。ボールを投げてやると拾ってくる。意地悪く田植えが終わった田んぼに放ると泥だらけになって拾ってきた。泥で犬の形が分かった。
透明犬は奏太の教室までついてくることになる。奏太が入れたのだ。校庭で宙に浮いているボールを見て、透明犬に気がついてしまった。ボールを探しに行かせてその隙に学校に来てしまったが、気になっていた。透明犬は奏太のイスの横にいることになる。
さて、これから冷や冷やのドタバタが始まる。給食の時間は最高だ。献立はビーフシチュー。どんな騒ぎになるか想像するだけで楽しくなる。
この作品のすごさは、どうして透明犬が出て来たのか、そして、透明犬はどうなるのかだ。すべてに奏太の今の想いにかかっていたのだ。透明犬は一緒に早退してきた美優と遊び、飼うことに決めた。奏太はトウメイのメイを名前にする。そして、感動のラストだ。ラストでの感激を大勢の人と共有したい。
内田麟太郎さま
津川雅彦さん一族、みんなおもしろかったですね。奥さんも。「後妻業」観てみたくなりました。「スカイツリー」と叫ぶシーンだけでも見たいです。イヤらしくて楽しい……、楽しみになりました。
木枯しモンジャロウさま
福ちゃんも太知喜和子さんも色っぽい、かな。会いたくなりました。ブログで噂されていることなど知らないでしょうね。知らぬが仏。
絵本の河さま
去年は鬼怒川の下流でしたが、今年は上流が被害にあったようです。九州暑いようですね。こちらは日照不足でしょうか、最高気温が26度なんて日が続いていました。昨日、やっと30度超え。今朝も寒いです。秋ですねえ。
しいこさま
そうそう、かわいい猫ちゃんは人見知りするんですよ。のさばるように出てくるのはドラ猫だけです。実家の猫はサルみたいに引っ掻きます。猫ちゃんたち、寿命がもっと長ければいいのに……。
創作日誌
北海道の台風被害は怖かった。やはりどこかに人的災害があるのではと考えてしまう。ご無事を祈るばかり。
作品評を書き、さて、同人誌評に行こうとしたが、巻頭の文が浮かばない。それは今朝の散歩中に考えましょう。
某社の偉いほうの人に恐れ多くも作品を送ったら、お返事が。読んでくれて、担当さんに預けられたとか、首の皮一枚つながった感じだけど、読んで、返事を頂けただけでうれしい。何よりも、手元にないことの喜びが大きい。
そうだ、昨日はばんひろこさんご夫妻と電話で話したんだっけ。年末までに御嶽に行く約束もした、旦那とだけど。
今日は同人誌評をやっつけて、依頼状一枚くらいは片づけましょう。

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