作・今井福子 絵・いつか 文研出版
表紙を見て、物語の展開を、改めて想像してしまう。
後ろを振り返っているのが、主人公で1年3組のれなちゃん。目だけで背の高い6年生を見ているのが、れなちゃんの仲良しのたけちゃんだ。たけちゃんはその6年生と仲良しで、けんにいちゃんて呼んでいる。
れなちゃんは飼育小屋でウサギのチュロに会いたいのだけど、こわそうなけんにいちゃんがいるので、怒鳴られたりするから、チュロを遠くから見るだけだ。たけちゃんと仲良しだとわかったけど、一人で行く勇気がない。
けんにいちゃんがどうして怖いのか、たけちゃんに聞いた。でも、同じ人だと思えなくて、確かめに行ったら、けんにいちゃんがヤギのウンチを掃除していた。それをたけちゃんに話したとき、どうして怒鳴ったりするようになったかを聞くことができた。
月曜日、朝の会がある日も、れなちゃんはチュロに会いたくて、飼育小屋に行く。でも、小屋の中にチュロの姿がない。朝の会の始まる時間を気にしながらも、チュロを探し続ける・・・。
あとは、読んでのお楽しみだけど、れなちゃんの気弱さが、ウサギの臆病さにも思える。れなちゃん自身のようだし……、オドオドしたれなちゃんの一生懸命がうれしかった。
今井福子さんの初めての幼年絵童話作品。
あの人も読んで欲しいな。きっと読んでくれると思う。読み聞かせしてくれる人もいるんだよなあ。期待しています。
木枯らしモンジャロウさま
23日、一応OKの返事はしていますが、近辺でコロナが蔓延するようなことがあったら、遠慮するかもしれません。他の人へ、という心配があるもんね。近所にものすごく自分勝手な、クラスター2度目の幼稚園もありますし……。そんなところです。
創作日誌
今日中に、といっても午前中にだけど、仕事を終えましょう。晴れたら散歩も考えるけど、寒さが厳しすぎる。体の百葉箱がいろいろ教えてくれる。雪はまだらしい。ただ、空っ風は今日から吹くみたいだ。
今井さんの本のことを打ち込んでいると、「たけちゃん」が「竹ちゃん」て出てくる。児文協の隣の竹ちゃん、どうしているだろう。29日までに下火になったら、ミホコちゃん、吉田さんと宴会で切るのだが……。
さて、長編と言うか短編四つ、しっかり始めましょう。そうだ、ぱかっ話のハガキの返事も出して来なきゃ。いよいよ、おバカ二人の意味のない文通が始まる。

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